登場人物の紹介
【主人公:アレス・スカーレット(Ares Scarlet)】(女性)
種族:人間
年齢:17歳
肩書:勇者見習い/名ばかり勇者/泣き虫勇者
【性格】
とにかく泣き虫。初対面で敵を見るとまず土下座しがち。小心者で自己評価がとても低く、他人の顔色をうかがってばかりいる。戦うのが怖くて、剣もまともに振れない。
でも、「勇者に選ばれた」という責任感だけは心のどこかに根を張っている。素直でまっすぐな性格なので、信じた人の言葉には影響を受けやすい。恐怖と不安の裏には、「本当は強くなりたい」という願いが眠っている。
【口癖】
「む、無理ですってぇ……!」
「ごめんなさいっ!ごめんなさいぃぃぃ!」
「やっぱり帰っていいですか!?」
「えっ?でも……私なんかが……」
「……でも……私、やってみたいかも……」
【主人公:護】(オス)
・ 種族:ホブゴブリン(転生者)
・ 年齢:人間時代 38歳 → 転生後 5歳(魔族年齢)
・ 肩書:ホブゴブリン → ゴブリン隊長(進化予定)
【 性格】
一度、このゲーム世界をクリアしているため、初期状態に戻っても慌てず騒がず。洞察力・判断力ともに優れており、他の魔族たちが気づかない「勇者アレスの素質」を見抜いている。教育的指導に燃える“スパルタ気質”と“面倒見の良さ”を併せ持つ。敵でも味方でも「成長を見るのが好き」という謎の指導者欲がある。
【口癖】
「俺が育てなきゃ、世界終わる」
「強くなれ。生き残れ。そしたら、見える景色も変わるぞ」
「お前はまだ、“始まってすらいない”んだよ」
【ゾンビ伯爵ロベール】オカマ
・ 種族:アンデット
・ 年齢:9999歳(魔族年齢換算)
・ 肩書:ゾンビロード(魔王軍元四天王/現フリー乙女系伯爵)
【 性格】
ロベールは極度の乙女趣味を持つゾンビ貴族。死してなお高貴な嗜みを重んじ、紅茶と刺繍、そして日記をこよなく愛する。言動はどこか気品がありながら、若干のオネエ言葉とメルヘン願望が混じっている。人間との戦争にも消極的で、「争いよりもレース編みに時間を使いたい」と本気で語る。
その一方で、怒ると周囲の瘴気が暴走するほどの戦闘力を誇り、“ゾンビロード”としての実力は魔王軍時代でも随一だった。
【口癖】
「あらやだ、墓から出ると腰にくるのよね〜♪」
「命ある者も、ない者も、おリボンでつながるのよ♡」
「まぁ〜〜〜なんて残酷な言い方ッ!でも嫌いじゃないわッ♡」
「わたくし、もう一度刺繍できるかしら……?」
「勇者ちゃん、お肌がぷりぷりで羨ましいわぁ……」
【スライム姫 リュミエール・メルメル=ド=トロワ】
・ 種族:高等スライム族(王族系)
・ 年齢:見た目は18歳ほどだが、実年齢は不明(千年以上の記憶を持つと言われる)
・ 肩書:第三魔王家の末・ヒメリア王国「交流親善大使(自称)」異種共生の夢を掲げる平和主義者
【性格】
トロけるようにピュアで情熱的、でもどこかフニャっと抜けている”天然系姫君。会話のテンポが独特で、話題がスライム的にぬるっとズレることもしばしば。でも悪気はなく、どんな相手にも「よいしょ♪」と持ち上げてくれる癒し体質。物理的にも“接触”が好き。ぬるっと抱きついたり、相手の頬にぺたっと張り付いたり。本人にとっては「友情表現」だが、初対面ではドン引きされることも多い。人間でも魔族でも、種族の差なく“ぴとっ”と距離感ゼロで接してくる。誰とでもすぐ仲良くなろうとするが、時々距離感がおかしくて誤解されがち。
スライム体の特性で情報伝達が速く、記憶力・分析力は高い。
実は政治的素養もあり、魔王軍と人間の共存政策の青写真を密かに描いている。
【口癖】
「ぬるっといくよ〜♡」
「うふふ、わたし万能だから〜」
「ロベールちゃ〜ん、また一緒に刺繍しよ〜♪」
【白銀の子羊 ラ・ミューズ】
種族:人間と魔族の混血(ヒューマノイド×デモン)
※“神聖属性に強く、魔属性にも適応する”極めて稀少なハイブリッド種。
年齢:見た目は16〜18歳ほど(冷凍睡眠の影響により実年齢不明)
肩書:白銀の子羊(実験体コード名:L-MUSE)
【性格】
人工的に感情を制御されているため、無表情・無感動。命令には忠実だが、どこか人間味の欠片が残っており、時折“何かを思い出しそうになる”。物音や言葉に対して「懐かしさ」のような反応を示すことがあるが、それが何かを自分ではわかっていない。
元々はとても優しく臆病で、誰かの役に立ちたがる健気な子だった。
王都では“混血”という理由で差別され、孤独を感じながらも懸命に笑おうとしていた。
動物が好きで、特に羊に強い親しみを感じていた。
「わたしもいつか、誰かの安心になれたらいいな」と言っていた記憶がある。
【口癖】
「排除シマス」
「対象、確認……攻撃ヲ開始」
「命令、完遂」
「不必要ナ感情ハ、削除済ミ」
「戦闘最適化完了。作戦ヲ実行」
「制圧開始……抵抗ハ無意味」