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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約3ヶ月以上の間、更新されていません。

逆さまの蝶

作者:あさき
冬の終わり、誰もいない丘の上で、少年は少女に出会った。
白い息と静けさの中、彼女はそこに「いる」よりも「在る」に近い存在だった。
まるで、季節の狭間にふと現れた夢の欠片のように。

彼女の名前を聞いた気がした。けれどそれは、風にさらわれて消えた。
何度か言葉を交わし、何度か笑い合ったけれど、いつも次の瞬間には遠ざかる幻。
それでも少年は、その曖昧な光に心を惹かれていった。

やがて春、高校の制服に身を包んだ彼女は、現実の中にいた。
教室の陽だまり、窓の外の風、手のひらのぬくもり――
まるで彼女がこちら側の世界に降りてきたようだった。

けれど、どれだけ時間を重ねても、
彼女の瞳の奥には、触れられない景色があった。

まるで、今もどこか遠い場所で、
自分に気づかれないまま眠っている夢のように。

これは、手を伸ばした先にあった温度と、
手を伸ばしてもなお届かなかったひとつの恋の記憶。
1.丘
2025/04/13 20:09
1-2.丘
2025/04/13 21:31
2.少女
2025/04/13 22:52
3.日常
2025/04/13 23:56
3-2.日常
2025/04/14 00:24
4.非日常
2025/04/14 00:45
4-2.非日常
2025/04/14 00:55
4-3.非日常
2025/04/14 01:11
4-4.非日常
2025/04/14 01:18
4-5.非日常
2025/04/14 01:34
5.変化
2025/04/14 01:55
5-2.変化
2025/04/14 02:09
6.季節の終わり
2025/04/14 02:15
6-1.季節の終わり
2025/04/14 02:42
7.
2025/04/16 23:52
7.1
2025/04/17 00:01
7.2
2025/04/17 00:05
7.3
2025/04/21 01:17
8
2025/04/21 01:29
8.1
2025/04/21 01:39
8.2
2025/04/21 01:56
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