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⑵『ミュータブルハンター』

⑵『ミュータブルハンター』



所謂、ミュータブルハンターは、俺とは相いれない対象だとは思わない。何れ、出会うべくして出会う、という流れの中の、ミュータブルハンターではある。同時に、何故、俺がこの小説を書き出したのかも、判然とはしないのだ。



しかし、そんなことよりも、やはり、ミュータブルハンターを探ってみる必要性が有りそうだ。無常の狩り人、そんな感じだろうが、それがどうであれ、無常であることは、何かしらの、無常観を持って居る狩り人なのだろう。



それは、果てしなく、ミュータブルなのであるからして、どうにもこうにも、俺は対峙することが、何やら怖い気もするし、しかし、一度、明瞭に邂逅して置くべき対象である様な気もする。何にせよ、難しいところだ。

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