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⑴『ミュータブルハンター』
⑴『ミュータブルハンター』
㈠
ミュータブルハンターという、現象しているかしていないか、全き不明の、その存在について、考察してみようと、文章を書く。ミュータブルがハンターなのか、ミュータブルなハンターなのか、其れも良く、分からないのだ。
㈡
難しいことではない、ただ、対峙する時に、どう立ち会うか、という事が重要で、ミュータブルがハンターでも、ミュータブルなハンターでも、どちらでも良いのであるが、とにかく、書き出したからには、終わりまで書かねばなるまい。
㈢
そもそもが、ミュータブルとは、無常の、という意味らしい。この小説では、無常の、の意味で使って行くが、そうなると、向井秀徳の、繰り返される諸行は無常、が浮かんで来るのも、当然の事では、有ると思って居る。