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るう子の雑記帳

秋の味覚

作者: 工藤るう子

秋ってサンマだよね


 色々ご意見はおありでしょうが、個人的に秋はサンマがあれば満足。スダチと大根おろしがあればなおよしってタイプです。が、最近はサンマが高級魚。切ない。

 地元が昔遠洋漁業で栄えたところなんで、祖母の知り合いが漁から帰ったら困るくらいサンマをくださっていて、三枚に下ろしてみりん干しを作ったり一夜干しを作ったりが幼い頃の我が家の秋の風物詩だったのですよねー。

 わたしも邪魔になる手伝いもどきで下手ながらおろしていましたが。

 そういえば、近所にあった魚屋さんのオバチャンに可愛がられていまして、魚おろすのよく見ていました。目打ちで打ち抜かれた穴子をみごとな手つきでさばくオバチャンすごかったなぁ。今はちょっと怖いと思うかも。なんせ目打ちでまな板に固定された穴子まだ動いてましたしね。あれ神経の反射だったのかなぁ?

 サンマはすっかり食材になってましたからその不安は皆無だったのですけどね。

 そう。これを書こうって想ったのって、某方のブログを拝読していまして、ほうーーって思ったからです。

 サンマを焼くのにわざわざ腸を出すのかぁ。けしゃな方だなぁって感心しました。

 我が家は基本、丸ごとそのまま焼いてましたからね。頭も落とさなけりゃ当然腸もそのまま。食べるときに自分でお皿に出すわけですよ。それがポン酢や大根おろしと混じってもなんとも思いませんでしたね。今もですよ。まぁ、あれやそれやがどうやら寄生虫らしいというのは最近知りましたが、焼いてしまえば蛋白質ーーって誰かが言ってましたっけね。誰だっけ? ともあれ、一夜干しなんか父は頭から丸ごと食べていましたしね。わたしはさすがに一度頭から丸かじりにチャレンジしましたが、以降は頭と尻尾はごめんなさいーーでしたけど、腸は食べてました。あれ一夜干しだとコクが出て美味しいんですよね。ちょっと辛いけど。卵持っているのに当たるとなんか得した気分になったものです。

 サンマの料理といえば、サンマのスープというのが我が家の秋の定番料理にありましたね。材料はキャベツモヤシ人参生姜とサンマ。三枚下ろしのサンマを一口大にして、生姜と一緒に油で炒めて野菜を放り込んで油に馴染ませて水をいれる。塩コショウで味を整えて、最後片栗でとろみをつける。これだけなんですがわたしの好物でした。最近じゃできないですが。美味しかったんですよね。

 後は三枚下ろしのサンマに梅とシソととろけるチーズを巻いてフライパンで焼く。パン粉をつけても美味しかろうとは思いますけどね。これは大学生の時に自分で思い付いて作ってみたものですけどね。結構美味しい。けど脂っこいかな。

 サンマの梅肉煮とかも美味しかったな。

 ただサンマでも苦手なのが、一個ありました。食べれない訳じゃないけど、どうも苦手。サンマの刺身。癖が生だと苦手になるらしい。不思議です。

 あんなに沢山のサンマを食べる機会はもうないのかなぁなんて思うと寂しいものです。

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