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Yuuta's Life ~双極~  作者: 佐久間五十六


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たられば

 たらればにはなるが、双極性障害が無ければヒトミと離婚していなかったであろうし、両親に匙を投げられ社長に出会う事もなかったであろう。


 とも思っていたが一度きりの人生だ。過ぎてしまった事を悔やんでも仕方無い。それよりも解決しなければならない課題が山ほどある。それを一つ一つ潰して行くしかない。


 精神力が弱いのではない。双極性障害は脳の病気だ。気合いでなんとかなる病気ではない。きちんと薬を飲みきちんと飯を食べきちんと眠る。それで病気をコントロールさせるのである。


 この病気は少しでも油断すると、ぶり返す。コントロールは出来ても完治は望めない。それは心がけておく必要はある。


 ユウタの食生活は自炊もするが、社長に外食に連れて行って貰いゴチになる日も少なくない。その為、実家にいた頃より、食生活の質は落ちていると言える。慢性的な金欠により満足な食材を揃えられていない。まぁ、ユウタは腹を満たせられれば、それで良いのであるが。


 薬も仕事の関係で飲む時間が一定ではない。規則正しい生活は双極性障害の罹患者には必須である。とにかく双極性障害Ⅰ型の罹患者で、最も恐ろしいのは躁転である。刺激物(酒やタバコ)の過剰摂取もユウタは直さなければならない点である。


 過ちを繰り返さない為にも、まずは己に厳しく人に優しくあるべきである。双極性障害はボタン一つかけ間違えただけで、ぼろぼろと崩れて行く非常に脆い特徴がある。その為、入院と言う最悪のケースを避ける為にも規則正しい生活を送る必要があるべきだろう。

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