捌 Eightpgempa(この戦いの意味とは何か)
この宇宙でいう戦いが始まる。だが、それは人間に理解できるものではなかった。〘〙
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人間に理解ができないと言うことは【神】も理解ができない…筈だ。だが、今、人間の思考を遙かに凌駕し、相手の動きを予測、自分の行動と、計算を分けて解答を導く。これができるのも、この世界の神であり、別世界の人間であるからこそだろうか。さて、未知を体現したような存在。どう計算するか見物だね。
「詠唱破棄!!⌘称号“エンチャンター”獲得!!⌘“ドルグェスミ”(意味のない言葉を価値ある物へ)⌘“にねきゅこ”(存在は開花し、果たして昇格と生る)」
コマンドを使用する。脳は働いているが、舌はうまく言葉を紡ぐことができない。だから、コマンドで手を打つ。1秒でも、刹那でも良い。早く、とにかく早くしないといけない。もう時間は残されていない。もう一つのコマンドは全部のステータスの上昇。相手をテレポートさせることも出来るが無理だろう。また来てしまう。ここで処理しないといけない。勝てる確率の計算なんて無駄だ。負けても全てが終わるのだから。勝ちを目指して突き進むしかない。「魔導、開け⛩よ」軸を移動させ、違う座標のものを呼び出すもの、それは
『マダシニタクナイ』『オカアサン』【紛れ】。しかも宇宙生物のものもくっついているようで、更に不気味さを演出している。
首を切断。これで動きが止まらなければ、負けはほぼ決まるようなものだ。もうアンデッドでもなければ静止する。
…なんだか、違和感…だが、そんなことを気にしている場合ではない。しかもその違和感を、俺は知っているはずなのだ。「そて、はあみ(いくぞ、我が神剣)」 取り出されたるは神と称されるに相応しい人間に相応しい剣。それは剣とともに舞うのではなく、それは剣を目立たせるための舞にすぎない、それは剣であり、一つの舞台装置と言える。須臾、動き始める。ただただ敵を殺すための一撃。だが、届かない。敵は揺れる。「騙されたね、君はこれは見えないのか。」それが何かと言うのはわかるが、だからといって対処は難しい。様々な可能性や力を並列で思考し、同時に自身の動きへ出力する。少し出力するときの効率は下がるが、これでいい。そもそも相手は神より上位の存在。計算ができるだけ儲けものだ。あと1。保ってくれ。
【世界】
そろそろ行こうか。もうあいつもいらないだろう。余計なキャラ付けをさせてしまったが…本人も楽しんでいただろうし、良いか♪
(軈て終る御話を、お樂しみに…)
神楽はスーパーパワーで安心安全に観戦しています。この世界で1番重要な存在なのに(させられたの間違いか)、最後は扱いが雑です。まぁ、もうこの世界は壊れつつあるので、しょうがないのですが…というわけで!次回で泣いても笑っても勝っても負けても最終回です。(よかった…今回のお話はちゃんと完結できそう)僕のメモアプリにはあと十数くらいお話の案があるのですが、全部途中で投げてしまっているんですよね。これが終わったらお蔵に入っていたのを引っ張り出して、続きを書こうと思います。
…次回が最終回なのにここで色々書いてしまった…ま、いっか。