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プロローグ 〜ハッピーエンド〜

始めまして。

読んでくれる方がいてとても嬉しいです‼

更新は遅いですが頑張っていくんで、どうぞよろしくお願いします‼

 

 ーーその物語は使い古された設定と登場人物が紡ぐ奇想天外な物語……ーー



 ーーある国に生まれた勇者は子供の頃から強い力を持っていました。

 周りはその力を恐れ一人また一人と離れていき、気づけば勇者の周りには誰もいなくなりました。


 一方、ある国に生まれた魔王は子供の頃から皆に愛されて育てられました。

 力こそありませんでしたが周りには魔物が沢山いて、一人になる時間の方が稀でした。


 そんなある日、偶然勇者と魔王は互いの存在を知りました。


 勇者は魔王を妬ましく思いました。

 自分は独りなのに、魔王は誰かに囲まれているから……


 魔王は勇者が怖くなりました。

 自分にはない強大な力を持つ、そんな勇者が怖かった……


 いつしか互いの動きを監視し合うようになりました。

 いつ大きな戦いになってもおかしくない、そんな状態が長く続きました。


 そんな勇者と魔王の関係を知ったある神様は二人の仲を良くする為にある呪いをかけました。


『貴方達はこれから片時も離れる事を許しません。 片方が死ねばもう片方も死ぬ……そんな呪いをかけました。 貴方達は仲良くあってこそ輝くのです』


 そう二人に伝えると神様は二人の目の前から消えてしまいました。

 二人はそんな呪いなど……と思いましたが、死ぬと言われた手前互い手が出せませんでした。


 しかし、ある日勇者が気づいたのです。


『神様を倒せば呪いは解けるんじゃ』


 二人は一時休戦として、神様を倒す旅に出ました。


 様々な苦難を乗り越え、ついに神様を見つけ出した二人。

 二人は望みました。


『こんな呪いはいらない』


 神様はこう答えました。


『貴方達の呪いはずっと昔に解けています。 だって、貴方達が仲良くなったら解けるようにしていましたから』


 そんな神様の答えに二人は顔を見合わせて……笑い合いました。

 あんなにいがみ合っていた二人は知らない間に友と呼べる、かけがえのない存在へとなっていたのです。


 だから、二人は望みました。


『お願いです。 どうかこれからも二人仲良くいれるようにしてください』


 神様は笑顔で頷きました。ーー



 ーー二人の物語はそこで終わりを迎え、ある種のハッピーエンドに辿り着きました。


 ……しかし、この二人がーー例えば現代に蘇っていたとしたら……


 二人の物語はさらに素敵にーーさらにバカらしい終わりを迎えるのかもしれたせんね……ーー




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