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工業高校はデスゲームに最適です  作者: 霧ヶ峰藤五郎
2章 深淵編

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2棟 8幕 巡る輪廻と闇夜の深淵 Ⅲ


「さて、少し整理しようか。」


小川が人差し指を立て、俺たちに呼びかける。

ケルベロス戦が終わった後、俺ちは1度講堂に帰り

各ギルドで作戦会議が始まっていた。

俺達は9人で輪を作り、今までの状況を整理する。

塚野と清水はギルメンじゃないが、

なんだかんだ手伝ってくれてるので、

一応作戦を組み込もうと小川が言いだした。


さて、今の状況の説明をそこの君にした所で

小川の会話を続けていく。


「俺達は古室達を倒したら屋上の鍵を手に入れたから

裏ボスかと思って屋上を開けたら

前座のケルベロスで苦戦。

何とか倒した俺達は1度戻ってきた。

このままやっても負けが濃厚だから、

この後戦うであろう裏ボスとのやり方を決める。


それが高原先輩の提案だったな?」


小川がそう状況を話すと皆が無言で頷く。

しかし、それよりも


「お前らもっとどうにか出来ないか?!」


寝転がり、首だけこちらに向いている状態の大和と

颯人が俺の方を向いて、首を傾げるような動きをする。

2人とも動けないのは分かっているが、

余りにも面白すぎる。

首だけぐわんぐわん動くんだから、

笑いを堪えるのがそろそろ限界だ。

大和は俺の方を向いてそのまま喋り出す。


「俺達の事はともかく、裏ボスについてだ。

普通に戦っても勝てねぇのが犬っころでわかった。

まずは動きを見るために、

数人で戦ってみるのもアリだと思うぜ。」


大和はそう言っているが、

もし1層教務室みたいな唐突にボスが湧くタイプなら

数人じゃ脱出まで行けないだろう。

ケルベロスで100を優に超えているレベル。

対策を取るための対策を考えなければならない。

俺が考え込んでいると、

山口が閃いたように目を光らせ、話し始める。


「そもそも考え過ぎなんじゃねぇか?

もしかしたらケルベロスより、

少し強いくらいかもしれねぇだろ?」


俺はその事を聞き、口を抑え、さらに思考を回す。


確かにいつから裏ボスのレベルがケルベロスとの差が圧倒的に開いていると()()()()()()()んだ?

1層の保健室のトカゲと階層主の犬のレベルは

3つしか差が無かった。

ケルベロスとのレベル差もそれしか無いかもしれない。

確かにそれなら裏ボスの動きを偵察するくらいなら

出来るかもしれない。


俺は希望が見えてきて、ニヤけが止まらない。

俺は1週間後に裏ボス攻略のために動きを見ておくと、

高原先輩に伝えると快く了承してくれた。

大和と颯人の体が治り次第、作戦をさらに練って行こう。

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