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工業高校はデスゲームに最適です  作者: 霧ヶ峰藤五郎
2章 深淵編

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17/18

2棟 7幕 巡る輪廻と闇夜の深淵 Ⅱ

高橋 歩夢 Lv34

STR 60 VIT 70 AGI 46 DEX 16 INT 10

ランク ゴールド(STR5%up 全ステータス2%up)


小川 翔太 Lv32

STR 15 VIT 10 AGI 15 DEX 49 INT 123

ランク ゴールド


烏丸 大和 Lv 35

STR 25 VIT 10 AGI 199 DEX 36 INT 14

ランク ゴールド


杵鞭 優斗 Lv32

STR 25 VIT 202 AGI 10 DEX 12 INT 10

ランク ゴールド


佐藤 颯人 Lv36

STR 194 VIT 16 AGI 14 DEX 29 INT 25

ランク ゴールド


山口 悠人 Lv32

STR 99 VIT 99 AGI 43 DEX 22 INT 10

ランク ゴールド


相良 孝介 Lv29

STR 10 VIT 10 AGI 13 DEX 58 INT 107

ランク ゴールド


清水 新太 Lv 39

STR 129 VIT 95 AGI 75 DEX 43 INT 10

ランク プラチナ (STR5%up 全ステ2+5%up)


塚野 世那 Lv 40

STR 136 VIT 68 AGI 102 DEX 47 INT 12

ランク プラチナ


「ッ?!」


真ん中のケルベロスの噛みつき攻撃を何とか剣で受ける。

ギリギリと剣と牙が擦れ合う音が響く。

両手が塞がっている俺にケルベロスは

左の首でブレスを吐こうとしてくるが、

大和が勢いよく飛び、短剣を構える。

落下の勢いでケルベロスの上顎に常夜短剣を突き刺し、

ケルベロスをスタンさせる。

俺は左が隙を見せてる間に真ん中を弾き、バク転で少し距離を作る。

短剣を引き抜きつつ、バックステップで距離をとる大和。


「案外柔いな。」


「あぁ、裏ボスにしては弱すぎる。」


大和の独り言に返答する。

剣に着いた埃と血を振り払い、もう一度構え直す。

今回もダメージディーラーとして颯人にスキルをチャージしてもらい、颯人の準備が出来るまでは俺と大和、大野がダメージを与えていく。

今回は山口をタンクに回して正解だった。

このケルベロス、火力がバカみたいに高い。

右の首が咆哮する度に赤いオーラが強くなっていく。

恐らく、火力アップのバフだろう。

幾重にも重なり、その一撃は軽い爪攻撃で

杵鞭の体力を3割削り取るほどに。

つい先日、耐久ステータスが200を超えたと言っていたあの杵鞭が。

大和が喰らえば掠っただけでお陀仏だろう。

大和もそれをわかっているのか、

さっきから近づこうとしない。

ケルベロスが時折見せる攻撃後の隙に、

一発入れて下がるのを繰り返している。

だが、そんなチマチマした攻撃では

時間がかかりすぎる。


「何とかあのバフを消せれば、

杵鞭が抑えてる間にスキルで削れるのだが。」


そう考え、ギミックを考察していく。

基本的な攻撃は真ん中の噛みつきと左のブレス。

前足の爪の振り払い、叩きつけだけ。

右の首は攻撃に参加してない。

つまり、あの右首はバフ専用の首と考えて良さそうだ。

そこから考えられるギミックは

右の首を落とすと今まで重ねてきたバフが剥がれる。

というやつだろう。

シンプル故に難易度の高いギミックだ。

いくら柔らかいからと言って、

大和の渾身の突き刺しでも上顎貫通が限界だった。

首を落とすには颯人のスキルが絶対条件だろう。

今は交代制で(攻略組殆どの人と清水、塚野ペアの2チーム)ケルベロスを抑えているが、

俺達の方は何時崩れても不思議じゃないほど。

彼ら2人に抑えている間に

颯人のスキルを当てる隙を作れば勝ち。


「アイスソーンで足を拘束すればその隙くらい作れるか?


それが出来りゃ苦労しねぇ…!!」


「ネテロやめろ」


大和からの冷静なツッコミを半泣きで受け流しつつ、

作戦を練る。

実際、俺が作れる隙はほんの一瞬。

大和や塚野ならそれで一撃入れることもことも出来るが、

その一撃の怯みを含めても、

颯人が攻撃当てられるほどでも無い。

もう1つ、ピースがあれば。


そこまで考えた所でケルベロスの振り払い攻撃が来る。

俺は咄嗟にガードをするが吹き飛ばされ、

大和にぶつかる。

大和のHPの大半が削れたが、

相良がヒールをかけることで何とか命を繋ぐ。

大和が文句を言いながら質問を投げてくる。


「なんか隙を作れそうな案は見つかったか?」


「いや、俺がアイスソーンで作った隙に大和が突撃して怯ませるくらいしか。

それじゃ足りない。

あとなにか1ピース。

あと1つでいい。」


「了解。

なら俺がやる。

颯人に伝えろ。」


「歩夢の隙で作戦開始だ。」「歩夢のスキルで作戦開始ね。」


「了解。」


大和が最後の言葉を言うのと、ほぼ同時に近くでチャージしていた颯人が了承する。

大和は少し驚いた後、ニカっと笑い、

俺の肩を叩いてスキルの準備をする。


大和がスキルの組み立てが終わった瞬間、

地面に手を置き、アイスソーンを発動させる。

それと同時に颯人が槍投げスキルを発動。

ほんの一瞬、時間にして大体9f。

その一瞬で大和は突きスキルの『牙突き』を発動。

その怯みにより、更に硬直。

時間はアイスソーンと合わせて26f。

まだケルベロスには届いてない。

そこで大和が牙突きが終わった。

まだ槍は届いてない。

大和は攻撃が直撃して今度こそ死んだ



かと思ったその時、

一瞬だけ、ライトエフェクトが発生。

汎用スキル、『サイクロン』が、ディレイ無しで発動。


通常、スキルの終了後は2秒程のディレイがあるのだが、

大和はそれを無視してスキルを発動した。


更にケルベロスが硬直する。

連鎖して、ケルベロスの右首に颯人の槍が直撃、

そのまま首が吹き飛ぶ。

更に連鎖して、大和が『クロスアップ』を発動。

傷口に直撃して、HPをゴリっと削る。

ケルベロスが体勢を崩す。


大和が地面に叩きつけられると、苦しみ、藻掻く。

痛みによるものではない。

スキルの硬直を無視した反動が脳を焼いているのだ。

塚野が大和を回収して、後衛に置いてもまだ藻掻いてる。

体勢を崩したケルベロスに俺が致命を入れ、

HPを削り切り、討伐する。

LAボーナスも無いし、

クエストクリアのウィンドウも出ない。

前座だったわけだ、これよりも尚凶悪な裏ボスとの。

俺が剣をインベントリに仕舞うと同時に、

大和も脳の痛みが引いたのか、ゆっくり立ち上がる。


「今回も犠牲者無し。」


小川がそう呟くと、大和の方を向き、口を開く。


「そりゃそうとお前なんだよ今の。」


大和が頭を擦りながら怪訝そうに睨む。


「言わなきゃダメか?」


「ったりめーだ!見た事ねぇぞ!」


大和が観念したように頭を左右に振ると、

先程の説明をしていく。


「スキルの硬直の裏をかいたんだよ。

スキル発生後に2秒くらいのディレイがあるだろ?

そのディレイに移るまでほんの一瞬、大体2fくらいかな。

ディレイのディレイがあるんだ。その隙にスキルを発生させるとスキル発生のディレイを踏み倒せるんだ。

スキル同士を繋ぐから、

俺は『スキルチェイン』って呼んでる。」


あーすんごいデジャブ。

黒の剣士が妖精の国でやった事と同じようなことしてる。

セリフも似てるし。

それを小川も理解したのか、

呆れたように溜息をつく。

それに大和は「自分から聞いたくせに…」と

文句を垂れていた。


その後、俺達はこの戦いが、前座だということを伝え、

一時的に講堂に帰って行った。


お久しぶりです霧ヶ峰藤五郎です。

最近ナイトレインをやり始めたのもあって投稿が遅れてしまい、申し訳ございません。

リブラとナメレス楽しすぎる。

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