第三者視点のツクリカタ。
第三者視点(三人称)のちょっとしたコツ
※ここでは一人称と三人称の違いが理解できているとして話を進めます。
雑記というか、こういうのを書くのも久しぶりだなぁ。。
他人から何かを見る。
映画とかだと、自分がスクリーンを見てる。
【今、パニック映画を上映しているところだ。スマホの着信があったが、マナーモードにしておいた】、これが一人称。
三人称になると、そうだなぁ……【こっちの世界は、ポップコーン屋が破壊されて、上を見上げたら、怪物の腕が落ちてきた。それなのに、スクリーンの向こうでキャラメルポップコーンを頬張っているとは、どういう了見だ】。これが主人公だか登場人物が観客を見てる(?)状態の三人称です。いや、神の視点に近い。
このトレーニングなんだけど、身の周りのシミュレートをするのが、とりあえず第一段階。
「えーー、黄色い線の内側にお下がり下さい!まもなく、中央特快東京行きの電車が参ります。この電車は当駅を出ますと、四ツ谷、御茶ノ水、神田、終点東京の順に止まります」
これは良く聞くホームのアナウンス。詳しく言うと、上りの新宿駅(ただし、何番線かは分からない)を想定しています。第三者との関係は、鉄道シーンを文字にした時に、どういう情景かなと考える。例えば、向かい側ホームで総武線に乗り換えられるとすると…
「向かい側は各駅停車の津田沼行きです。御茶ノ水まで各駅にお越しのお客様は、中央特快の後の発車となります。ご乗車になりましてお待ち下さい」という風に書ける。
書いてて半分は、脳内に景色が浮かんでるんです(笑)
もう一つの例。
そうですね、天気予報だと…
「今日は全国的に雨模様で、この週末は、ぐずついた天気となるでしょう。晴れ間も一部では出ますが、傘は用意した方が良いかもしれません」とこういう具合(笑)
プロフィールに載せてますが、テーブルトークのマスターリングとかあの時の経験は、こうして小説を書くのに役に立ってますね。冒険者がダンジョンの奥に行く。レッドドラゴンが眠っている。このドラゴンは目を覚ますだろうか…
覚ますのと覚まさないのでは、展開が異なるからね。もっとも…私がGMをやるとコテンパンにされちゃうんだけどw
部分的に一人称だろという指摘が有った(気がする)ので、後書きで訂正。
【画面ではポップコーン屋が何物かによって破壊され、灰色の世界に鮮やかな緑色を帯びた腕が堕ちてきた。どうやら、怪物だか怪獣のものらしい。画面の男はこっちに向かって怒鳴っているようだ。映画館全体を見ると、観客は4人ほどしかいない。贅沢な空間だ】
こんな感じになるかな。三人称だと同じシーンでも堅い表現になりますね。感情が入ると即座に一人称に切り替わるので、結構、難しい