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6月21日 水曜日 降水確率の意味

 出社前、私は朝のニュース番組を見てから家を出るのが日課になっているのですが、今日の八王子市の天気予報は曇りのち所により雨、降水確率50%。いつも思うんですが、降水確率の40%~60%ってずるくないですか? どっちに転んでも文句言えないですものね。


 降水確率の意味ってご存知ない方も多いそうなのですが、『一定の時間に予報区域内で1ミリ以上の雨の降る確率』だそうです。もっとわかりやすく言えば、降水確率40%を例にすると、『40%の予報を100回発表されたとして、そのうち40回は1ミリ以上の雨が降る。』ということだそうです。う~ん。やっぱりズルい気がする。


 それでも、日本の天気予想というのは世界的に見ても精度が高いほうらしいですね。皆さんがニュースで見かける気象予報士さん。この『気象予報士』という資格も、合格率5%程度の高難易度の資格だそうですね。同じ国家資格でも私の取得している『施設警備検定1級』は合格率で50%くらいですが、単純に10倍難しいというわけでもないですよね。


 10時過ぎに、屋根の修理の現地調査で株式会社ERWのお二人が入構されました。小森さんの案内で備品倉庫の屋根を中から確認し、次に、脚立を使って屋根の上に上がり、全般的な点検をされておりましたが、結論としては、今回の破損で建材が崩れ、ほかの部分もいずれ劣化のためにはがれることがあり得る。というものでした。


 東都ガス様側も、そうなるのは予想がついていたらしく、屋根部分の全取り換えで修理をするそうです。これはそこそこ大規模な工事になりますね。軽微な補修でしたら明日にでもということでしたが、取り換えとなると建材の搬入などもあるので、順次、準備できた建材から納品を行うそうです。備品倉庫前の通路は使用していないので、その周辺においていただくことになりました。


 今日は取り急ぎ、少しでも雨の侵入を防ぐために、大型の工事シートを屋根の破損部分に設置してくださいました。災害時などにも使用する業務用の工事シートですね。こんなに大きなものは初めて見ました。破損部を覆うようにシートを設置し、風で飛ばないように固定すること約1時間。立派な簡易屋根が出来上がりました。どうしても水は入ってくるそうですが、何にもなくダイレクトに雨が入るよりはましになるはずです。


「そうだ。小森さん、浜崎所長は今日もいらっしゃらないですか?」

「所長ですか? 昨日はお休みで、今日は確か本社に出張されていたと思いますが。」

「そうですか。」


 どうやら今日も傘はお返しできないようです。





警備日誌 06月21日 水曜日 曇り


 10:03 株式会社FRW様2名が備品倉庫補修現地調査で来訪。


 11:48 現地調査を終え、退構する。


 補修工事は県内の搬入が完了次第実施予定。


 ほか、異常なし。

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