3月28日 木曜日 最後の1人勤務
今日は曇り空になっていますが、ようやく春らしい暖かい日になってきました。今日は20℃を超えるそうですね。ただ、
「ぼわっくしゅん!!」
はぁ。こいつらは目に見えないまま襲ってくるので、ある意味害虫よりも厄介ですね。
「春うらら、桜とくしゃみの、協奏曲。」
なんてつまらない俳句をつぶやきながら、受付台を掃除していると、アンファンの車が駐車場に入ってきました。
「お疲れ様です!」
「どうも。今日も元気ですね。」
「ええ。テンション上げていかないと仕事なんてやってられませんよ。」
なんかあったんでしょうか。いつにも増して元気いっぱいです。飲料水を扱うのは重さもありますし、場所も取りますし、体力勝負ですものね。河本さんは必要そうな飲料水を取り出しては運んでいかれました。
受付部分の清掃を終えると、警備室内に入って一息入れます。もう準備は万端です。明日は川室新隊長も来ますので、一人での勤務は実質経が最後になります。いよいよかなという気持ちになってきました。
「どうもお邪魔しました。」
「あ、河本さん。私、4月から異動になるので、来週からは新任のものが対応しますん庫でよろしくお願いいたします。」
「ええ! そうなんですか?」
「はい。異動と言っても、いくつかの現場を見るので、たまには顔を出しますが、ここの専属ではなくなるんです。1年間お世話になりました。」
頭を下げると、
「春先は異動の時期ですからね。取引先でもそう言うことはよく聞くんですよ。でも、たまにはお会いできそうですね。今後もよろしくです。」
笑顔でそう言ってくださいました。そうですね。こういう時、悲しい顔ではなくて笑顔であった方が心も嬉しいです。
「ありがとうございます。」
河本さんを見送って、日誌に体感時間などを記入していると、
「お疲れ様。」
時田さんがお帰りになる所でした。
「あ、お疲れ様です。時田さん、橋本さんから受け取りました。ボールペン、ありがとうございます!」
「いえいえ。ご栄転とうかがいましたのでほんのお祝いですよ。いつも細かいところまで気を配ってくださっているので、こちらも安心して仕事ができました。新天地でもがんばってくださいね。」
「はい。またお会いすると思いますので、これからもよろしくお願いいたします。」
時田さんは笑顔でお帰りになられました。警備室内はここ数日掃除をしていたおかげできれいになっています。明日はいよいよ最終日です。いつも通りに元気よく、何事もない成果を勝ち取るために頑張りましょう!
警備日誌 03月28日 木曜日 曇り
アンファン河本様、自販機補充で来訪。
警備業務に異常なし。