2月28日 水曜日 年齢差という壁
ただいま、受付の窓ガラスも閉めて籠城中です。
「すごいなぁ。」
今日は昨日までと打って変わって快晴なんですが、ものすごい風に見舞われています。防災盤の風力計は9.8mで、砂埃を巻き上げて風が待っていきます。とてもじゃないですが受付の窓は開けられません。それでいて気温も10℃くらいしかないので、体感温度はかなり低いです。警備室の暖房を、今日ばかりは少し強めにしておきましょう。
8日の防災訓練のカリキュラムが出来上がったので藤田さんに送信し、OKをいただきました。当日は、私はもちろんですが、来年度から隊長として赴任する川室くんと、代勤者の鈴林くん、内川さん、南郷くん。そして、荒井さんに来ていただくことになりました。
今回は学生さんも参加しますので、消火隊も体験していただきたいと思います。ですので、集合訓練から消火活動、事故報告まで、全部やってもらいましょう。
時折、窓が風でガタガタ揺れます。この風は夜まで落ち着かなさそうですね。外を眺めていると、どこから飛んできたのか、小さなコンビニ袋が風にからかわれて舞い上がっていきます。そう言えば、新垣さんはどうしているでしょう。あれからメッセージもありませんし、お互い忙しかったり作業中だったりで、朝夕の挨拶くらいしかできていません。
そう思うのなら連絡しろよと思われるかもしれませんが、なんと声をかけていいものか。。。
「はぁ。」
ため息が出てしまいます。個人的な気持ちだけ言えば、すごく嬉しいですし、天にも舞い上がって生きそうな重いです。しかし、決定的な年齢差が気持ちを重くしていきます。新垣さんともし付き合うとしたら、年齢的にその先も考えなければいけません。中高生の恋愛とは違います。この先の新垣さんの人生を預かるには、私はもう歳を取りすぎてしまっています。
「いかんいかん。」
我に返って書類作業に取り掛かります。明後日の隊長会議には万全に挑まなければいけませんね。集中集中! 自分に言い聞かせて仕事に取り掛かるのでした。
警備日誌 02月28日 水曜日 晴れ
青天なれど強風。
特に異常はないが、引き続き風害に警戒をする。
警備業務に異常なし。