2月25日 日曜日 文字だけの難しさ
昨日は福原さんのおかげで、ぎりぎり布団や洗濯物を濡らさずに済みました。ただ、せっかくお日様のにおいがするお布団で眠れると思っていたのですが、帰るころには降り出す寸前で、濡らさずには住みましたが寒風で布団は冷たかったので、寝る前に布団乾燥機をかけました。。。
そのまま夕方から降り出した雨は、今日になっても降り続いています。気温も低いままですね。
『おはようございます。山盛さん、今日は何してますか?』
新垣さんからメッセージが入ります。そうでした。彼女への返事をしなくてはいけないのですが、いつ、どんなタイミングにしたものか、困ったものですね。
「今日は、雨なので家で作り置きをしていますよ。」
そう返信して、伝えた通り一週間分の作り置きを始めました。とはいっても大したものは作れませんが、まとめておくと、平日は本当に楽ができます。疲れて帰ってきても、レンジで温めれば食事ができるので、時短になっていいんですよね。一人暮らしのご経験のある方はわかると思うのですが、毎日作るのは苦じゃなくても、1人分だけ作るというのが面倒なんですよねぇ。
『試験勉強はどうですか?』
しばらくして返信が入ります。この天気なので、新垣さんもお暇なのかもしれませんね。
「お陰様で苦手分野も克服できました。」
『それはよかったです!』
「試験まで1か月切ったので頑張ります。」
『また、分からないことがあったら言ってくださいね。』
なんとも普通の会話ですが、そもそも新垣さんみたいに若い方からメッセージが届くということ自体が不思議な話で、うれしいやら恥ずかしいやら何とも言えない気持ちです。
春になれば、新垣さんも後輩が入ってくるようになります。私も立場が変わるので、今とは違う生活になるでしょうし、時間は確実に流れていきます。お返事も早めにしなくてはいけませんね。
「お話してなかったのですが。」
と前置きをしてから、少し悩んでメッセージを送りました。
「この春から、異動で八王子を離れます。」
送信しておいて語弊が出そうでしたので、
「八王子と他現場を兼任します。」
と、追加で送信しました。しかし、時すでに遅く、
『じゃあ、山盛さんには会えなくなっちゃうんですか?』
と、涙マーク付きで新垣さんから返信が入ります。まぁ、いずれは伝えなければいけないことですし、正直に伝えておいた方がいいですね。まだ、内示段階なので社外には出せない情報なんですが、新垣さんなら大丈夫でしょう。
「東京都下地域の統括責任者になるので、初めは八王子市内の2つの現場を見ます。いずれは東京都下の5つの現場を見ることになるので、八王子管理センターには毎日はいかなくなります」
遅からずそうなりますので、早めに移動手段確保しないといけませんね。なんてことを考えていたら、新垣さんから返信が来ました。
『私が、告白なんかしちゃったからですか?』
あ、これはまずい勘違いをされていますね。いや、タイミング的にはそう受け取られても仕方ないっちゃ仕方ないのでしょうけど。
「違います。たまたまタイミングが重なっただけです。新垣さんへは、改めてお返事はさせていただきます。」
既読は付きましたが、返信はありませんでした。文字だけでのやり取りは誤解を生じることがあると聞いたことがありますが、難しいものですね。キチンと直接対面してお話しする事が必要そうです。覚悟を、決めないといけませんね。