2月21日 水曜日 生産基地見学のお誘い
予報通り、今日も引き続き雨が降っております。私、個人的な趣味でダムが好きなんですが、八王子から近いところで奥多摩にある白丸ダムや小河内ダムなんかは、貯水量が少なくて気になっていました。今週は雨続きだそうですから、夏前までにしっかりたまるように定期的に降ってほしいですね。
とは言っても、雨の日はやっぱり濡れるし、予報通り今日は寒いので、身体的には勘弁願いたいものですが。。。上手くダム近辺にだけ降ってくれるなんて都合のいいことにはならないもんですかねぇ。22世紀くらいになればそう言うことも可能かもしれませんが。
「山盛隊長。少しいいですか?」
昼過ぎになって、谷本副所長が警備室にお見えになりました。
「はい。何かございましたか?」
「ちょっとご提案がありまして。」
椅子を用意すると、谷本副所長はA4用紙にコピーされた資料を差し出されました。
「私は以前、横浜にある生産基地で技術部長をしていたと言うのは自己紹介の時にお話ししたかもしれませんが。」
「ええ、おうかがいしたことがあったかと思います。」
「平尾所長から、山盛隊長が4月からご昇進されるとのことで、御社のこちらに来られる人員も増えたと思うのです。」
確かに、私1人現場だったのが、代勤者や来年の配置を考えると増えたと思います。
「警備さん達が直接ガスに関わることはないと思うのですが、もしよかったら、3月中旬に新入社員のご家族様宛に、生産基地の見学会を毎年やっておりまして、御社の関係者様もご参加できそうでしたらいかがかと思いまして。」
谷本副所長のお話では、新入社されるお子様がどんな会社で働くのか親御様も心配されるだろうということで、毎年希望される保護者向けに職場見学会を行っているそうです。その見学会に、私達警備関係者も参加できると言うお誘いでした。
「ありがとうございます。こちらで働くにあたって、クライアント様がどんなお仕事をされているのか知るのは有意義だと思います。さっそく本社に報告し、ご返答いたします。」
案内の資料をいただき、PDFにして小寺部長に送信しました。今日は暇なのか、すぐに電話が鳴り、
『山盛、メール見たで。ええんとちゃうか? 中町なんかはこういうの好きそうやし、丸木達代勤者も希望募って参加出来たらええな。』
「ありがとうございます。では、中町隊長とも相談して、先方へ連絡しますね。」
『わかった。じゃあ任せるで。俺も行きたいけど、新人受け入れ準備で3月は難しいかもしれんな。まぁ、頼むわ。』
「かしこまりました。」
電話を切ると、すぐに中町さんにも報告し、人員調整してなるべく参加できるようにするとのことでした。けっこう楽しそうな見学会ですね。出来れば私も行きたいです。何とか都合付けたいと思います。
警備日誌 02月21日 水曜日 雨
谷本副所長より、生産基地見学の案内を受ける。
小寺部長に報告の上、人員を募って参加予定。
警備業務に異常なし。