1月28日 日曜日 サプライズの余興
今日は川室君の結婚式でやる余興の練習ということで、八王子からJRで川越に出ております。丸木君はお仕事だそうですが、佐藤君がお付き合いくださるそうです。
「お休みに呼び出してすみません。」
「いえいえ。ほかならぬ川室君のためですから。」
「早速行きましょう。」
向かった先は中町隊長のご自宅でした。10年ほど前にご自宅を購入されたそうですが、1階はすべてリビングダイニングになっているので、練習にはいいだろうとのことでした。
「今日は子供たちも学校ですし、家内も仕事でいませんから気楽に過ごしてください。」
お子様は大学と高校生、お二人ともアルバイトに行かれているそうですね。奥様はカラオケ店で働いているとのことで、今日は夕方まで誰もいないのだとか。
「余興って何やるんですか?」
佐藤君が聞くと、中町さんはリビングの一角にあるPCデスクから書類を取り出してきました。どうやらここが中町さんの書斎代わりみたいですね。手渡された資料を見ると、
『川室和志結婚式余興 愛の炎大作戦!』
と、まぁ、はい。ネーミングセンスのすばらしさ、ね。
「そういう目で見ない。」
見透かされたように中町さんに言われて苦笑いしました。内容は佐藤君も聞かされていなかったようで、
「これ、当日やるんですか?」
「おう。会場巻き込んでのサプライズだな。」
「道具はどうするんですか?」
「ああ。先週、会場に行って許可はもらってきた。」
佐藤君の疑問は、すでに対策済みのようです。こういうことに関するこの行動力はいつもながら感心します。真面目に不真面目というか、全力で遊ぶというか。
今日は動きを確認しながら、当日どうやって行くのか打ち合わせをしました。果たしてどうなることやら。。。内容ですか? 当日のお楽しみですよ。