12月5日 火曜日 火災予防
北風の強い時期になりましたね。朝から寒さ倍増でした。でも、週間予報では週末にかけて20℃を超えるような陽気にもなると言うので、なんだか身体がおかしくなりそうです。
警備室前のケヤキの葉もだいぶ散ってきましたね。ここしばらくは、日中にこの落ち葉を清掃の時田さんや橋本さんと一緒に掃き掃除するのが日課になってきております。
「風が冷たいねぇ。」
時田さんがそう言いながら掃き掃除を進めます。
「そうですね。陽が出ている時はまだいいですが、夕方になると一気に寒くなりますものね。」
この世間話をしながら掃き掃除するのは、この季節の楽しみの一つでもあります。30年も前なら、かき集めた落ち葉で焚き火をしたり、焼き芋やったりしたのでしょうが、今は街中で焚き火なんてしたらすぐに消防が来てしまいます。若い方は知らないかもしれませんが、私が中学生くらいまでは、戸建ての家は庭や家の前に小さな焼却炉を置いて自分達で焼いていました。焼き芋なんかもその頃よく妹と一緒にやった記憶があります。
後で知ったことですが、自宅に焼却炉を置いてというのが禁止されたのは平成期に入ってからだそうですので、比較的最近まで各地で行われていたみたいですね。田舎の庭が広いような家が多い地域では行われていたのかもしれませんね。
すっかり落ち葉をかき集めて袋に詰めましたが、やっぱり振り返ると新たな落ち葉が広がり始めています。もう、これはイタチごっこですよね。
「ははは。」
「明日また頑張りましょう。」
苦笑いをしながら今日のお掃除を終えました。時田さんがお帰りになった後は、警備室に戻ってコーヒーを飲み、冷えた身体を温めます。しばらく天気がいいみたいなので、乾燥した空気が続きますね。そう言う時は火災に注意しなければいけません。
日本での火災発生原因の順位は、1位がタバコの火の不始末。2位が焚火。3位がコンロになっています。いずれも人災ともいえる内容です。『まぁ、大丈夫だろう。』という軽い気持ちが取り返しのつかないことになります。4位に放火とあるのも見過ごせないですね。よく言われる、タコ足配線などコンセントからの出荷も多い原因です。細かいところの掃除もきちんとしておきたいですね。放火対策は、家の周りに新聞紙なども得やすいものを置かない。防犯センサーライトを付けるなど予防も大切です。
ここ、八王子管理センターも夜間は無人になります。センサーが発報すれば機械警備を契約している警備会社のパトロール員が急行してくれますが、放火されないように、外部に物を置くのは気を使います。手も空いていたので、備品倉庫の戸締りの確認や、非常階段周辺などに燃えやすいものがないか確認を行いました。
皆さんも年末に向けて、家の周りに燃えやすいものを置きっぱなしにしていないかどうか、喫煙をされる方は喫煙場所や処理方法の見直し、家庭用コンロが古くなっていないかなど、火災予防をお願いしますね。
警備日誌 12月05日 火曜日 晴れ
西海建設作業員7名が作業のため入構。
乾燥している日が多いため、
敷地内に可燃物の放置がないかチェックする。
その他、異常なし。