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12月2日 土曜日 お料理会のお誘い

 ジムで準備運動をしていると、久しぶりに深見さんにお会いしました。


「山盛さん。お久しぶりです。なかなかお会いできなくて寂しかったですよ。」


 そうやって微笑む深見さんに思わずドキッとしてしまいます。下心はないんですが、美人に微笑まれると緊張してしまいますね。


「いろいろありまして。」

「ふふ。お忙しいんですね。」


 自然の流れで2人で並んでロードマシンで軽く汗を流します。


「そう言えば、山盛さんっていつも自炊なさっていらっしゃるのですか?」

「はい。基本的に自分で料理はしますね。そんなに得意でもないんですけど、料理は嫌いじゃないです。」

「そうなんですね。前に料理教室でもやってみようかなって思ったの覚えてらっしゃいます?」

「はい。」

「明日、ジムの福原さんやマネージャーの松原さんとかお呼びして料理大会することになったんですけど、山盛さんもご一緒にいかがですか?」


 突然のお誘いに驚きましたが、みなさん来るのならお邪魔してみても楽しそうですねぇ。


「私なんかがお邪魔してもいいんですか?」

「はい。気兼ねなくお料理をしましょうという企画ですので、ぜひぜひ!」


 以前の私だったら、たぶん緊張したままお断りしていたかもしれません。行ってみようという積極的な自分に少し自分で驚きましたが、もしかすると、隊長やったりいろいろな事案に対応するうちに、少しずつ度胸というものがついてきたのかもしれませんね。


 トレーニングを終えると、受付で明日の集合場所や持ち合わせのものを決めて解散しました。帰り道で買い出しを済ませて、明日に備えて準備をします。なんだか楽しみになってきました。深見さんの年上の旦那様にもお会いできるでしょうか。10歳年上とおっしゃってましたから、私より少し若いくらいの方だと思います。楽しみですね。

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