8月26日 土曜日 消防設備士試験当日
私は今、東京都渋谷区塚にある試験センターに来ております。そうです。今日はとうとう消防設備士試験の本番です。物理問題に一抹の不安はあるものの、できるだけの準備はしてきたつもりです。建物に入ると、ホワイトボードに受講番号別の会場案内が張り出されていました。受験票を取り出し、番号を確認すると、会場は3階のようですね。
階段を上って3階の会場に入ると、今度は、詳細な座席表が張られていました。私の座席は、窓側の前から7番目ですね。7番目ということで、ちょっと縁起がいいかもと思っておきました。座席は3人掛けのテーブルで、真ん中を開けて右と左に座るようですね。荷物を置いて教本を取り出します。
ここは消防関連施設が隣接しています。眼科では、消防服を着た隊員さんたちが、何やら訓練をされているようです。
試験開始までまだ30分あります。今更教本を開いても仕方ないかもしれませんが、最後まで少しでも記憶に残すために、暗記部分などを見直していました。
「これより、試験に関しての案内をいたします。」
が、すぐに試験案内になり、教本をしまうように言われてしまいました。机に残ったのは筆記具と受験票のみ。
試験案内が終わるまでに試験問題と解答用紙が配られます。案内に従って名前などを記入し、定刻通りに試験は開始されました。あれだけ説明の内容があったのに、ぴったり時間通りに始まることに感心しました。試験開始までの20秒くらいがやけに長く感じました。
「それでは始めてください。」
みなさん一斉に問題用紙を開きます。消防設備士試験は、法令問題と構造に関する問題と物理問題に分けられています。それぞれが問題数の40%以上正答し、筆記全体30問で60%以上が正答できていれば合格です。筆記の後は、鑑別試験といわれる書き取り試験があります。こちらは、写真を見て名称を答えたり、計算問題を解いたり、点検などで使う工具の名称と用途を答えたりと、ちょっと複雑になります。こちらも全体の60%以上の正答で合格です。
筆記試験と鑑別試験、両方60%以上の正答で初めて合格となり、免状申請ののち、手元に免状が届けば、晴れて『消防設備士』を名乗ることができます。
試験からしばらくすると、途中退場が認められます。途中退場が始まったころには、私はまだ鑑別試験にもたどり着いていませんでしたが、案内と同時に席を立つ方が結構いらっしゃったので驚きました。よっぽど自信があってスラスラ解けたのか、それともダメだと諦めたのか、どうなんでしょう??
さて、肝心の試験はというと。いやぁ、バッチリでしたねぇ。心配した物理問題も、今回はわかる範囲がほとんどでしたので手ごたえありです。合格発表は1か月後の9月26日だそうです。楽しみですねぇ。