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8月24日 木曜日 天然ガスについて

 先日、確認をお願いした救命講習の資料に付いて、中町隊長からOKのお返事をいただけました。90分と言うタイトスケジュールの中で実施しますので、一度実践的なリハーサルをしたいところです。そんな話をしていると、中町さんから来週どこかでリハーサルしましょうという返事が来ました。


 講習用の練習用AEDや人形は、本社が手配して借りてくれるそうですね。展示用1台と研修者用4台で合計5セット。ということは、1チーム当たり4人計算ですので、けっこう回数やっていただけると思います。救命講習と聞くと、けっこう難しく考える方も多そうですが、実際には覚えてしまえば簡単なものです。と言うのは、単純明快にしなければ、我々一般人が行うことが難しいからです。


 来週29日火曜日に中町さんや荒井さんが来て打ち合わせをすることになりました。その時に平尾副所長にも同席してもらえるように手配しました。


「いやぁ。早速の対応ありがとうございます。山盛隊長が来られてから、警備防災計画はいろいろ進んで助かりますよ。」

「恐縮です。」

「では、29日によろしくお願いいたします。」


 打ち合わせの打診の連絡を入れたら、わざわざ警備室までお見えになられて、資料も受け取って戻られました。東都ガス様の大きな施設、例えば、天然ガスタンカーが到着する港が隣接している都市ガス生産基地などでは、防災担当の部署があったりするそうなんですが、ここは小規模施設のため、防災がらみの担当は平尾様が兼務されていらっしゃるそうです。


 そう言えば、みなさんは都市ガスがどうやってできているかご存知ですか? 関東地区の都市ガスのほとんどは、東都ガス様が生産していらっしゃるそうです。東京湾周辺に何か所かある都市ガス生産基地では、300m近い大型タンカーが、東南アジアなど各国から輸入した天然ガスを運んできます。


 この時、気体の天然ガスは圧縮されて液化しているそうです。こうすることで、体積が1/600になるそうです。これがどのくらいかと言うと、学校などの25メートルプールの水が、家庭用お風呂2杯分くらいになるそうです。ですので、一度に大量の天然ガスを輸送することができます。その代わり、マイナス162℃と言う想像つかないような低温になるそうです。


 港でタンクに収納された液化天然ガスは、配管を通る際に海水を使用して温められ、一気に期待に戻された後、プロパンガスを混ぜて一定の圧力にしたのち、皆さんが使う各家庭に送られていきます。ですので、関東だけでなく、日本中の地下にはガス管が通っているわけですね。詳しくは専門家ではないのでわかりませんが、そう言った技術って本当にすごいと思います。


 東京都江東区に、東都ガス様のガスに関する博物館があるそうですので、一度見に行ってもいいかもしれないですね。みなさんも、いつも当たり前に使える電気やガス、水道などのライフラインについて、ちょっと興味をもって調べてみると、面白い発見が多いかもしれませんよ?






警備日誌 08月24日 木曜日 晴れ


 救命講習に関する打合せを8月29日火曜日13時に予定。


 ほか、異常なし。

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