8月6日 日曜日 広島原爆の日
午前8時15分。テレビからは黙とうのためのサイレンが鳴り響いています。今日は8月6日です。昭和20年のこの日、この時間に、現在の広島県広島市中区投下された『リトルボーイ』と名付けられた原子爆弾が、当時の広島市の人口35万人のうち、年末までに約14万人が亡くなったとしていてされているそうです。人類史上、初めて原子爆弾が人のいる地域へ投下された事件でした。
私は広島に入ったことがありませんが、毎年この時期になると、原爆のドキュメンタリーや、史実に基づいたドラマや映画を見てきました。なんて凄惨なことであろうと想像はできても、実際被災した方の恐怖などは、私などには想像もできません。
78年過ぎた今でも、その傷跡は資料などとして残されていますが、当時を知る人が高齢で亡くなっていっているのも事実です。現実を知る人がいなくなった後、語り継ぐ方のいなくなった後、人間が同じ過ちをしないか心配になります。広島と長崎と、これだけの多くの犠牲を出しながらも、大国はそれからも核兵器の開発を押し進め、今の核兵器は当時の者よりも比べ物にならないくらいの破壊力を持っているのでしょう。そう考えただけでも怖くてなりません。
「日本国総理大臣の言葉。」
画面では、記念式典に参列した総理大臣がコメントを発しています。見方を変えれば、式典ができるということは平和ということです。原爆と言う悲劇を忘れないために、二度と起こさないために、毎年これからも式典が続き、平和であるように願いたいと思います。