第9回:英霊召喚
第9回はゲーム及びアニメ、小説「Fate」シリーズからコチラ。
魔法名:英霊召喚
詠唱:
『素に銀と鉄
礎に石と契約の大公
降り立つ風には壁を
四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ
閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。
繰り返すつどに五度
ただ、満たされる刻を破却する
――――告げる
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ
誓いを此処に
我は常世総ての善と成る者
我は常世総ての悪を敷く者
汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!』
『Fate』といえば中二要素の塊。
当然素晴らしい詠唱の宝庫だったりします。
最も有名なのは「体は剣で出来ている」で始まる例のアレですが、正直音声にすると微妙なのですよね。
ですので個人的には英霊召喚の呪文を推します。これは音声にしてもカッコイイ。
さて、この詠唱は、英霊と呼ばれる存在を召喚する呪文となりますが、その在り方は聖杯が契約者に相応しいかを見極める為のものだそうです。
詠唱そのものに根源への呼びかけだとか、呪文の本質だとかいった要素が込められている類ではありません。
唱える者の使用する言語が違っても問題無いですし、術者の起源(先祖など)により文言が追加されることもあります。
※バーサーカーという役割の英霊を意図的に召喚する場合「されど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし。汝、狂乱の檻に囚われし者。我はその鎖を手繰る者――」という文言が追加される。
今回取り上げた『Fate』は、元々18禁のゲームですが、様々なメディアで暴れまわったので知ってる人も多いかと思います。
ただ、やはり本筋はゲームですので、未プレイの方がいれば是非やってみてください。
ノベル形式のゲームですので、小説は読むけどゲームはやらないって人にもオススメできます。
全年齢版と18禁版がありますが、正直どっちでもいいです(エロ要素はヤング誌程度なので)。
そしてゲームをプレイした上で、Fate/Zeroを読むといいでしょう。
そちらも中二要素満載でイイ感じに重いお話です。