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第8回:乖離へと至る病

 


 第8回はライトノベル「レジンキャストミルク」からコチラ。



 虚界渦開放:乖離へと至る病(クリアランスゼロ)

 詠唱:

『均一に狂え


怪夷(one)

逆界(two)

匈層(three)

猥境(four)

核壱(five)

等命(six)

死之(seven)

膿瘍(eight)

髏尾(nine)

(ten)

(elevn)

(tweve)

(thirteen)

(fourteen)

(fifteen)

(sixteem)

(seventrrn)

(eighteen)

(nineteen)


 艶恋、剥愛(飛んで 戻って)


小町(zero)


 虚界渦を開放するアンダーゲート・オープン





 はい。いきなり極端にマニアックになりましたね^^;

 果たして知っている人はいるのだろうか……


 この『乖離へと至る病(クリアランスゼロ)』は、藤原祐さんの『レジンキャストミルク』という作品で登場する柿原里緒(かきはる りお)が繋ぎとめている虚軸(キャスト)(仮想観測によって枝分かれした並列世界)の名称。

 そして、その世界と現実を繋ぐ門を開き、現実に呼び寄せることを虚界渦を開放するアンダーゲート・オープンといい、その為の詠唱が、今回取り上げたものになります。

 知名度的にわかりやすい例を出すと、固有結界のようなものですね。


 細かい説明をするとややこしくなるのですが、柿原里緒は虚軸を現実に存在確率を限りなく1に留めておく固定剤(リターダ)と呼ばれる存在で、その1となった虚軸と共生関係にあります。

 柿原の場合、その虚軸は意識を持った小町と呼ばれる猫の姿をしており、自身を無限に増殖できる能力を持っている。

 虚界渦(アンダーゲート)を開くと、虚軸の完全な存在である世界を現実に重ねることになるが、その特性は『その世界に存在するもの全ての力を均一化し、差を無くす』というもの。

 これにより敵対者との力関係は1:1になるのだが、小町は無限に増殖が可能であるため∞:1という戦力差を押し付けることができる。


 単純な戦闘であれば最強と言っても過言ではない能力です。

 単純な戦闘であれば……



 さて、この作品では乖離へと至る病と書いてクリアランスゼロと読ませるなど、中二っぽい要素がアチコチに見受けられます。

 これについて藤原先生はあとがきで、「ぶっちゃけJOJOとかハンターハンターとかの真似」と書いていました。

 やはり惹かれる要素というのはそういった部分に出てきますよね。

 この作品には他に『世界の終わり(カーテンフォール)』や『不発爆弾(ARYTHMIE)』といった中二心をくすぐる詠唱がありますので、もし興味を惹かれる方がいましたら是非読んでみてください。


 あ、内容については結構重いです。

 この作者さんの作風が重めの内容ばかりなので^^;(電撃の黒い太陽などの異名を持っている)

 自分は重いの大好きなのでいいのですが、ライトな作品が好みの方々にはオススメできません。

 でも、面白いのは間違いないですよ!



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― 新着の感想 ―
[気になる点] >乖離へと至る病と書いてクリアランスゼロと読ませる  ↑ これを見て「センス無いな。言葉の意味は無視か」と嘲笑した愚者が此処に。 『クリアランス・ゼロ 』だと(業界的に)は 「遊びが…
2020/05/20 23:23 退会済み
管理
[一言] これは初めてです。 機会を見つけて読みたいですね。 時間的にキツイですが・・・・・・
[一言] これはまた厨二感爆上げな詠唱ですね!!ww 私も生粋の厨二病なのでこういうの堪りません!!ww この日本語にカタカナのルビを振るのは基本ですよね!w 私も自作ではたまにやってしまいますw
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