第26回:土爪
お久しぶりの第26回は漫画「3×3EYES」からコチラ。
詠唱
『我、今、大地の精に願い奉る!
我が血と引き換えに地の底に這う獣魔を蘇らせたまえ!
藤井八雲の名において命ずる!
出でよ! 土爪っ!』
有名な詠唱、『藤井八雲の名において命ずる、出でよ土爪!!』のロングバージョンですね。
ですが、最初に謝らせてください。
上記は正確な詠唱ではないかもしれません……
私は原作を全巻持っているのですが、どの巻で登場しているのか見つけられなかったのです。
ネットで調べてみたのですが、見つけられたのが三つほどしかなく、しかもどれもちょっとずつ違うんですよ……
確認できたら修正しますので、とりあえず暫定ということでお願いします。
それにしても、本当にカッコイイですよね。
いや、こいつぁ、ヤクいぜ! と言っておきましょう。
当時「3×3EYES」を読んでいた方であれば、なんとなく口にしてしまったことがあるという人も多いのではないでしょうか。
藤井八雲の主人公力が相当に高いため、憧れを抱いたという人も多そうです。
この土爪という術は、獣魔術と呼ばれる特殊な魔術になります。
獣魔術とは、「不死身である无にしか使えない術」をコンセプトに編み出された強力な秘術です。
己自身の生命力「精」を引き換えに、特殊能力を持つ「獣魔」と呼ばれる魔法生物を召喚し戦闘に用いる術で、通常の闇の怪物や魔獣は「能力」と「自我」と「肉体」を持ちますが、獣魔は「能力」のみを有し自我や肉体を持たず、普段は0.3ミクロンのごく微小な基本核粒子となって契約者に寄生しているという設定です。
獣魔の肉体は召喚に応じて、契約者の精や細胞、周囲の元素を用いてその都度構築されるため、無限に復元でき、撃破されても死亡することはないため、何度でも使用できます。
詠唱の基本構成は、
<術者の名前>が命ずる、出でよ<獣魔名>
という流れになりますが、場面場面で結構端折られていました。
最終的には獣魔名しか言わないこともあったため、詠唱破棄できるのかもしれません。
「3×3EYES」は続編もありますが、そちらでは残念ながらあまり獣魔術は使われていません。
ベナレスは「百の獣魔を操る」という設定なので、もっと沢山の獣魔術が見たかったのになぁ……
私は今も再アニメ化を期待しています。
バスタードが来たんだから、きっと来ますよね!
アニメ会社さん、朗報をお待ちしております!