第23回:琰魔焦熱地獄
第23回は再び漫画「BASTARD!!-暗黒の破壊神-」からコチラ。
魔法名:琰魔焦熱地獄
詠唱:
『ブー・レイ・ブー・レイ・ン・デー・ド
血の盟約に従いアバドンの地より来たれ
ゲヘナの火よ
爆炎となり
全てを焼き尽くせ』
死黒核爆烈地獄とどちらにするか迷いましたが、今回はコチラにしました。
この琰魔焦熱地獄もバスタードの中では人気の魔法となります。
その性能は、2万度の炎を全身にまとって敵に向かって突撃するというもので、魔法でありながら物理攻撃っぽい少し特殊な性質をしています。
この魔法が初登場したのがイフリート戦なのですが……、ここが重要なポイントです。
というのも、イフリートと言えば炎の精霊として有名ですよね。
それに対して、同じ炎属性である琰魔焦熱地獄を、主人公、ダーク・シュナイダーは使用しているワケです。
こういう戦闘では、普通、弱点属性である水の魔法を使用するのがセオリーじゃないですか。
そこを、あえて相手より高熱な炎の魔法で強引に叩き潰すのです。
もう、それだけでカッコイイですよね!
この魔法については、詠唱のなくなった最新の話でも使われており、その威力をダーク・シュナイダーが信頼していることが窺えます。詠唱がなくなってしまったのが本当に残念ですけど……
さて、この魔法の詠唱も、やはりメタルバンドが元になっています。
魔法名はバンド名 『 EXODUS 』( エクソダス )から取られており、「ブー・レイ・ブー・レイ・ン・デー・ド」の部分は、曲名『BRAIN DEAD』(ブレイン ・デッド)が元ネタです。
アバドンの部分が『VENOM』のドラムという説もありますが、ここは普通にヘブライ語の「奈落の底」から来ているんじゃないかと個人的には思っています。
この日本語表記部分も厨二心をくすぐって良いですよね。
アバドンとか、ゲヘナの火とか、自分の作品にも思わず登場させたくなってしまいます。
このセンス、見習いたい!
余談ですが、琰魔焦熱地獄の琰の字が環境依存文字のようです。
調べる際に色々なサイトを参照しましたが、単純に炎となってたり、無理やり王炎みたいな書き方をしている所が多かった……
なので、もしかしたら表示されてないという人もいるかもしれません。
その場合は、心の目で王+炎魔焦熱地獄と読んで頂ければ幸いです。