色々な作品の呪文詠唱について語ってみる

第１９回：ラ・ティルト

　第１９回はまたしてもココに戻ってきました。

　ラノベ、アニメ、漫画、ゲームなど、幅広いコンテンツに跨る「スレイヤーズ」シリーズからこちら。

　魔法名：崩霊裂(ラ・ティルト)

　詠唱：

『永久と無限をたゆたいし

　全ての心の源よ

　尽きることなき青き炎よ

　我が魂の内に眠りしその力

　無限より来たりて

　裁きを今ここに』

　スレイヤーズは３回目となりますが、まだしばらくは続けられそうです。

　それくらい素晴らしい詠唱が多いからなんですけどね。

　この崩霊裂(ラ・ティルト)ですが、精霊魔術では最強の威力とされ、あの竜破斬(ドラグ・スレイブ)に匹敵すると評されている呪文です（ドラグスレイブは黒魔術）。

　精霊魔術は火水地風の４属性を基本としますが、崩霊裂(ラ・ティルト)は精神系に属する精霊魔術になります。

　その属性の通り精神体を攻撃する呪文であり、魔族相手にはかなり有効な呪文です。

　ちなみにこの呪文詠唱ですが、実は原作には固有詠唱がなく、アニメ版で追加されてたりします。

（他にもアニメ版は人間にあまり効果が無かったりと、原作とは異なる設定があったり）

　また、詠唱の「永久と無限をたゆたいし　全ての心の源よ」の部分は基本的に精神系精霊魔法では共通の文章となっています。

　ここは呼びかける精霊が同一ということで統一されているようですね。

　さて、崩霊裂(ラ・ティルト)と言えばゼルガディスを思い出しますが、やはりゼルガディスを演じる緑川光さんの詠唱が素晴らしかった……

　あのイケボでの堂々とした詠唱……、感無量です。

　スレイヤーズには他にも呪文詠唱をするキャラが沢山いますが、やはり林原めぐみさんと緑川光さんの二人は、その中でも際立っていたと言えるでしょう。