第16回:破道の九十『黒棺』
第16回は漫画「BLEACH」からコチラ。
鬼道名:『黒棺』
詠唱:
『滲み出す混濁の紋章
不遜なる狂気の器
湧き上がり・否定し・痺れ・瞬き・眠りを妨げる
爬行する鉄の王女
絶えず自壊する泥の人形
結合せよ
反発せよ
地に満ち己の無力を知れ!!』
ブリーチのオサレ詠唱といえば、やはり『黒棺』は外せません。
原作ではそれなりに早い段階で登場していたにも関わらず、詠唱破棄で使われていたため正式な詠唱が長い間不明だったのが、この『黒棺』です。
満を持して登場したのは次のシナリオである破面編の終盤でした。
この長ったらしい詠唱のせいで、当時はネット上で色々とネタにされていました
^^
オサレ感半端ないですからね……
使用される数々の単語が中二心を刺激して堪りません。
さて、この『黒棺』は、数ある破道の中でも90番台ということでかなりの威力があります(番号が大きい程威力や効果、使用難易度が高い設定)。それをボスキャラである藍染が詠唱を破棄して使うというのは、作中では結構衝撃的なシーンでした。
この、強い魔法を詠唱破棄の不完全版で使用→暫くたって満を持して完全版を使用というのは中々胸が熱くなる演出ですよね。
スレイヤーズも同じような流れではありましたが、あちらは物語の展開上の問題で、こちらは意図しての展開。
久保先生はもちろん狙ってやっているので、やはり中二心をくすぐるのが上手いと言えるでしょう^^
恐らくこのエッセイで鬼道を扱うのはこれが最後ですが、最後を飾るには相応しい素晴らしい詠唱だと思います。
でもゲームと違って何回も聞くモノではないから、覚えられそうにないのが少し残念……