第13回:疾風魔狼剣
第13回はアニメ「天空戦記シュラト」からこちら。
技名:疾風魔狼剣
詠唱:
『オン・バザラ・タマクカン・ヤシャ・ハーン』
ハイ古いー!
今回は1989~1990年にかけて放映されたアニメ「天空戦記シュラト」から、ライバルキャラである『夜叉王 凱』の必殺技である『疾風魔狼剣』を紹介。
この作品、当時の腐女子(その頃はこんな言葉無かったが)からは熱狂的な人気があったので、知っている人は知っているかもしれません。自分は純粋無垢な少年だったので、普通にカッコイイアニメだなぁと思って見ていましたが^^
この詠唱ですが、厳密には真言と言います。
意味は詠唱と変わらないのですが、宗教的な意味を持つサンスクリット語になりますね。
古代インドで唱えられてきたもので、陰陽師系の漫画だったり3×3EYESなどでもよく登場します。
『夜叉王 凱』はその名(正確にはキャラ自体の名前では無いが)に夜叉とあるように、インドの鬼神をモチーフにしております。
真言にヤシャと含まれるのもそれが理由だと思いますが、厳密には不明です。
(ノウマク サマンダ ボダナンのように良く使われる定例文だとわかりやすいのですが、他の真言と違って同じような内容を見つけられませんでした。恐らくは金剛夜叉王に呼びかけるような文言?)
ちなみ担当した声優さんは子安武人さんです。
当時は新人でしたが、物凄くハマり役で、このキャラのお陰で人気がかなり上昇しました。
ですが、あまりにもハマり役過ぎたせいで子安=凱のイメージが付きまとい長い間スランプに陥ってしまったそうです。
もちろん、その後しっかり復活して今の大人気声優の地位を築き上げたワケですが。
さて、この「天空戦記シュラト」ですが、基本的に代表的な真言を使用しています。
ノウマク・サマンダ・バザラダン・カンなどはまさに不動明王の真言なのですが……、その、カッコイイですよね。
……そう、真言とか仏教的な詠唱って、素人目に見るとカッコイイんですよ!
般若心経とか九字とかも、本来の意味とかはともかくとして、なんとなくカッコヨク見えてしまうのです。
だからこそ、色々な作品で採用されているのでしょうね。
何度も言いますが、やはりかっこよさって重要です!