色々な作品の呪文詠唱について語ってみる

第１２回：爆霊地獄

　第１２回は再び漫画「BASTARD!!-暗黒の破壊神-」からコチラ。

　魔法名：爆霊地獄(ベノン)

　詠唱：

『ザーザード

　ザーザード

　スクローノー

　ローノスーク

　漆黒の闇の底に燃える地獄の業火よ

　我が剣となりて敵を滅ぼせ』

　爆霊地獄(ベノン)！！

　ハイかっこいい＾＾

　この爆霊地獄(ベノン)は原作において初期の最強呪文になります。

　主人公であるダーク・シュナイダーのオリジナルスペルであり、その威力は相当なモノでした（というか、対象が呪文の範囲内にいる限り、必ず分解・消費による燃焼を起こして死に至る――という効果であるため、ほぼ一撃必殺）。

　設定といい威力といい、そして呪文詠唱といい、中二病には堪らない一品となっております。

　前に紹介した七鍵守護神(ハーロ・イーン)もバスタードの代表的な呪文でしたが、爆霊地獄(ベノン)も間違いなく序盤における代表的な呪文と言えるでしょう。

　さて、この呪文の詠唱も、やはりメタルバンドが元になっています。

　爆霊地獄(ベノン)という名前はイングランド出身のスリーピース・ヘヴィメタル・バンド『VENOM』からとられており、呪文詠唱のスクローノー ローノスークの部分はメンバーの一人クロノスから取られております。

　七鍵守護神(ハーロ・イーン)の時も書きましたが、こうやって現実のバンドからもじっているのに、ファンタジーっぽく詠唱を作り込むのは、萩原先生本当センスあるなって思います。

　まあ、メタルがファンタジー（あと中二病）と相性イイっていうのもありますけどね＾＾