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Angel fall  作者: 流水 山葵
31/43

31話 仲間

「『時』の属性!それはまたすごいわね……」


 楓が驚いたように声を出す。


「私達も最初びっくりしたよね!」


 風羽が鼻息荒く楽しそうに話す。


「こちらも驚いたわ。気づいたら一瞬で天使達が消滅していくんだもの」


「そっかー。天使は見えるけど、能力無い人から見ればそう見えるんかー」


 ふむふむと翔太が頷く。


「けど、強い属性ほどスタミナの消耗も早い。無理はしないべき」


 結依が十葵に忠告するように釘を刺す。


「う、気をつける」


「絶対だからね!」


 萌佳が心配そうに言う。


「わかってるって。無理はしないよ」


「約束やからね!」


「わ、わかりましたってば……って、萌佳も咄嗟(とっさ)だと方言なのか」


「あ」


 しまった、とそっぽを向く萌佳。


「お!俺と一緒やー!」


「アンタと一緒にすんな」


 ギロリと翔太を睨む萌佳。


「え、なんで!?」


「隠してたのに。萌佳、残念」


 結依がクスッと笑う。


「あ、結依笑ったー!」


 ムキーと冗談っぽく結依を叩く萌佳。


「俺は方言の萌佳も可愛いと思うよ」


 十葵が笑いながら言う。


「うぅ……ほ、ホントに?」


「うん、もちろん」


 途端に上機嫌になる萌佳。


「萌佳、乙女ですにゃあ~」


 風羽が、うむうむとおじさんのように頷く。


「風羽。今のオヤジくさい」


「あ、やっぱりー?」


 車内が笑いで溢れる。


「よし、んじゃ大学に戻るまでカラオケ大会でもするか!」


「カラオケの機械ないやん」


 翔太が意気揚々と身を乗り出す弘佑にツッコミを入れる。


「バッカ野郎!俺たちの喉がカラオケ機だ!」


「青空カラオケやん!」


 再び笑いに包まれる車内。


「じゃあ、弘佑くんの十八番でもリクエストしちゃおうかしら~」


「お、任せろ、楓先生!それじゃ一番、弘佑歌います!」


 イントロから鼻歌でノリノリの弘佑。


 みんなも呆れながら手拍子を叩く。


「ホンマに。飽きへんメンバーやね」


 萌佳が十葵にもたれて笑う。


「あぁ。これが……最強の六人さ」


 十葵も萌佳の肩に手を乗せて笑った。

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