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おばあちゃんが異世界に飛ばされたようです  作者: いそきのりん
大切なもの(アトル中心)
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帰って来ない

最近、あー坊がフランに登録をした。

あんな駄目だと言ったのに。

わしがラナの家に行ってる間の隙をついて登録したようだ。


フランで知り合ったという男女四人が迎えに来て、毎日のように狩に出かけていく。


友達ができて、楽しそうなのはいいのだ。

歳は上のようではあるが、気のいい人たちじゃ。


だが問題は遊び方だ。


野球ではだめなのか。サッカーではだめなのか。

どうして下手したら死んでしまうような行為を喜んでするのだろうか。


お遊びにしては危険すぎる。


「そのスリルが楽しいんだろ」と言われたが理解が出来ない


もう帰って来ないのではないのかと思うと、怖かった。

それならわしも行くといったが、きっぱりと断られてしもうた。



いつか、引き留めておけば良かったと思う日が来るのではないか

そんな予感にも似た恐怖におびえながら毎日帰りを待ちわびる。


無事帰ってきた時は心底安堵し取越し苦労だったと毎度思うのだが、いつまでたっても慣れない。


可愛い子には旅をさせよというが正直生きた心地がしない


あー坊の狩はだんだんエスカレートしていき

最初の頃は日が暮れる前に帰ってきていたのに、それが夜中になり、泊りがけになり、



そしてついに、あー坊は帰って来なくなった。

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