アメーバ駆除(アムロ視点)
「見知らぬ土地」の章の整理をしたため、以前103話「露出狂」だったところが、88話「露出狂」へ移動しています。もし、しおりをはさんでて話が分からなくなった方は、「露出狂」まで戻ってみてください。ご迷惑おかけします。
早速「アメーバ駆除」の依頼をうけた
このアメーバと言うやつは、世界中どこにでもいるモンスターだ。
いろんな種類がいるが基本ゼリー状で植物や虫などを食べて生きている。
目も脳もないため仮足と呼ばれる体の一部を伸ばしてそれに触れたものを手当たり次第捕食している。
動きは遅いため危険性は低いがたまに寝込みを襲われた人間が飲み込まれるという被害はある。
「アトル!核だ!核を狙え!」
「核?」
見当はずれの所を切り刻んでいるアトルに向かって叫ぶ
「よーく見たらアメーバの中に丸いものがあるだろ。それが核だ」
「?」
透明な体の中に、これまた透明な核があるのだがはじめてでは気泡やら他の粒々やらと区別がつかないか。この核を叩かないといくら体を切っても意味がない。
「カーミンしようか?」
ジルの提案に、そういえばそんな魔法があったことを思い出す
「お、頼む」
ジルがカーミンを唱えると核が赤く染色された。慣れれば区別がつくので必要なくなるが、最初は随分お世話になったことを思い出した。アトルが「おー」っという声をだした。
「二つある奴とかいるけど?」
「それは分裂する前の奴」
ほらとジルが丁度分裂中のアメーバを指さす。
二つの核が両端に分かれ、真ん中の体がどんどんくびれ始めて二つに分かれた。
「げ!増えた」
「アメーバの厄介なところは分裂増殖していくところなのよ?」
「放っておくと過剰繁殖して手に負えなくなるの」
「だから定期的に数を減らしておかないとね」
そうして、アメーバ駆除がはじまった。
「とは言うものの。もう十分倍々ゲーム始まってね?」
相手は動きはのろいしナイフでも余裕で倒せるのだが、倒しても倒してもにゅるにゅると出てくるのだ。
「キリがない!ベラ頼むわ」
「任せて」とベラが杖を構え詠唱を始めた。その間ベラが無防備になるので護衛に入る。
炎の球が完成しここら一体のアメーバを焼き払った。
こういうとき魔法はいいなと思う。
剣でプチプチやるところを魔法で一発なのだ。
ベラがどや顔でアトルをみる。
ベラご自慢の炎の魔法だ。しかもアトルに見せるためか必要以上にデカかった。
ほとんどの奴がその威力を見て驚く。
アトルの反応は……。
「おー、一気に減ったな」と言ったくらいで、もうすでに残りのアメーバ退治にとりかかっている。
反応薄!!
残ったのはどや顔のベラ。
まずいってまずいって!とりあえず「すっげーー!!カッコイイ!!」くらいの反応を返さねば。
後で絞殺されます。
俺が。
「アトル君アトル君」
肩をちょんちょんと叩いてベラの方を向かせる。
「どう!?」
感想を催促されたアトルだが何のことかわからずにキョトンとしている。
「魔法!なかなかのものでしょう?」
「ベラは炎の魔法が得意なんだよ。この威力だけはⅡ郡もうならせるんだ」
「えっそうなのか!すげー!」
やっと主旨をつかんでくれたアトルが付け足したように反応を返した。
「……なんか嘘くさあい」




