「僕、1人だけ」
「僕、1人だけ」
僕はいつも少数派だ。
自分の好きな方を選ぶといつもこうだ。
多数決なんて自分の嫌な方が選ばれる。
みんなはドッジボール、僕だけサッカー。
こんなのは日常茶飯事だ。
みんなはこんな僕を笑う。
多数派を盾に人の意見を否定する。
自分の気持ちに正直になってるだけなのに。
なぜ少数派というだけでこんな目にあうのか。
僕だって多数派になりたい。
そこで僕はひらめいた。
みんなが居なければ僕の意見が多数派だ。
だから僕はみんなを消した。
これから僕はずっと多数派だ。
「僕、1人だけ」