攻防
――――僕らは今、ここで立て籠もるためその準備をしていた。
奴らは、自分の体を壊しながら超人レベルのパワーを発揮する。
恐らく、ドアだけではすぐに破られてしまうだろう。
だから、大量の机などをドアの前に敷き詰めバリケードを作った。
一応、バリケードに隙間を作り生存者を助けれるようにはした。
――――もう、この学校で生き残って人間なんていないと思うが.......。
「よいっしょ。は~~、こんなものか。」
「うん、そんな感じでいいと思うよ。」
華蓮は笑顔でそう言った。
「そういや孝一、お前なんであんなところに隠れてたんだ?」
「奴らから逃げてきてあのロッカーに隠れてたんだよ。」
「そうだったのか。まぁ、それ以外の理由で隠れる奴なんているわけないか。」
「あのさ、まだ生き残っている奴いると思うか?」
「分からない。けど、もう学校で悲鳴とかが聞こえないからもういな―――」
「ドンッドンッドンッドンッ!」
突然ドアから音が聞こえた。
――まさか、もう奴らが!?
万が一奴らならどうしよう!?
戦う?逃げる?
と考えていると
「頼む!助けてくれ!追われているんだ!」
聞こえてきたのは奴らのうめき声ではなく、人、女性の声であった。
そのことに安心したと同時に
「待ってろ!今すぐ行く!華蓮っ行くぞ!孝一はここを守ってくれ!」
「分かったわ!」
「りょーかい!」
悟真と華蓮は廊下へ出て行き、孝一は教室に残り防御にはいった。
が、孝一は
「てか僕、武器持ってない......うん?」
孝一の隣に、釘打ち機が転がっていた。
それを手に持ち、
「こ☆れ☆だ」
と二ヤッとした。
その頃悟真たちは奴らを蹴散らしていた。
掴まれないよう頭を吹っ飛ばして倒していった。
逃げてきた彼女の一人は手に木刀を持ちもう一人を守るように戦っていた。
しかし、数が多い。
一旦教室に戻って体制を立て直して倒していくか、いっそのこと教室を放棄して別のところにいくかなどと考えていると、教室に奴らが入っていった。
―――まずい!教室には孝一が!
「パスッ!パスッ!」
まるでガスガンの発射音のような聞こえ、奴らが倒れていった。
そして、教室から釘打ち機?を改造したものを持った孝一がでてこう言った。
「―――お前ら弱すぎて話にならんw!(奴らに対して)」
と完全などや顔をしていた。
孝一が加わってことにより、戦局が一気にこっちに傾き一掃することが出来た。
「よし、なんとかなったな。」
「皆無事?」
「なんとか....」
「助けてもらいかたじけない!」
「いえ、こんな時ですから、そういや孝一、それなんだ?」
「ふふふ、こいつは釘打ち機に木などを使ってアサルト並の重量とバランスを再現したものだ。サイトも付けていい感じに仕上げてみたんだ。ちなみにアサルトっていうは........」
「ああ~....孝一、また今度にするわ...」
「そういえば、まだ名乗っていなかったな。私は八雲清泉だ。」
「....私は岡本弥生です。」
to be continue......
今回も読んでいただきありがとうございます。もう、完全にハイ○クールオ○ザデ○トになってきていているような.....。面白かったら高評価やコメントください!