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絶望

彼らが校門に向かおうとした時、

「ピーンポーンカーンコーン。」

放送のチャイムがなった。

「全校生徒にお知らせしますっ!現在校内で殺人事件が起こっています!先生の指示に従ってすぐに避難してください!繰り返しますっ!」

その放送を聞き皆唖然となっていた。

「――――――――の指示に従ってすぐにキイィィィーーーーン......」

「まさか.....」

悟真は嫌な予感がよぎった。

「―――く、来るな!うわーーーーーーーーっ!」

「グシャッ!」

長く感じた一瞬校内はシーーーーンと静かになった。

「うわー!」

「きゃーーー!」

「邪魔だっ!どけっ!」

一瞬後校内は悲鳴や怒号の声が飛び交うようになった。

大勢の生徒が一気に教室から出て我先にと正門へ行こうとしていた。

一斉に大人数が階段をおりるから階段から転げ落ち、死んだ。

普通ならこれだけだが、なんと生き返った。

そして、生者を襲い噛みついた。噛みつかれた者は死に生き返り襲った。

その繰り返しだった。

「正門はだめだっ!どこかの教室に立て籠もろうっ!」

「分かった!」

悟真たちは別棟に行くための渡り廊下に行った。

道中、明らかにおかしい奴と出くわした。

「あいつ、確か国語科の」

「いや待てっ!あいつ足が....」

右足が大きくえぐれていて、皮膚が死人の色だった。

そして、口を大きくあけ襲いかかってきた。

とっさに華蓮が胸を突いた。

「よっしゃー!」

心臓には刺せなかったが十分致命傷だと悟真は思った。

だが、

「うぁあ、あ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁぁぁぁぁ!」

なんと、刺されているのにも関わらず華蓮に襲いかかろうとしていた。

「なんで!?胸に刺さったのにどうして動けるの!?」

「もう、人間じゃないんだ.....。死んでいるから死なないんだ!」

そのとき、翔が後ろに素早く回り込み腕を首にまき付け動きを押さえた。

「華蓮!今のうちにこいつから離れろっ!」

「翔!気をつけろっ!」

「さっきも言ったろっ!空手なりいろいろとしてきたんだ!こんな奴、俺がなんとかしてやる!」

翔は得意げにそう言ったが――――――

奴は体をメキメキといわせながら翔の方へ向き始めた。

しかも、奴は自分の体を筋肉や筋、血管を引き千切りながら。

「なんなんだこいつ!?なんて馬鹿力なんだ!?」

そして、

――――――翔は噛まれた。

「グハッ!」

「待ってろッ!いま助けに行くッ!」

悟真は、翔に噛みついている奴にバットを振った。

それがたまたま頭に当たり奴は動かなくなった。

「なるほど、奴ら頭を飛ばせば動かなくなるのか。」

「――――――悟真、華蓮と一緒に行け。」

「翔?どうしたの?」

「見ての通り、噛まれたんだ。皆といると危険だ。だから、ここで.........」

「――ッ!嫌!やめてッ!死なないで!」

華蓮は翔にしがみつき目に涙を溜めて叫んだ。

「悟真、華蓮を。」

「――――分かった。」

悟真は華蓮を無理矢理、翔から離し連れて行く。

華蓮は、翔と呼びながら涙を流していた。

翔は華蓮が見えなくなるまでずっと微笑んで、最後は

――――――渡り廊下から落ち自ら死んだ。

to be continue......


今回も読んでいただきありがとうございました!ここで、奴らに翔が自殺をしてしまいました。噛まれてはもう死ぬしかないと決めたのでしょう...。(自分で小説書いているのに何言ってんだこいつ!?お前が勝手に死なせたんだろうが!ちょっとは自重しろ!このry)まあ、そんなことは置いといて。面白かったら高評価やコメントください!お願いします!

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