捜索Ⅴ
華蓮は手紙を読み終えたあと、その手紙を握って泣いた。
何分も泣いて、涙が枯れるまで泣いた。
「....華蓮、地下の隠し室に行ってくる。お前のお父さんの形見を取ってくる...」
僕はそう言い、地下へ向かう。
地下は手入れされており、とてもきれいだった。
ドアについてある鍵にパスワードを入れ、開ける。
そこには、幾つもの銃火器があった。
小型のものから大型のものまで。
「違法じゃないか...」と思ったが、今はこれが必要である。
ものが多いためとても一人では持ち帰れないため、華蓮を呼ぶ。
「華蓮、来てくれ」
華蓮は、もう泣いてなくなにかを覚悟したような顔をしている。
「悟真、私決めた。お父さんとお母さんのために絶対生き残る!」
「ああ、なにがあっても生き残ろう」
華蓮はニコッと笑う。
僕もその表情に落ち着き銃を運び出す準備をする。
「あっ悟真、運びだす前に悟真の家に行かないと!」
「そうだな。運び出すのは一旦あと回しにして行こうか」
銃器を一旦置き、華蓮の家を後にする。
華蓮から僕の家まではそう遠くなくすぐ着いた。
「母さんっ!親父っ!」
家に入るが、そこはもぬけの殻だった。
車がなかったので、どこかに出かけたのかも知れない。
親が無事であることを祈って華蓮の家に戻る。
改めて銃器をすべて持って警察署へ戻った。
戻った警察署は、捜索しに行った時と変わらず無事の様であった。
「ん?あ!帰ってきたぞ!おかえり~!」
「なんとか無事に帰ってきたよ」
「てか、なんでそんなに重そうに....え、それまさか、全部銃!?」
「ああ、華蓮の父親の形見だ」
「え、じゃあ.....す、すまない」
「大丈夫よ、気にしないで」
「無事で何よりだ」
「よ、良かった。あ!お母さんは!?」
「事が起こる前にこの街から出ていたらしい。だから大丈夫だ」
「あ~、ほ、本当に良かった...」
「とりあえず、休憩をさせてくれ。疲れた...」
「そうだな。中でゆっくり休め」
こうして、僕らは家族の捜索を終えた。
to be continue......
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