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レヴオル・シオン  作者: 群青
第二部 「魔王の章」
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第93話 アンサー・後編


「やはり…… そうだったのですね……」

「神那…… 言っちゃってよかったの?」

「シニス世界では隠し通せないと思ってたし、後々の事を考えると先に明かしといた方が良いと判断したんだ。相談も無しにゴメン」

「うんん、私も隠し通すのは無理だと思ってた、大丈夫、私は神那のコト信頼してるから」

「あぁ、琉架」


 魔王同士見つめ合いシンパシー、あぁ……琉架。(とき)が見えるよ……


「コラ! そこ! 思春期フィールド展開すんな! ねぇ本当なの? 魔王って……ギャグじゃ無くて?」


 思春期フィールドなど展開して無い、ただ二人で宇宙(そら)を飛んでただけだ。まったくウルサイ先輩だ。

 ゲームでもよくあるだろ? 魔王を倒した勇者が次の魔王になるなんて…… よくは無いか……


「いつの間にか実の兄が魔王になってた…… もし創世十二使になってたら…… おにーちゃんはともかく、お姉様を殺すなんて出来っこない!」


 おにーちゃんは殺せるんだ…… くそぅ! 兄妹愛ってどこかに売ってないかな?


「ちょっと待って! もし本当に魔王になったんなら、二人は不老不死になったって事でしょ? その割には二人とも1年前より成長してない? 神那クンは背伸びてるし、琉架ちゃんは胸が大きくなってるし…… ちくしょう!」

「不死じゃないけど不老にはなりましたね、身体は強制的に成長させてるんです。方法は企業秘密」


 成長期だからな、もし1年も成長しなかったら周囲の人に怪しまれてたかもしれない、両用時流(リバーシブル)が使えて良かった……


「やっぱり信じられない…… あ、そうだ! 白ちゃん、二人の事調べてみてよ、本当に魔王になってたらあのちょっと恥ずかしい二つ名がついてるハズだから!」


 ドキッ…… 二つ名? なんだろう、嫌な予感がする……


「おに~ちゃん……?」

「う~ん…… 分かった見てくれ、まずは琉架から」

「え? な……なんで私から?」

「いや……だって…… 琉架の二つ名ってアレだろ?」

「え? え? アレって?」


「…………見てみる……『目口物言(ディープ・サイト)

 ………… 新・第8魔王 “女神” 有栖川琉架」


「いやぁぁぁぁぁ! そんな恥ずかしい二つ名いやぁ!」


 やっぱり。魔王でありながら女神の名を冠するとは…… さすが俺の女神!


「女神…… お姉様にこれ以上相応しい二つ名は無いですね」

「まぁ、琉架ちゃんは昔っから称号が“女神”だったからね。むしろ気になるのはそっちの“幼女キラー”さんよね」


 “パット入り”さんがワクワクしながら待っている、そう、問題なのは俺の二つ名だ! 一体何が飛び出す事やら、“幼女キラー”か“フラグ建築士”か“女泣かせ”か…… どれが出ても魔王に相応しくない……


「おに~ちゃん?」

「よ……よし、こい!」


「…………ん……『目口物言(ディープ・サイト)

 ………… 新・第11魔王 “禁域王” 霧島神那」


 禁域王(きんいきおう)? なんだよ禁域って? まるで俺が自由に固有結界でも作れるような二つ名だが、当然俺にそんな能力は無い。

 いや、能力では無く俺個人の性質を言葉にしたモノか…… 禁域…… 一般人立ち入り禁止…… そう言えば禁域って言葉は何かの語源だった気がする、確か…… ハッ!?


「禁域ってなに? 魔王のクセに更にもう一個「王」が付くの?」

「はっはっはっ! なるほど、実に神那に相応しい二つ名ではないか!」


 ヤバイ! この不能賢者、意味を知ってる!?


「ジークさん、意味が解るんですか?」

「ちょっ! まっ……!!」

「うむ、この言葉を神那に合わせて解釈すると艶福王と言ったトコロか、要するに多くの女にモテる男がその全てを自分のモノにする。“ハーレム王”と言い換えれば分かりやすいか?」


 シーン……


 わ……笑えない…… 嫁達は顔を赤くして目を反らし、先輩と伊吹にはゴキブリでも見るかのような目をされた。

 威厳など有るはずもない。コレも日頃の行いか…… 普段から脳内で嫁達とか言ってるのがいけなかったのかな?


「なるほどね、何故かは分からないけど、とっても良く理解できた。確かに琉架ちゃんと神那クンは魔王になったみたいだね、“女神”と“禁域王”に」


「「もうヤメテ……」」



---



「ミラちゃんはどうして二人が魔王になったって分かったの?」

「えっと、お二人の朱い眼です…… それは『緋色眼(ヴァーミリオン)』といって、魔王のみが有する魔眼なんです。お母様も同じ眼をしていたし、魔王レイドと魔王ウォーリアスも同様でした」


 やはりミラは知ってたか…… 魔王の娘だもんな。


緋色眼(ヴァーミリオン)…… なんで眼球ペアルックなんてしてるのかと思ってたけど、魔王化の影響だったんだ」


 なんだ眼球ペアルックって? どんな痛々しいカップルだよ。もし武尊と師匠が付き合ったらそんなカラコン着けるかもしれないな…… アレくらい突き抜けてたら……


「それで? これからどうするの? そもそも魔王って継承されて行くモノだったの?」


「はぁ…… これは仮説だけど、魔王の力は魔王の心臓に宿っている、俺はコレを「ミスト」と呼んでいる。

 魔王に止めを刺した者…… 厳密には魔王の心臓を破壊した者にこの「ミスト」が強制的に受け継がれる。

 つまり誰が魔王を倒しても、その力は継承され代替わりするだけ……

 唯一「ミスト」を完全に消滅させる事が出来るのが「魔王殺し(ホワイトアウト)」を持つ勇者だけだと思われる」


「なるほど…… 勇者の能力とは対魔王専用能力というわけか……」

「お母様が言っていたのはそういう意味だったのですね……」


「それで、神那クンと琉架ちゃんはこれからどうするの? 先代に倣ってムックモックと大空洞を恐怖支配するの?」


 誰がするかそんな面倒な事、妖精族(フェアリア)など路頭に迷わせとけばいい。まずは自分の問題の解決が優先だ。


「魔王の力を手放す方法も考えないとな、かなりのリスクを伴うし容易に実験もできない…… これは後回しだ」

「魔王の力の放棄? そんな事出来るの?」

「可能性はある、ただ俺の考えた方法はどうしても犠牲が出る上に、ギフトを二つとも失う可能性が高い、あまりやりたくない」


「ん? ギフトを二つとも?」

「あぁ、言い忘れてた。魔王の力の継承には魔王のギフトも含まれる。俺は『跳躍衣装(ジャンパー)』を、琉架は『星の御力(アステル)』を継承しました」


「はぁぁぁ!? ふざけんな!! 一つ私に寄こせ!!」


 特別な才能(ギフト)がない先輩に怒られた。いや、寄こせと言われても困る。


「魔王を殺せば魔王のギフトが手に入りますよ? 先輩も魔王殺しやってみます?」

「魔王殺し…… ねぇ、神那クンって毒で死ぬ?」


 どうやら目の前の新・第11魔王様を殺す気になったらしい、手近なところで済まそうとするなよ。


「たぶん効きません、魔王レイドには俺の『猛毒弾(ヴェノム)』も効果無かったようですし」

「チッ!!」


 やっぱり魔王の力は隠してきて正解だったな。こういう事をマジで考える奴がいると面倒臭い。


「ねぇ、神那クン、先輩を置き去りにしたことに罪悪感とか持ってない?」


 実に諦めの悪い人だ。ならば立場の違いを教えてやろう!


「先輩…… まだ気付いて無いんですか?」

「ん? 何を?」

「先輩が神隠しに遭われて約2年…… 覚えていないのも無理は無いかも知れませんが……

 俺と琉架の服装を見て、何か気付きませんか?」

「服装? 別に普通の制服…… ハッ!?」


 先輩の顔は蒼白になり、ガタガタと震えている。どうやらようやく気が付いたらしい。


「ま…まさか…… ウソよ! そ……そんなことあり得ない!!」

「いえ? これは現実ですよ? 俺と琉架は先日…… 高等部へ進学しましたぁ!」

「あ……あぁ……」

「2年間、学院に通っていない先輩はぁ…… 果たして何年生なんでしょうかぁ? 今履歴書を書くとしたら、最終学歴は何になるんでしょうかぁ?」

「ち……違う! そんなこと神がお許しになる筈がない!」

「もしかしてぇ、未だに中等部3年生なんじゃないでしょうかぁ?」

「ぁ……ぁぁぁぁああああ!」


 さあ! 俺達との格の違いに打ち震えるがイイ!!


「……と、いうワケで、コホン。 おい!サクラァ! ちょっと焼きそばパン買ってこいよ! ダッシュで!」

「いやあああぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!!」


 サクラ先輩改め、サクラ後輩は逃げ出した。


 あ~楽しかった♪ 先輩に再会で来たら絶対やろうと思ってたんだ。このコント劇場。



---



 その後、帰ってきた先輩に蹴られた。

 もちろん俺は彼女をアゴで使うつもりは無い、尊敬はしてないけど先輩であることに変わりは無いからな。

 ただこのコントをやりたかっただけだ。付き合い方を改めるつもりは無い。今まで通りギャグ要因としての働きを期待している。


 ちなみに先輩は下の売店でちゃんと焼きそばパンを買ってきてくれた。この先輩のこういうノリの良い所は大好きだ。そこだけは尊敬している。


「わたし…… もしかして、中学中退? ウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだ……」


 先輩が忘れていた現実を思い出して落ち込んでしまった。

 まぁ、先輩の事だ、1分もあれば立ち直って復活するだろう。この思考の切り替えの早さは尊敬に値するかもしれないな。


 そんなコント劇場という小休止を挟んで、会議を再開する。


「それでは定例会議を再開します。質問のある方は挙手を」

「はい!」


 伊吹が元気よく挙手する。


「えっと…… おにーちゃん言ってたよね? 神隠しの原因が判明したって…… つまり帰れるって…… それは?」


「そうだな…… 大げさかもしれないが、今からする話は世界の根幹に関わる様なことかもしれない、覚悟して聞いてくれ」

「それは幾らなんでも大げさでしょ?」


「かもしれない…… それぐらいの気持ちでいてくれって事だ。

 まずは神隠しの原因…… つまりゲートに関してだが、恐らく魔王にはゲートを発生させる能力がある」

「魔王に?」


「あぁ、それなら魔王城クレムリンにゲートが存在していたコトにも説明がつく。コレはあのイタズラ好きの魔王が人族(ヒウマ)をおびき寄せるための餌だったんだ。

 そして魔王レイドの死と共に、ゲートも消失したって訳だ」


「つまり私が帰れなかったのは、神那クンの所為って事ね?」

「俺の責任にされても困ります」


 先輩の恨み節がチクリと刺さる、しょーがないだろ? あのままアイツを生かしておく訳にもいかなかったんだから。


「え? じゃあ、おにーちゃんやお姉様も自力でゲートを開けるってこと?」


「全ての魔王がこの能力を持っているのかは分からないが、少なくとも魔王レイドはその能力を有していた。

 その力を継承した俺も恐らく使えるだろう。だから一年前、自力でゲートを開いてしまったんだ、魔王になりたてで力が安定していなかった俺と琉架の接触が原因だったと思う」


「…………」


「琉架と伊吹は憶えてるか? ほんの数日前だが神隠しに遭う直前のこと」

「直前? あ、そう言えば女の人がいた……」

「そう、あの灰銀色の髪をした女の事だ。

 俺は初めて神隠しに遭った時にもあの女に会っている。琉架は?」

「え? あ! そう言えば…… あの後色々あって忘れてたけど、私もあの人に会ったことがあった……」



「あの女が『第12魔王“原罪”リリス・リスティス』だ」



「…………へ?」


 場の空気が氷り付くが構わず説明を続ける。

 デクス世界では名前を知る者すらいない第12魔王…… リリス・リスティスという名前はウィンリーから教えて貰った。


「神隠しとは自然現象ではなく、第12魔王の手によって引き起こされていた人災だ。

 魔王リリスは1200年前にデクス世界に渡り魔導を起こした。伝説の「魔導の祖(オリジン・ルーン)」とは魔王リリス本人の事を指すのだろう。

 そして世界中に戦争の種をばら撒き「魔法科学(ソーサリーテクノロジー)」を発展させてきた、そして今現在もデクス世界で暗躍している。その目的は……」


 神殺し…… 本気でそんな事を考えてるのか?

 神族と何か関係があるのだろうか? どちらにしても、あまりにも荒唐無稽すぎる。


「……目的は不明だ」


 全員が押し黙る、この話は特にデクス世界出身者には衝撃だ。俺たちの文明は魔王によって(もたら)されたのだから。


「その話の根拠はどこにあるのだ?」


 またジークが勝手に発言する、挙手しろよ…… とも思ったが、えらく真面目な顔をしている。


「証言から推測したものだ。残念ながら証拠は無い。

 1200年前、第一次魔王大戦は魔王リリスの失踪が原因だったと思われる。失踪前に魔王ウィンリーの元を訪れたリリス・リスティスはこんな言葉を残していたらしい。「ここじゃダメだ」「新しい領域が必要だ」と。

 つまりデクス世界こそが第12魔王 リリス・リスティスの治める新しい第12領域だったんだ」


 そしてこんな事も言っていた…… 美人だったと……

 いや、それはどうでもイイ。確かに目元は良く見えなかったけど間違いなく美人だ!

 いや、だからそれはイイんだって! 第8魔王“女神”有栖川琉架に比べれば格下さ。


 問題なのは『神を殺したい』発言だ。

 あの時はその暗黒臭いワードに痺れていたが、神様は本当に居るのだろうか? 女神が実在するのは知っているが、魔王リリスの言う神とは一体何の事だ?


 魔王リリスが1200年も掛けて、魔導を成熟してきたのは『神』と戦う為に必要な事だったからなのだろうか?

 もしかして人族(ヒウマ)を『神』と戦う為の尖兵にするつもりか? そう仮定するとテリブル事件の真相も見えてくる気がする……


 しかしあくまでも想像に想像を重ねた仮定に過ぎない。真相は本人に聞くしかない、そして魔王リリスの所在については見当がついてる。

 その為にはデクス世界に帰還する必要がある、つまり急務なのはゲート発生・制御方法の習得だ。

 ただしこの技術はウィンリーに聞いても分からない可能性がある。何故ならウィンリーは俺と琉架がトラベラーだと知っていた。あの子の性格なら俺達を元の世界に送り返してくれたかもしれない、しかしゲートの話題は一切出なかった。


「神那クンちょっと待って! 思考が追いつかない、頭がオーバーヒートしそうだよ…… ちょっと時間頂戴」

「そうですね…… 今日のトコロは定例会議は終わりにしましょう」


 取り敢えず伝えるべきことは伝えた。他にも細かいことはあるが、それは時を見て追々で良いだろう。


「神那クン、締めの前に一つだけ。今の神那クンの推測は…… 自分ではどれ位正しいと思ってるの?」

「細部はともかく、大筋は99%正しいと思ってます」

「そう…… そこまで断言するんだね、分かった……」


 例え世界の根幹に関わる話でも先輩にはあまり関係無いんだからそんなに悩まなくても……

 まぁ、真面目に聞いてくれて良かった。


 クイクイ……


「ん?」


 いつの間にか隣に白がいた。俺の袖を引っ張てる…… その仕草が実に可愛い。


「おに~ちゃんは…… また…… 帰っちゃうの?」


 なんてことを不安げな表情で聞いてくる。

 おぉう! 思わず恋に落ちそうなくらい可愛い!


「大丈夫! 二度と白を残して帰ったりしない、約束だ!」


 てか、連れてく! 自力でゲートを作れれば2つの世界を自由に行き来できるが、そんなものは関係ない! 俺は今約束したように白を離さない! お持ち帰りだ!


「ん…… 約束……」


 白を膝に乗せモフりながら頭を撫でてやる…… コレだよ…… コレこそが俺の理想の妹像! 見たか伊吹よ! シスコンの鬼にはコレくらいブラコンな妹がちょうど良い!

 そんな伊吹はこっちを羨ましそうに見ている。


 俺には分かる。あの羨望の眼差しは「俺に撫でられる白」を見ているんじゃない「白をモフってる俺」を羨んでいるのだと……

 妹力の足りない奴め!


「マスター、次にお帰りになられる時は私もお連れ下さいね? マスターのお世話をするのが私の務めですから。間違っても筋肉の塊の世話をするためにココに居るのではないのです」

「あ…… うん、ごめん。分かってるよ、筋肉の世話はあくまでもついでだって。1年も我慢させて本当に申し訳ない」


 あれ? ミカヅキちょっと怒ってる? いや、怒って当然か…… 1年も筋肉の世話をさせてしまったんだ。そんな事になったら俺だってブチギレる。

 そう、俺は魔王だ。一人ぐらい専属メイドが居たっていいだろ?


「カミナ様…… 私も末席に加えて下さい!」

「へ? マッセキ?」

「そうです! お隣なんて贅沢なことを申しません! 私はただカミナ様の御傍に居られればそれでいいのです!」


 ミラの古風な言い回しはたまによく分からないんだが、禁域王の御傍に居る事の意味は分かってるのだろうか?

 いや! きっと分かってる! ならば大歓迎だ! ヒャッホゥ!! 俺の時代が始まるゼ!!

 取り敢えず、釣った魚にエサを与えて逃がさないようにしておこう!


「ああ! ヨロシク!」

「はい! よろしくお願いいたします!」



---



 今、おにーちゃんが目の前でハーレムを作り出した……


 今日は私の人生の中でもトップ3に入るほど、激動の一日だった。


 おにーちゃんが美少女をたくさん連れて帰って来たと思ったら、魔王であることが発覚!

 更にこの魔王がとんでもないジゴロで女ったらしのハーレム王だったのだ!

 私には分からない…… あのアホなおにーちゃんを慕う女の子が何故こんなに多いのか? 血の繋がった妹には分からない魅力でもあるのだろうか?


 おにーちゃんはアホだからよく分かってないみたいだけど、今のって愛の告白じゃないの?


 ミラさんは超美人さんだ。ミカヅキさんは美人というよりカワイイ感じの人だ。白ちゃんに至ってはペロペロしたいくらいカワイイ!

 更にお姉様までいる……


 こんな贅沢なハーレムがあっていいのか?

 私は思う……


 …… おにーちゃん死ねばいいのに……と。




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