表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レヴオル・シオン  作者: 群青
第一部 「異世界の章」
56/375

第53話 第11魔王 ~血液変数~


 私には裏技がある。


 私の『時由時在(フリーダイム)』は時間を操る事が出来る能力だ。神那は「最強のどチ~ト」と言っていたが、確かに事象予約を使えば近接戦闘は無敵だと師匠に太鼓判を押された。

 しかし戦闘では敵に止めを刺すのには有効ではない。


 時由時在(フリーダイム)のどチ~ト能力、時間停止では絶対に敵を倒せないのだ。


 何故なら時間が停止している生物には傷一つつける事が出来ないからだ。その理屈が自分でもよく分からないので以前、神那に聞いてみた事がある。


『時間の流れていない生き物には変化を与える事は出来ないんだ』

『う~~~ん……?』

『え~と…… 粘土に例えてみよう。粘土に水分がある時は自由に形を変えられるだろ?』

『うん』

『この水分が時間だ』

『うん?』

『水分が無くなった粘土はカチカチに固まって、形を変える事が出来なくなる』

『あ……』

『水分が戻ればまた柔らかくなって形を変えられるだろ? 硬くなった時に割るとか言わないでくれ』


 さすが神那だ! 私の能力なのに私より詳しい!

 停止時間の中で私が干渉出来るのは無機物に限られる。何時ぞやのオルフェイリア様とダルストンさんを船に移動させた時みたいに。

 あの時はわざわざ台車の上に待機していてもらったんだ。それでも移動させるのは大変だったけど……


 つまり時間停止すれば、私も瞬間移動の真似事が出来る。しかしこの力は決して人前では使うなと昔から家族に言われていた。神那からも同じような注意を受けた。


 それでももし、今この場で、神那が…… 仲間がピンチになったら…… 私はきっと使ってしまうだろう……

 もちろんそうならない為に事象予約で警戒を厳にしているが、もしそうなったら…… 私は向こうの世界に帰る訳にはいかなくなる。その時神那はどうするだろう……

 お願いすれば一緒にこっちに残ってくれるかな? いやダメだ、これは私自身の問題。そんなワガママを神那に押し付けるなんて許されない!

 …… けど、それで二度と会えなくなるくらいなら、一回くらいワガママ言っても…… 許される……よね?


「……架 ……琉架?」

「ひゃっ……ひゃい!?」

「大丈夫か? フリーズしてたぞ?」

「あ……」


 またやってしまった…… 戦闘中に思考をピンク色にするなんて、私は何てバカなんだろう……

 いつの間にか神那が隣に立っている。仲間のピンチより、自分の頭が心配になってきた……

 昔クラスメートが話していた、きっとこれが「恋愛脳」ってやつだ…… もうすこしTPOを考えようよ……







 ザッ!!


「ん?」


 今まで後ろに控えていて、戦闘に参加する事の無かった男が前に出て来た。そのオーラからギフト持ちである事は容易に想像がつく。


「神那、白ちゃんとジークさんは大丈夫だった?」

「あぁ、白は気を失っているだけ、ジークは…… 軽傷だ」

「ちっ!」


 ミカヅキが舌打ちした。本当はかなりの重傷だがすぐに治るしな……

 あんな奴の事は忘れて俺とバラ色のハーレムを目指そうぜ?


「ようやく出てきたな…… お前が最終兵器か? 我を倒す算段でも整ったのか?」


 魔王レイドの『限界突破(オーバードライブ)』発動前に与えた傷は全て癒えている。しかし発動後に白が与えた腹部も傷からは(はらわた)が覗いている。

 あの…… 中身はみ出してますよ?


「第11魔王 レイド・ザ・グレムリン・フォースよ、まずはお前のチート能力『跳躍衣装(ジャンパー)』を封じさせてもらう」

「ほぉ…… そんな事が本当にできるのか?」

「あぁ、それをしないとどんなにフルボッコにしても、お前逃げるしな」


 ピク!


 敢て魔王のプライドを刺激してみる。そんな矜持を持ち合わせているかは謎だが。

 ここで激怒して襲い掛かってこられると困る。少しは大ボスっぽい所を見せてくれ!


「おもしろい…… 本当にそんな事が出来るのか興味が湧いたぞ?」


 しゃぁ!! 思い上がった糞ガキを釣るのは勇者をコケにするより容易い!


「そうか、後悔しても知らないからな?」


 琉架が顔を背ける、事象予約で見えちゃったんだな、俺が何をするか。

 右手に持った血刀・深淵真紅を左手首に当てて一度深呼吸した後、思い切り引く!


 ブシュ!!


 左腕から大量出血、まさかリストカットする日が来ようとは…… 自分でやった事なのに気絶しそうだ……

 俺の血がすでに床に広まっていた血と混じり合っていく…… 深淵真紅も分解して血液に戻して足しにする。


「マ……マスター、すぐに止血しないと……!」

「まだだ…… まだ足りない…… あと少し……」


 くらっ…… 足元がふらつき床に手を着く。


「神那!」

「マスター!」


 くぅぅ…… やはりキツイ! だが準備完了だ!


「待たせたな、魔王レイド。今からお前の『跳躍衣装(ジャンパー)』を封じさせてもらう」

「いいけど…… お前今にも死にそうだぞ? 何がしたいんだ?」


 今のうちにせいぜい見下して油断していろ! 今からお前のテンパり顔が楽しみだよ!


「弐拾四式血界術・弐拾壱式『血霧』!!」


 恥も外聞も捨てて大声で技名を叫ぶ! ここが勝負所だ!!

 本来は目くらましに使う 必殺技と呼ぶのも(おこ)がましいショボ技だが、全力を注ぐ!

 床一面に溢れていた血の海が蒸発した様に赤い霧となり、辺りを包み込んでいく。

 廊下に……周囲の部屋に……地下室に…… 城全体を赤い霧が包み込んだ。


 規模を大きくしたため霧はかなり薄くなってしまったが、霧の濃さは関係ない。

 正直、魔力枯渇寸前だ。後はアイツに止めを刺すくらいしか残っていない。


「何だこれは……? これがお前の命がけの秘策なのか?」


 魔力回復促進剤と造血剤を飲み込みながら立ち上がり、魔王に向けて右腕を向ける。


「弐拾四式血界術・拾参式『箒星』!!」


 血糸と繋がった弾丸を作り出し、魔王に放つ!


「フン! それがどうし……!?」


 レイドがテレポートを試みるが出来ない。だからさっきから言ってるだろ? それを封じたんだよ!


 ドス!!


 慌てふためく魔王の肩に弾丸が打ち込まれる。

 弾丸には返しが付いていて肉に食い込み外す事の出来ないアンカーワイヤーになっている。


「ぐっ!! な…なんだコレは!? 貴様一体何をした!?」


 この霧は単純に血を霧にしただけだ。ただし重要なのはこの血がまだ生きている事だ。

 そしてこの霧は全ての粒子が繋がっている事だ。


 魔王レイドのギフト『跳躍衣装(ジャンパー)』は自分と対象座標を入れ替えるテレポートだ。しかし対象座標に生命がいた場合は機能しない。移動先の生命を欠損させる事が出来ないんだ。

 つまりアイツが跳躍できる範囲を全て生命で埋め尽くしてしまえば『跳躍衣装(ジャンパー)』は封じられる。


 レイド自身も能力の限界は理解している筈だ。しかしテンパっていて理解が追い付かない様子だ。

 その顔が見たかった!

 出血多量になった甲斐があったというもの!


 もちろん俺は生意気なガキに懇切丁寧にネタばらしをしてやるつもりは無い。

 ヤツの質問に答える代わりに号令を掛ける!


「総攻撃だ!!」


 一瞬の間をおいて全員が動き出す。


「第7階位級 光輝魔術『閃光』レイ チャージ30倍」

「角気弾 一点連射!!」

「『磁力円陣(コン・パス)釘弾(ネイルショット)!!」

「流水魔法『貫通水弾(ドロプリット)』 チャージ30倍」


 ドドドドドドドドッ!!!!


 自分でやらせといて何だが、総攻撃すると爆風やら何やらで霧が散る。攻撃には参加せずに霧の操作に勤しむ。

 先輩がバツが悪そうな顔をしながら石を投げてる、当然届かない。だから遠距離攻撃手段を持てってアドバイスしたのに……



「ぐおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!」


 レイドは両腕に遠目でもハッキリと分かるほどの強力な魔力を纏わせ何とか攻撃を防ごうとしている。

 しかし如何に『限界突破(オーバードライブ)』で身体能力が向上しようとも、物量が違い過ぎる。特にミカヅキの「気」は魔力防御を貫通する為非常に効果的だ。


 まるで大人数で子供一人をリンチにしている気分になる。だがアイツは2400歳以上! 超年上だ!

 正義の為とお題目が付けば、見た目は子供・頭脳は老人の魔王をなぶり殺しにしたって許される! 戦争とは恐ろしいモノだな……


 一斉攻撃の余波により次第に周囲の壁や床が崩れ、土煙がレイドを覆い隠す。しかしまだアンカーワイヤーで繋がれた魔王は確実にそこにいる。

 目標が視認できなくなり攻撃が止む。


「や…… 殺ったのか?」


 クリフ先輩…… そのセリフはよくないです…… いや、確かに死んで無いだろうけど、これで確定してしまった気がする……


 ブワッ!!


 巨大な魔力が土煙を吹き飛ばし、レイドが姿を現した。

 その姿は血まみれでボロボロのゴミ屑みたいだ。ざまぁ!!


「がふっ!!」


 レイドが血を吐く。もしかして毒が効いたのかな? アンカーには『猛毒弾(ヴェノム)』が仕込んであったんだが…… しかしそれらしい症状は見られないな……


「惨めな姿だな? 第11魔王 レイド・ザ・グレムリン・フォースよ。

 在位2400年の長きに渡り多くの人類(オールセトラ)を不幸にしてきたその罪を清算する時が来たぞ?」


「ゆるさん…… 貴様だけは絶対に許さんぞ!!!!」


 掛かった! ちょっと煽ればすぐに釣れる。チョロイな。


 ガシッ!!


 レイドが肩に打ち込まれているアンカーから伸びた血糸を掴んだ。


「貴様だけは…… 絶対に殺す!!!!」

「か…神那!?」


 琉架が手を伸ばした時には、俺と魔王レイドは消えていた……




「き…消えた!? 瞬間移動!? なんで!?」

「バ……バカな!? テレポートは封じていた筈じゃ無かったのか!?」

「ミラさん! 神那を…… アルテナで神那を探して!!」

「は…はい!! アルテナ様お願いします!!」




---




 ここまでは計算通り…… 城の中でのショートジャンプは封じられるが、『限界突破(オーバードライブ)』で膨れ上がった膨大な魔力を使えば、城の外へ一気に跳躍できる…… そう、ここまでは計算通りだ……


 計算外だったのは、レイドが真上(・・)に飛んだことだ……


 数回の跳躍を瞬時に行い、今俺たちがいるのは城の遥か上空…… 10000メートル位かな? これは予想外だ……

 ヤバイ…… 既に自由落下が始まっている。俺はホープを呼び出す事が出来ないから助けてもらう事もできない。


人族(ヒウマ)がこの高さから地面に落下したらどうなる?」


 レイドは余裕の表情を取り戻している。俺の焦り顔を見たせいだな…… くそっ!ムカつく!


「ま……魔王だってこの高さから落ちたら無事じゃ済まないだろ!? 魔王の死因が転落死って歴史に残る汚点になるぞ!?」

「お前が落ちて潰れたのを確認したらテレポートで脱出する。テレポートは運動エネルギーが無効化されるからな」


 くそ! そういう事だったのか……! さっきまでテンパってたのに急に冷静になりやがって……

 落ち着け…… 素数を数えている暇はないが、とにかく落ち着け…… たとえ転落死直前でも俺のやる事は決まってるんだ!


 今ここで魔王を倒す!



「フー…… 今まで誰にも詳細を明かしたことが無かったんだが……」


「ん? 何だ? 遺言でも残すのか?」


「俺のギフト『血液変数(バリアブラッド)』は…… いくつもの物理法則を無視できる」


「なに?」


「例えばお前の肩に打ち込んだアンカーの内部にある血液を1億度以上に加熱することも出来るし、血を直接2重水素と3重水素に変換する事もできる」


「何の話をしている?」


「……………… お前の死因だよ。爆死だ!」




 その瞬間、第11魔王の居城の上空で太陽にも匹敵する強烈な閃光が発生した。




---




 魔王城内・大広間


 ドォォォォォォオオオオーーーーーン!!!!


 城全体を巨大な衝撃が包み巨大地震でも起こったかの如き激しい揺れが襲った。

 それは城の一部が崩れるほどだった。


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……


「きゃああぁぁぁ!!」

「な…ナニコレ!? 何が起こったの!?」

「ま……魔王の攻撃か!?」


『この衝撃…… 禁呪かもしれんのぅ?』

「え? あ…あの、アルテナ様? 禁呪とは一体……?」


『うむ、禁呪とはその名の通り禁断の魔術じゃ。

 魔王が出現するより以前、神代(かみよ)の時代に封じられた数多ある危険な“技術”のひとつだ。

 たしか軽い核種を融合するんだったか? 他のモノより比較的扱いやすい技術だったがそれでも現行魔法ではあり得ないほどの威力を誇っておる。

 第7魔王の研究対象でもあったが…… レイドの奴にこれ程の術が使えたとは思えん』


「そ……それでは……?」

『やったのは我の真なる主かもしれんな。流石は神代偽典(しんだいぎてん)たる我が認めた男だ!』

「し……真なる主…… ううん! それよりアルテナ様! カミナ様は今どこに!?」

『爆発の発生源はこの城の直上、遥か上空じゃ…… 魔王レイドと物理的接触状態にあった主様はそこに()る。 あ…… 少しまずいかも知れんのぅ』

「え?」

『恐らく主様は魔力切れ寸前だろう…… このままでは墜落死するかもしれんぞ?』









 核融合……


 神那が作り出したのは小規模な核融合の光だった。

 しかし如何に小規模とは言えその圧倒的なエネルギーは第11魔王の存在全てを飲み込みこの世から消し去った。その光は遠く城塞都市ラドンや古来街道大要塞からでも確認できた。


「俺の裏技の味はどうだった? 第11魔王レイド……」


 神那は現在落下中…… 未だ危機は脱していないが……


「俺はとうとう成し遂げた、歴史上初めて魔王を討ち取った人間になったんだ…… 一生働かなくても遊んで暮らせる英雄様の誕生だ! 俺に残された使命は魔王殺しの優秀な遺伝子を後世に残す事だ。そうだ! 一夫多妻制を認めさせリアルハーレムを作ろう! フハハハハ! バラ色の青春がいま幕を開けるんだ!」


 出血多量で朦朧としていた…… イタい妄想がダダ漏れだった。


 時速200キロ以上のスピードで落下中…… 体に打ち付ける空気抵抗でようやく現状を思い出した。


「ヤバイ…… イタい妄想を全開にしている場合じゃ無かった!

 このままじゃ魔王城に墜落して「魔王殺しの英雄・霧島神那のシミ」として観光名所になってしまう!

 みんなが泣きながら見上げた青空に笑顔でキメ顔を浮かべる存在になるなど断固拒否する!!」


 一回くらいなら『空圧(コンプレス)』が使えるだろうか? しかし勢いが付き過ぎだ、薄汚れた俺には空を飛ぶ為の翼は無い…… そうだ!ウィンリーの羽根があるじゃないか! しまった!もっと早くに使っておくんだった!

 今からでも間に合うか? とにかく併用するんだ! 数秒後に死ぬかもしれないが出来る事は全てやるんだ!

 頑張れ俺! 諦めるな夢を! 目指せ一夫多妻制!




「第7階位級 風域魔術『空圧』コンプレス チャージ5倍」


 墜落死5秒前に俺の体を空気の層が包み込んだ。


「え?」


 俺は割れ物を扱う様にゆっくりと魔王城の屋根の上に着地した。俺は生きてる…… 生還したんだ。


 助けてくれたのは琉架だった。目にいっぱい涙を溜めている…… あ、ヤバイ……


「ぅわあああぁぁぁん!! 神那のバカァ!!」


 泣いている琉架に力いっぱい抱きしめられる。以前にも抱きしめられた事はあるが、心なしか今までよりも密着度が高い気がする…… 魔王を倒した俺に早速のご褒美だ! 頑張った甲斐があった!

 不幸中の幸いは、今の俺が出血多量で血液量が不足している事だ。その為ロケットに注入する液体燃料が足りないのだ、よって発射準備は整わなかった。

 危うく俺の女神に穢れを押し付けるところだった……


「無茶しすぎだよ……ッ…… 心配……ッ…… したんだから!!」


 無言で琉架の頭を撫でてやる…… 心配を掛けてしまったが、全て終わったんだ……

 そんな時だった……



 ひゅうううぅぅぅーーー…… べちゃ!!



 背後に何か落ちてきた! うぉい!! まさか!?


「な……なに?」

「これは……」


 それは赤い小さな塊だった…… ピクピク動いてる…… 魔王の心臓……か?


「ウソだろ…… 核融合の中心にいたのに焼け残ったのか?」


 魔王レイドの心臓は弱々しく鼓動を打っている…… 復活する兆しは無い……


「神那……」

「分かってる……」


 琉架のおかげで残った僅かな魔力で周囲の霧をかき集めて小さなナイフを作る。

 これは俺がやるべきだ!


「魔王レイドよ、お前の敗因は人を見くびり過ぎた事だ……」


 瞬間移動能力をもつ魔王が負けたのは絶対の余裕…… 人間をオモチャ程度にしか捉えてなかったからだ。

 お前が本気で敵の殲滅のみを考えていたら、俺たちはあっという間に全滅していただろう。


「さらばだ。第11魔王 レイド・ザ・グレムリン・フォース」


 ナイフをその小さな心臓に突き立てる。内部に残っていた血が噴き出す。

 最後に一度だけ大きく鼓動を打って…… 止まった。


 その日 その時 その瞬間、2400年以上の長きに渡り世界を統べる絶対王者、12魔王の一角『第11魔王 “影鬼” レイド・ザ・グレムリン・フォース』が落ちたのだった。




 そう…… 魔王は死んだ……




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ