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レヴオル・シオン  作者: 群青
第一部 「異世界の章」
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第35話 人魚姫


「うぅ……はい、私の名前はセイレーン・ミュース・リープス……

 第6魔王 ミューズ・ミュースの一人娘です」



 そうか…………魔王って子供作れるのか…………

 不老不死に近い存在だから、てっきりどっかの賢王様みたいに不能かと思ってた……

 いや、そんな筈ないよな……だってビッチ魔王だもん。


 おっと、いかんいかん、人様の親をビッチ呼ばわりしてしまった。反省せねば……

 冷静になれ、動揺するな、COOLになるんだ……そうだ、魔王の娘……色々納得いったじゃないか。


「ぅえええぇぇぇーーー!? セ……セイレーンさんって……第6魔王の娘さんなの!?」


 俺が我慢していた反応を琉架がしてくれた。さすが頼りになる!


「それじゃ…………自分の母親を殺したい……ってこと?」

「…………はい、その通りです」


 普通なら止める……しかし相手は魔王だ。しかも父親の仇……さらに親子関係も悪いと来たもんだ。


「聞きたいことが沢山浮かんできたんだが、何から聞けばいいのか……」

「ごゆっくりどうぞ、私にお応えできることでしたら、なんでも話しますので」


 そうか……まずは落ち着こう、ふーーー。


「魔王の娘……ってことは魔王の血を引いている。それは使途と同じような存在なのか?」

「え? あ……考えたこと無かったけど……どうなんでしょう? ……子供の体、肉体は母親が造るモノです。父親から与えられるのは…………せ…せ……設計図だけですから……」


 赤くなっている……さすがビッチ魔王、娘にはちゃんと性教育を施しているのか。

 しかし半不老不死の母親から生み出される子供は、魔王と同じ体質で生まれてくる……ってワケじゃ無いのか?

 成長も老化の一部、赤ん坊の状態で生まれてきて、ここまで成長したのなら、魔王と同じ体質は有り得ない。

 だったら魔王の血の力はどこへ行った? 普通の生き物が魔王の血を受けて強化される、それが使途だ。

 なら魔王の血100%で造られた娘は、魔王の分身とでも言うべき存在では? にも拘らず、彼女は魚介類共に殺されかけた。

 セイレーンは普通の子だ。芝居でも無い! 目を見れば分かる! ビショウジョ嘘ツカナイ!

 では魔王の血というのはもっと根源的な力なのか?

 魔王はもっと霊的な生物で魔王の魂が魔王の肉体を魔王足らしめている?


 いかん、少し混乱してきた。


 つまり魔王という生物は存在せず、「魔王の力」を持つ者がその力で自らの肉体を強化し、魔王という生物を演じている。

 魔王の血を与えるという行為は、自らの血を通じて「魔王の力」の極一部を他の生き物に分け与えると言う事。重要なのは「魔王の力」であって、魔王の血ではない……ならば……


「セイレーンは普通の女の子…………と、いう事か?」

「え?」

「神那ぁ、自分の頭の中だけで考えてるから、何でソコに行きついたのか全然分からないよ」

「あぁ、すまん。正直自分でもうまく説明する自信が無い。あくまで仮説だからな」


 この考えは後でまとめてレポートにでもしよう。もうすこし熟考したい。


「あ……あの!」

「ん? なに?」

「わ……私が普通の女の子って……それは?」

「あぁ、まだ仮説だけどセイレーンは生物的に魔王の直系というよりも人魚族(マーメイド)に属してると思う。もちろん魔王の血の影響がゼロだとは思えないけど……」


「私は…………魔族じゃ無いんですね?」


 うん? ぅえっ!? 泣いてる!? セイレーンが涙を流している。

 一日に二人の美少女を泣かせるとは、俺はなんて罪な男なんだ!


「ぅぐ……ご……ごめんなさい……っ……」


 どうしよう……まだ仮説って念押ししたのに全く聞いてない。

 俺の説が正しい事を祈るしかないな……



---



「申し訳ありません、お見苦しい所を……」


 魔王の娘も色々あるんだな、もしかしてイジメとか……は流石にないか。きっと学校で腫れ物に触る様な扱いとか受けてきたんだろう。そう思うと少しだけ親近感が湧く。

 人魚族(マーメイド)に学校が有ったのかは分からないが。やっぱりアレか、どうやって男を落とすか教えているのか? 服の裾をクイクイ引っ張ったり、コップを両手で持って飲んだりを教えるのか?

 これじゃ男というよりも俺を落とす方法だな。もっとアダルトな感じか?

 チェリーには想像できん、やはりメダカの学校をイメージしておこう。

 きっとみんなでお遊戯してるんだ。

 …………イヤラシイお遊戯を…………そっと覗いて見てみたいな。


 妄想も大概にしとけよ?


「それじゃ質問の続きなんだけど……」

「はい」

「母親……第6魔王の『ギフト』を知っているか?」

「はい知っています」


 マジか? さすが母娘! 当面の敵じゃないけど有力な情報だぞ!


「お母様のギフトは『歌姫人魚(ディーヴァ)』 その歌声は人に限らずありとあらゆる生物を魅了する力を持っています。それに抗えるのは同格の力を持つ魔王くらいなものです。

 また超音波によりあらゆる物体を破壊することもできます」


 え? 精神操作系の最上級能力?


「お恥ずかしい話ですが、反発していた私ですら聞き惚れて、気付いた時には自ら懲罰房に入っていました」


 第6魔王 “歌姫” ミューズ・ミュースか……歌姫の二つ名はそれが由来か。

 うわぁ……その話を聞いた時点で勝ち目無しだぞ? 魔王は只でさえバカ強いのに……


「私の力では、お母様には遠く及ばないですから……」

「ん? 私の力って?」

「私の母親から受け継いだギフト『劣化歌姫(ノイズ)』です。お母様の『歌姫人魚(ディーヴァ)』の能力を弱体化した劣化版……下位互換能力です」


 魔王のギフトを受け継いでいる……だと?


「すごい! 魔王のギフト使えるの?」

「劣化版です、数種類の歌を操れる程度……私の歌声には魅力が無いみたいですね」


 セイレーンが自傷気味に笑う、そうか魅了能力は無いのか……確かに下位互換と言われるのも納得だな。

 しかしギフトを受け継いでいるとは……

 確かに両親のギフトを子供が受け継いだ事例は過去にもある、ただし超レアケースだが……って!


「ちょっと待った!!」

「は…はい!?」

「まさか……父親の……勇者の『魔王殺し(ホワイトアウト)』も受け継いでたりするのか?」

「それは……分からないんです。そもそも『魔王殺し(ホワイトアウト)』自体が何というか、目で見てわかるモノじゃないので……」


 そう言えば『魔王殺し(ホワイトアウト)』ってどんな能力なんだ?


「お母様が言うには「魔王を完全に滅ぼせる唯一の力」らしいです」


 どういう事だ? 勇者にしか魔王は倒せないって意味にも聞こえるが……

 あのホーケー勇者にそんな真似が出来るとは思えない、そもそも先代勇者も魔王に負けたしな。


「それじゃセイレーンが見た限り、母親の弱点って何か無かったか?」

「お母様の弱点…………強いて上げるなら……酒と男……ですかね」


 おぉぅ……魔王的な弱点じゃ無く、ビッチ的な弱点が来た。この回答は予想外……


「自分の母なのにお恥ずかしいです。こんな情報じゃお役には立たないですよね?」

「いや、そもそも魔王を倒した人間はいない。完全に未知の敵なんだ、どんな情報が突破口になるか分からない」


 神話のバケモノだって、酒で酔わせて眠った所を殺した……そんな話は世界中にある。無駄じゃないさ!

 もしかしたら俺の「爽やかスマイル歯光付き」でズキュ~~~ン! と来るかもしれないだろ?

 百戦錬磨のビッチ魔王に俺如きのナンチャッテイケメンが対抗できるとも思えんが……



「それじゃもう一つ、なぜ、今なんだ?」

「え?」

「父親が殺されたのは5歳の頃、なぜ今になって復讐を?」

「…………それは………………私がお母様の実験の失敗作だからです」


 は? ドユコト?


「お二人はきっとご存知ですよね……私の母が……その……ビッチって呼ばれているのを……」

「あ~~~、そういう噂がある……って、聞いたことがある気もする……かな?」

「お気遣い感謝いたします。とにかく、そんな母が2400年もの間で唯一生んだのが私だったんです」


 一人娘だもんな、もしかして魔王は子供ができにくい体質なのか?

 たしかにポコポコ生まれたら面倒な事になりそうだ。


「ある日、勇者が自分を殺しにやってきました。それを見たとき実験を思いついたみたいです。

 自分の遺伝子と勇者の遺伝子をハイブリッドしたらどんな娘が生まれるのか」


 何だよそのビッチに似合わない探究心は?

 そういうのは研究一筋の処女学者が「実験だから」と言って年下の若い研究員を誘う時に使う手段だろ?

 キャラに合わないことするなよ!


「父は魔王城で飼われ、私が生まれてからは勇者が敵であると教育するために使われました」

「あれ? それじゃ……」

「そうです、私が先代勇者が父だと知ったのは2年前の事です。

 お母様は劣化能力しか持たない失敗作の私を、勇者にぶつけて遊ぶために育ててたんです」


 なんちゅー母親だ、正しく魔王の所業だな。こんな美少女をオモチャにするなんて……

 美少女をオモチャ……なんだろう、この少し心躍るフレーズは?


「だから逃げ出したんです。初めは勇者を頼るつもりでした、私の持つ情報全てを渡して……」


 あのヘッポコ勇者を頼る? どう考えても時間の無駄だ。


「でも無理です、私は小さい頃から勇者は敵として教えられてきました。

 魔王の娘である私が近づいたら、いきなり襲いかかって来るかもしれない……そう考えると恐ろしくて……」


 いやぁ、それは大丈夫だと思うけどな、アイツ真性だし、絶対に孤高の戦士(DT)だよ。

 あ……そっちの襲うじゃないのか……

 とにかく良かった、この美少女があのバカ勇者の毒牙に掛かる前に保護できて。


「セイレーンさんは、私たちに会えなかったらどうするつもりだったの?」

「正直、あまり考え無しに逃げ出したもので、とにかく身を隠すことしか考えてませんでした」


 そういえばこの子追われてるんだよな……魔王軍に…………もしかして、捕まるか死亡が確認されるまでずっと追われるのか?

 …………ちょっと嫌な予感がしてきた…………

 そう言えばあのドS魚介類もなんか言ってたな……なんだっけ?


『ふん! 人族(ヒウマ)の分際で飽くまで庇い立てするか。そいつの所為で今、大変な事になっているのに』


 大変な事って何だ?


 第6魔王は逃げ出した娘を探せと命じた、生死は問わない。


 俺ならどこを探させる? 普通なら海だ、海は広いから隠れる場所なんかいくらでもある。

 しかし、海は第6魔王の支配領域だ。あらゆる生き物を魅了する能力まで持っている、言ってみればヤツの庭だ。そんな所に自分を良く知る娘は隠れるだろうか? 実際セイレーンは地上にいた。


「セイレーンはなんでトゥエルヴに逃げてきたんだ?」

「え? それは、足さえ変身してしまえば私たち人魚族(マーメイド)は、人族(ヒウマ)と見分けが付かないからです」


 そう、当然そう考える。だからあの魚介類もトゥエルヴに来たんだろう。

 自分ならトゥエルヴのどこに隠れる? 海の近くは論外だ。人の寄り付かない山奥は魔物が大量に住み着いているので危険。

 だったら木を隠すには森の中、人が隠れるなら大都市だ。


「もしかして、首都ガイアに行くつもりだったのか?」

「はい、大勢の人の中に隠れれば、見つかる事は無いと思いました。

 さらにガイアなら魔族が容易に近づけない、という思惑もありました」


 うん、逃亡者としては平凡だけど及第点の回答だ。でも、致命的なミスがある。

 相手が “歌姫” であることを忘れてる。第6魔王はどんな種族でも操って簡単にスパイを作る事ができるんだ。


 追手からうまく逃げおおせていても、このプランじゃいずれ捕まっていただろう。下手すりゃその場で殺されるか……

 早いうちに何か手を打たないと、首都にスパイが溢れる事になるぞ?


 それに…………


「どうしたの? 神那……ちょっと怖い顔してるよ?」

「いや、どうにも気になるんだ、アイツの言っていた『今、大変な事になっている』って言葉が」


 人族(ヒウマ)の分際…… 庇い立て…… そいつの所為で…… 今…… 大変な事……

 まさか…………トゥエルヴに戦争を仕掛ける気じゃ無いよな…………


 有り得ない…………とは言い切れない…………


「嫌な予感がする! 今すぐガイアへ帰ろう!」


 俺は勢いよく立ち上がると、そう宣言した!


「………………」

「………………」


 あれ? 賛同が得られない?


「か……かか……神那…………///」

「う…………あぅ…………///」


 二人が顔を赤くしてこっちを見てる、だが見ているのは俺の顔じゃない。もっと下の方…………あ

 しまった。タオルの下はパンツ一丁だったんだ。


「「「きゃーーーーー!!!!」」」


 土のかまくらの中に、うら若き三人(・・)の悲鳴が響き渡った!



---



 長い時間、真面目な話をしていたので俺のロケットは発射準備を取りやめ格納庫へ戻っていた。

 もし俺のH型ロケットが発射体制を維持していたら、きっとトンデモナイ爆発事故を引き起こしていただろう。そしてその事故を間近で目撃した二人には、俺の分身であるロケットの信頼性を疑われていただろう。

 危なかった……不幸中の幸いだ。


 琉架に要塞龍ホープを呼び出してもらう、魔法の使えない俺と先輩とミカヅキには呼び出せないのだ。

 俺たちの所有物なのに、今度指パッチンでどこにでも現れるよう訓練してみようかな?


「こ……これは……要塞龍?」

「そう、要塞龍ホープだ。でも俺たちは勇者じゃないから」

「……父も昔、乗っていたのでしょうか?」

「いや、100年以上誰も乗って無かったようだ」


 ちょっと落ち込んでいるセイレーンを励まし、ホープへ乗り込んでもらう。

 地べたに伏せてる状態でも、ホープの部屋の入り口は5メートルの高さにある。セイレーンを先に上らせふと上を見上げる。すると……


「ぐばはっぁあぁ!!??」

「え? あ! か…神那!! 上見ちゃダメ!!」

「え? あ! あぁぁあわ…………」


 ガン!!!!


 俺は後頭部に強い衝撃を受け、血を吐き倒れた…………

 ほんの一瞬だった、でも俺は確かに見たんだ…………「金色の野」の地下に眠る伝説の「生命の泉」を……

 自分の意識が闇の中に沈んでいくのが分かる……


「いやぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!!」


 周囲では女性の悲鳴が響いていた……そこで俺の意識は途絶えた。


---

--

-


 気が付くと俺はホープの中にいた、そのホープは既に巡航高度で飛んでいる……俺はどれくらい意識を失っていたんだ?

 後頭部がめっさ痛い、ズキズキする。触れてみると手に血が付いた。どんだけ強烈な一撃を食らったんだ?


「あ……神那……き……気が付いた?」


 琉架の態度が余所余所しい、何か後ろめたい事があるようだ。

 セイレーンは壁に向かって体育座り、オドロ線を背負っている。マンガみたいな落ち込みっぷりだ。

 それよりも……


「ここは……ホープの中か? 一体何があった? 俺はいつホープに乗り込んだ?」

「え……? ……お…覚えてない…………の?」

「? 何がだ?」

「あ……あぁ……セイレーンさん! 大丈夫です!! 神那、覚えてないです!!」

「ほ……ホントに!? よ……良かったです……」


 セイレーンが膝を折り、まるで神に感謝の祈りを捧げている様なポーズをとる。


「あの……誰か俺の後頭部の説明を……」


 二人とも全く聞いてない、まるで激戦区で当確がでた政治家みたいに、二人で手を取り喜んでいる。



 だが二人は知らない、この選挙戦で不正が行われていた事を…………



 本当は全部覚えている……「金色の野」も「生命の泉」も…… 俺が辿り着いた「秘密の花園」も……


 だが俺はこの事実を墓まで持っていくつもりだ……

 人間の脳はそんなに都合良くできていない。ちょっと打ったくらいで肝心な記憶を失うなど有り得ない。まして永久保存指定のお宝映像だ! バットで百回殴られても忘れはしない! それでも忘れるなら、それこそご都合展開だ。


 しかし俺は空気を読める男。

 さすがにセイレーンも秘密の花園を垣間見た男を普通の仲間として接するのは辛いだろう。

 俺だって折角の美少女メンバーとギクシャクしたくない。


 不正など発覚しなければ罪ではない!

 そう咎を背負うのは俺一人で十分だ。二人にはいつも幸せに笑っていて欲しいからな。


 だから口には出さずに伝えるよ…………


 ご馳走様でしたー!! ……と。



---



 その後、二人はかなり無理のある言い訳をしてきた。

 二人とも嘘を吐き慣れてないな、プロの目から見れば穴だらけだ。

 それでも俺は全てを受け入れる。まるで何も知らない無垢な赤子の如く……

 コレこそが俺に唯一できる、精一杯の感謝の表現なのだから。


 しばらくするとセイレーンの魔力が回復してきたので、自分の腕と俺の後頭部に治癒魔法を掛けた。


「この治癒魔法も母親譲りなのか?」

「いえ、お母様は魔法を使いません。もちろん使えないのではなく、使う必要が無いんです。

 だからどんな魔法を使えるのか、きっと本人も分かっていません」


 なるほど、圧倒的な「魔王の力」を持っているから、魔法を使う機会が無いのか……

 落ち着いたらもう一度魔王の事を聞いてみよう、例えビッチ魔王の下ネタ話でも何かの役に立つかもしれん。




 我々の向かう先、首都ガイアの方向は文字通り暗雲が立ち込めている。恐らく雨か雪が降っているだろう。


「みんな…………無事かな?」


 琉架が不安気な声を上げる。


「大丈夫だよ、うちのメンバーはみんな強いから」

「…………うん、そうだよね」


 もし本当に戦争が起こっていたら、うちのメンバーはともかく他がどうなっているか……

 杞憂に終わればいいんだが…………

 ガイアへの帰還を急ぐ。




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