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レヴオル・シオン  作者: 群青
第一部 「異世界の章」
33/375

第31話 年末年始の過ごし方


 我々はとうとう無限の移動力を手に入れた。

 ちょっとワールドマップの隅っこまで行ってみようと提案したが、全員に「なに言ってんの?」って顔をされた。

 残念だ、きっと最強の武器や究極の魔法とかが眠っているのに……


 ジークが言うには禁断の地と第4領域には決して近付くな……とのこと。


 禁断の地は人が立ち入ってはいけないから禁断の地なんだ、ちょっと行ってみたいが今はまだその時ではない。いずれフラグが立った時に改めて行けばいい。きっと今は何かしらの理由で入れないだろう、そういうモノだ。


 第4領域……ミカヅキが渋い顔をしている、第4領域は彼女の故郷だ、呪いを受けていないミカヅキが帰れないのは分かるが、それとは別に決して近付いてはいけないらしい。


「第4魔王 “鬼神” スサノオ様は自らの領域に他種族が立ち入る事を許さない方なんです。

 その性質ゆえ過去には第3魔王マリア=ルージュと死闘を繰り広げてきた事もあります。

 第4領域「ヘルムガルド」は断崖絶壁に囲まれ海抜3000メートルの荒地のみの過酷な土地。

 何故そこに固執しているのか分かりませんが、あそこは鬼族だけの土地なんです」


 聞くのを忘れていたミカヅキの故郷の話……第3魔王とガチで殺り合うほど他種族の立ち入りを拒むのか……

 第4領域上空をホープで飛んでたら、いきなり飛び乗ってきてエンカウント。冗談じゃない。

 人に害が無いなら放置が一番だ。

 念のためミカヅキに第4魔王のギフトについて何か知らないか聞いてみたが、「しりません」…だそうだ。



「でもこれで遊びに行けるかもしれないね」


 と、琉架が言う。もちろんウィンリーの事だ。確かに俺と琉架だけなら大歓迎してくれるだろう。

 しかし問題は何処にいるのか分からない所だ。雲の城スカイキングダムは世界中の空を漂っている。浮遊大陸なら目撃情報を追うことも出来るが、この世界の住人は巨大な雲の塊は気にならないらしい。

 空が曇っていれば見えないし、そもそもアレが魔王の居城だと知っている者も殆んどいない。


 ウィンリーと再会するには運が必要だ。気長に待つしかあるまい……



---



 ガイアへと帰還する。

 片道3日も掛かったのに僅か2時間で到着だ。

 飛行移動は素晴らしいな、なにより船酔いが無いのがいい。

 ただ、要塞龍は人里には近づかない為、首都から結構離れた位置に着陸する。それでもこの移動時間短縮はありがたい。下手に町の近くで乗り降りしていれば目撃され、また嫉妬の対象にされかねない。

 要塞龍入手は秘密にしておいた方がいいだろう。


 そういえばコイツエサとか必要なのかな? ジークに確認すると……


「必要ない、ホープは普段幻の塔に住んでいて呼び出された時だけ現れる。ほら、見える様になっただろ?」


 ジークが指差す方角に、微かに幻の塔が聳え立っているのが見えた。

 俺たちを下したホープはその塔に向かって飛び去って行く。なるほど時空の歪みに存在する塔に住んでいるから、呼び出すとすぐにやって来るのか。


「ただし呼び出す場所も、人里から離れていなければならない。この辺りがベストポジションなんだろう」


 そこだけは多少不便ではあるが、それでもお釣りが来るほどの便利さだ。ここは許容しておこう。

 しかし街の方では100年以上消えていた幻の塔が出現したんだ、きっとニュースになるな。



---



 そろそろ暮れも押し迫ってきた、例の忠義者たちが主君の仇討をする季節だ。現代なら「煽り耐性低!」とか言われてしまいそうなあの事件の季節だ。


 最近気になっていたが、白の肌が小麦色じゃ無くなっている、だんだん全身真っ白になってきた。

 なんでも「冬肌」と言うらしい。白の肌は産毛も生えて無いちゅるんちゅるん状態なので、冬毛では無い。

 雪が積もるころには真っ白になるそうだ。

 きっと真っ白になった白を裸で雪原に立たせたらエリアBしか確認できないだろう。

 まさかエリアBまで白くないよな? 凄く見てみたいが我慢だ。

 いつの日か拝める日が来ると信じてそれを糧に今日を強く生きよう。


 それはそうと、この世界にはクリスマスの文化は無い、リゾートはあったのにだ。トラベラーが持ち込まなかったのだろうか? しかし考えてみれば当然だろう。

 家族や恋人と過ごすイベントに、家族や恋人と引き裂かれた神隠し被害者が何を祝えというんだ。

 加えてこちらにはこちらの宗教がある、少数派のトラベラーは小規模なミサを行っているらしい。


 だがそんな事は関係無い!


 今年のクリスマスは美少女達に囲まれて過ごすんだ! と、夏の頃から心に誓っていたからな。

 ギルドメンバーを集めてちょっとしたパーティーを開催する。


 そんなことしている暇があるのかって?

 今年ももうじき終わるから、今は冬休みだ。

 大丈夫、来年から本気出す!!


 ちょっとした現実逃避をしながら……そんなわけでパーティーだ。

 本当ならジークに「正月用の門松の竹を取ってこい」とギルマス権限で旅立たせたい所だが、この男の可哀相な過去を知っていると命令し辛い……仕方ない、お前も一緒に楽しめ……


 誰か呼ぼうかとも思ったが、うちのメンバーは全員社交性皆無だった。リルリットさんくらいしか思いつかない。

 そういえばエルリアは今頃どうしているのか……来ても面倒臭いことになりそうだから忘れよう。

 後はクリフ先輩とシャーリー先輩も一応呼んでおくか、仲良くしておいて損は無いからな。


 自分でもビックリするほどの交友関係の少なさ……もう呼べる人間がいなくなった。

 せめてウィンリーやオルフェイリアが呼べれば華やかだったのに……


 準備はミカヅキが仕切ってくれた。あれこれと命令されたが手際がイイ、ここは素直に従おう。



---



 当日、昼過ぎにまさかのオルフェイリア襲来!

 いくら寂しがり屋だからって呼ばれてないパーティーに来るとはなんて痛い子なんだ。


「こ……これは一体、何事ですの?」

「それはこっちのセリフだ。何でこんな所にいる?」

「わ……私は同盟調印の打ち合わせに、国の代表として訪れたんです……その……ついでにあなたの顔でも見ようかと思って…………」


 赤くなってる……可愛い……これも一種のツンデレか?

 第三夫人候補の株が爆上げだ! ちくしょう! 俺はなんて単純なんだろう……


 そう言えば昔誰かが言っていた……「女の子の属性がツンからデレに変わった時、人は死ねる!!」……と。

 当時は何言ってんだと思ったが、もっとツンorデレの温度差が激しかったら俺も死んでいたかもしれない。

 …………オルフェイリア…………恐ろしい娘!!


「小僧、あまり王女殿下に無礼な口をきくなよ!」


 猫耳のおっさんまで現れた、ボディーガードは必要ないからニャンコは外で遊んでらっしゃい。


「今日はちょっとしたパーティーを開くんだ、オルフェイリアは流石に呼べないと思って諦めてたんだが、まさかそっちから来てくれるとはラッキーだったな。楽しんでってくれ」

「ラ……ラッキー? そ、そう……そこまで仰るなら是非参加させて頂きますわ!」


 オルフェイリアはニヤニヤ顔をしている。獣人族(ビスト)は社交辞令の存在を知らないらしい。まあいいか……ご機嫌の方がこっちも嬉しいしな。



 開始30分前にリルリットさんがやって来る。


「本日はお招きいただきありがとうございます。それで今日はどういったお祝いなんですか?」

「え~と……デクス世界のお祝いなんです、あまり気にしないで下さい」


 本当は俺が女の子に囲まれてクリスマスを過ごしたいだけ……なんて言えない……



 開始直前にクリフ先輩とシャーリー先輩がやって来た。


「やあ、今日は招いてくれてありがとう」


 クリフ先輩は相変わらずのイケメンっぷりだ。俺もあんな風に自然に爽やかな笑みが出来るようになりたい。


「何で大和人はイヴに人を集めるのかしらね、理解できないわ!」


 シャーリー先輩は相変わらず文句を垂れている。嫌なら来なくてもいいのに……本当は寂しいんだろ?



---



「それではみなさんグラスをお手に……

 本日は特にお祝い事もありませんが、自分の故郷の風習ですので大いに楽しんでいってください。

 えーと……かんぱ~い!」


「「「カンパ~イ!!」」」


 何とか始まった……挨拶なんて考えてなかった。次に機会があったらジークに丸投げしよう。ギルマス命令だ。


 パーティーは立食形式だ、それぞれが思い思いの場所で盛り上がっている。俺も料理を摘まんでいるとシャーリー先輩が真っ先に話しかけてきた。


「あなた達遊んでいる暇あるの? 討伐軍に参加申請してないみたいだけど?」


 おぉぅ……いきなりビジネストークでお小言だよ、根回しも兼ねて現状を話しておくか。


「えぇ、年明けにはと考えていたんですが、もう少し遠距離攻撃が得意な人材を探してるんですよ」

「ふ~ん……遊んでる訳じゃないのね……じゃあいいわ」


 それだけ聞くとさっさと行ってしまった。やはり仲良くなるのは難しそうだ。


 クリフ先輩が酒を片手にオルフェイリアに近づいて行く、ナンパだろうか? オルフェイリアが不安そうな顔でこちらをチラチラ見てくる。あぁ! もう!! そういう可愛らしい行動取るなよ!! 勘違いしちゃうだろ!!


 しばらく話していたら、クリフ先輩が急にペコペコし始めた。相手がお姫様と知ってビビったのか?

 逃げ出してこっちへやってくる。


「いや~驚いたよ、獣人族の姫君だったとは。君らどういう交友関係を持ってるんだ?」

「たまたまですよ、依頼を受けたんです」

「たまたま……ねぇ……きみ、なかなかのフラグメイカーだね。俺も負けてられないな!」


 何か勝手に決意したぞ? 俺の目の届く範囲で女を口説くなよ? 特に俺の天使たちは!


「ははは、心配しなくても君のモノには手を出さないよ」


 俺の天使たちはモノじゃねーよ! てか、たった今俺の第三夫人候補に手を出そうとした奴の言葉にどれ程の信頼があるのか……


「あまりに度が過ぎるとシャーリー先輩に、ある事ない事吹き込みますからね?」

「うぉ!? せめて真実だけ伝えろよ!!」


 それじゃ意味が無さそうだから嘘を織り交ぜるんだろ?


「言っておくが俺とシャーリーは付き合ってないからな?」

「それはどうでもいいんですよ、俺の言葉を聞いてシャーリー先輩がどう思うかが重要なんです」

「な……なるほど、短期間でSランクギルドになったのは君の手腕か……恐ろしいが頼もしいよ、これからもよろしく頼むよ」


 クリフ先輩が手にした酒を一気飲みして逃げて行った。さっきから逃げてばっかりだなあの人。


 続いてやってきたのはオルフェイリア。少し顔が赤いもしかして酒飲んでるのか?


「あ……あの男と何をお話になっていたのかしら?」

「ん? 特に内容のない事をダラダラと……」

「そう…………な……何も無かったからね!」

「…………ハイ?」

「ちょっと遊びに誘われたけど……な……何も無かったんだから!!」


 お手本のようなツンデレセリフ……何でこいつはこんな可愛らしい事ばっかり言うんだよ……


 俺とオルフェイリアが話していると、案の定、猫耳おっさんがやって来る。

 名前なんだっけ? ダールトンだっけ? お前は招いてないのに何でいるんだよ。


「小僧、王女殿下にツバをつけるな」


 いきなり何を言ってるんだ、このシニアニャンコは……


「? 何の話? ダルストン、唾なんて掛けられてないけど?」

「王女殿下、この男には極力近づかない方が宜しいかと……この男からは淫獣の匂いがします」


 このおっさん言うに事欠いて、なんちゅ~コトを……誰が淫獣だよ、常に頭の中だけに抑えているのに匂う訳ねーだろ。


「こいつはハーレムとかを本気で目指す男ですぞ。その一員に数えられるのは王族として恥です」


 ライオンキングが推奨してるのはどう考えてるんだ?


「な…な……わ、私が嫁ぐ前提で話さないで!」


 もしかしてコレが乙女フィルターか? どんなマイナス要素もプラスに変えるという伝説の……

 オルフェイリアは真っ赤になって逃げて行った……あの顔色は酒のせいじゃないな。


「おっさん……ナイスアシストだったな……」

「ひ……姫様……」



 その後、半数のアルコール組が騒ぎ出すがすぐに潰れる、後はお茶会的な大人しいパーティーだ。

 正直俺も静かな方が好きだ、まだ若いからかな? 酒飲んで大騒ぎってのは嫌悪感がある。

 俺もいつかあんな大人になるのか?



---



 ぐでんぐでんになったシャーリー先輩を引き摺りながらクリフ先輩がやってきた。


「今日は楽しかったよ、こういう楽しみ自体を忘れていた。また機会があったらぜひ呼んでくれ」


 酔っぱらってるくせに、実に爽やかイケメンだ。まぁ楽しんでもらえたなら何よりだ。

 それだけ言うと二人は帰って行った。


「私も歩けるうちに……ヒック……帰りますね……」


 リルリットさんもかなり飲んでる……やはりここは狼になるべきか? 酔っぱらった綺麗なおねーさんに、俺の大切な戦士の称号を捧げてみるのも良いかも知れない。


「かなり足元も危ないご様子ですし、僕がお送りしましょうか?」

「結構です……ヒック……私は君のハーレムメンバーにINする気はありま……ヒック……せん……」


 見破られた! さすが大人だ。俺の浅はかな考えなど通用しないと言う事か!

 千鳥足のリルリットさんもお帰りになられた。


 部屋の隅ではジークとダルストンが未だに飲んでいる、あれいつまで続くんだろう……

 ずいぶん盛り上がってる、きっと筋肉について話してるんだろう。俺の大腿二頭筋が……とか……


 先輩はすでにいない、余ったお菓子とジュースを持って撤収済みだ。

 ソファーでは白とオルフェイリアが眠ってる……否、オルフェイリアが白を抱き枕にして眠っている……先を越された。

 ミカヅキはテキパキと後片付けをしている。琉架が手伝おうとすると制止する、あの駄メイドが本当に成長したものだ。

 後でオルフェイリアから白を解放して部屋へ連れてってやろう、せっかくプレゼントを用意したのにあの状態だとサンタさんごっこができない。


 部屋に戻る前に琉架にプレゼントを渡しておく。

 本当は深夜に琉架の部屋に侵入して、その寝顔をじっくり鑑賞してから枕元にそっと置きたかったが、そんな事をすれば琉架からゴリラに話が伝わって殺される。

 深夜に俺の部屋に侵入し、枕元に死のプレゼントを置いて行くそのサンタは、俺の返り血で真っ赤に染まった服を着ているだろう。


「え? これ……プレゼント? あ……ありがとう!

 あ……でも、ごめんなさい……私なにも用意して無い……」

「いいんだよ、クリスマスにプレゼントを用意するのは、男の仕事だ(と思う)から」

「うん……ありがと……」


 こうしてささやかなクリスマスパーティーが終わった。俺の野望は達成された!


---

--

-


 今日は1月1日。

 何故こうなった?

 部屋にはまだオルフェイリアが居座っている。


「はふぅぅぅ~~~~~~」


 蕩け声を上げているオルフェイリアは文字通りコタツで丸くなっている。


「これは素晴らしい発明です……はふ」


 金髪獅子娘はコタツがえらくお気に入りのようだ。ネコ科の動物だからだろうか?

 てか、いい加減帰れ! 外交問題になったらどうする?


「お前いつまで居るつもりだ? 王位継承者がいつまでも他国に居るのはマズイだろ」

「うぅ~ん……春まで?」


 このアホ猫……もう叩きだすか?


「このコタツがいけないんです! 私を誘惑して縛り付けるんです。抗うことが出来ない魔力が有るんです! もう私はこの子から離れて生きていくことは出来ません!」


 とうとうこの子とか言い出した。


 このコタツは俺が金に物を言わせてオーダーメイドで作らせた円卓炬燵だ。全員が足を伸ばして入れ、寝返りだって打ち放題。但し全員で鍋を突くにはデカすぎて向いてないが。

 少し考えてもみた、コタツは飽くまで建前で本当はここに居たいだけじゃないか?と。

 だがコレは違う、完全にコタツの魔力で脳みそが溶けてる。


「はぁ……わかった、これと同じものを獣衆王国に届けさせる。それで納得しろ」

「うぅ~……はふ……仕方ありませんね、確かにそろそろ戻らなければならないと考えていましたから……」


 嘘つけ! さっき春まで居座る気だったじゃねーか。


「どんなに辛くても私は次代の王、立ち向かわなければならないのです」


 コタツから出れなかっただけの奴が偉そうに語るな。この一週間溶けてただけだろ。


「ではダルストン達に帰国の準備をさせます。明日…………いえ、明後日には出発します」


 そう宣言すると、肩までこたつに潜って惰眠を貪りだした。

 こたつは人をダメにすると聞いたことがあるが、ここまでダメな奴は初めて見た。

 獣衆王国の未来はこのダメ猫の双肩に掛かっているのか……これなら次期国王はオジサンの方が幾分マシだったんじゃないかと思えてくる……

 オルフェイリアはアホの子だから気付いてないが、オーダーメイドコタツは今から発注しても国に届くのに1ヵ月以上掛かると思う……だが黙っておこう。

 本当に春まで居座られても困るからな。



---



 1月3日

 ようやく帰国する獣衆王国使節団をみんなでお見送りする。


「それでは皆様、大変お世話になりました。機会がありましたら皆様も是非我が国へ遊びにいらして下さい」


 ほんの一時間前までコタツで溶けてた奴とは思えない、おすまし顔だ。

 護衛団は待ちくたびれたって顔をしているが……


「お姫様も気を付けてお帰り下さい」

「また、いつでもお越しくださいませ」



 こうしてオルフェイリア一行はようやく帰って行った。



 年も明け、三が日も終わる。

 来年から本気出す!! って言っちゃったしな、そろそろ本気出すか……




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