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レヴオル・シオン  作者: 群青
第一部 「異世界の章」
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第13話 創世十二使



 ギルドカフェ「坩堝(るつぼ)


「えー、本日の緊急役員会で皆さんのギルド『D.E.M.』が、ギルドランクAに昇格しました…………おかしいですよね!? 私3日前にも同じようなセリフ言いましたよね!?」


 本日のリルリットさんは大層荒ぶっておられる。何か問題でもあったのだろうか? もっとも今の俺にはどうでもいいことだが……


「どぅどぅ、落ち着いて下さいリルリットさん。正直私も驚いてるんですけどね……ギルドランク昇格よりも、二人の様子がおかしい事に……」


「………」「………」


「お二人ともどうされたんですか?」

「私にもさっぱり?」


 琉架はコーヒーを飲みながらボーっとしている。

 一方、俺はテーブルに突っ伏して虚空を眺めている。きっと今の俺はレイプ目をしているだろう。


 別に琉架とケンカした訳じゃない、思う所は有るかもしれないが、普通に話しかけてきてくれる。問題があるのは俺の方だ。

 その問題とはもはや語るまでもない。第5魔王 ウィンリー・ウィンリー・エアリアルとの邂逅だ。


 俺たちは百足龍討伐に向かったゴルビス円砂漠で、腹ペコの幼女魔王ウィンリーと出会った。それ自体は構わない、いい出会いだったと確信している。色々な情報も得られたし、新しい友達もできた。問題は俺がその幼女魔王様に『友達以上』と認識されてしまった事だ。

 もしこれがゲームだったら、俺のステータス欄の称号の位置には『幼女キラー』と書かれているだろう。


「お~い! 神那ク~ン! ……だめだ反応が無い、まるで屍のようだ」


 そうだ、俺は人として道を踏み外したんだ、生ける屍になってしまったんだ。他人より人生経験が少なくその密度も薄い俺にはどうすればいいのか、皆目見当もつかん。


「お~い! 琉架ちゃ~ん! もしも~し」

「え! あっ……ハイ! 何ですか?」

「ふ~む…琉架ちゃんは一応反応してくれるんだ」

「お二人共、何かあったんですか? て言うか、絶対何かありましたよね?」

「そ……そんな好奇心に満ちた目で見ないで下さい! 何にもありませんから!」


 二人は何か面白いことがあったと確信して、ニヤニヤしている。


「何があったの? 神那クンと喧嘩した?」

「ケンカなんてしてません! その……なんて言うか……神那は気にし過ぎなんです!」

「……怒ってる?」

「怒ってません!!」


 琉架が語気を荒らげる所、初めて見た……ヤバい、怒ってらっしゃる?


「私が気に入らないのは神那が後悔してる所なんです!」

「やっぱり怒ってる……」

「だから怒ってないですって! なんて言えばいいのか……例えばですね……」

「うんうん、例えば?」

「えっと……私と神那に共通の友人が出来ました。その出来事は私にとって、とても嬉しい事でした、神那も同様だったと思います」

「ん~? 続けて」

「でも、最後にほんの些細な事件が起こりました。それは確かに神那の配慮が足りずに起こった事件です。でも私たちの友人はその事件も含めてとても喜んでいました。それはそれで良いんです。問題なのは神那が後悔して落ち込んでることです。……何と言うかモヤモヤします」


「なるほど……さっぱりわからん」


 琉架さん……それ、例え話になってないです……殆どそのまんまです……


「だから、後悔して落ち込むくらいなら、そのミスを帳消しにする事や、取り返す位の事をして欲しいんです。だって落ち込んでいる神那なんて……私は見たくないんです!」


 そ……それだ!!


 俺は勢いよく立ち上がる! 三人が驚愕の表情でこっちを見ている。


 俺は一体何を呆けていたんだ? 簡単な事じゃないか! 全てを受け入れるんだ! ウィンリーの事だって嫁候補が出来たと思えば、一生独身という恐怖から解放されるんだ! たとえロリコン野郎と蔑まれても、合法ロリだと言い訳も出来る! なにより何時までも塞ぎ込んでいるのは性に合わない、友達が一人も居なくなった時だってクールキャラで強がってただろ?

 だいたい何時までもグズグズしてたら本当に琉架に嫌われる! それはさすがに心が折れる。


「か……神那?」


 俺の生きる道が決まった! それは所謂『鈍感系』だ! 今度からチャンスがあったら「えっ? なんだって?」というセリフを使っていこう。あれ? これは難聴系だったけ?

 とにかく普段クールに振る舞っている俺のらしくない醜態を琉架に晒してしまったな。少しだけ誤魔化すための言い訳をしておこう。


「すまない琉架、別に例のミスに対する後悔をしていた訳じゃないんだ。古代エルフの廃都に関する情報を聞き忘れていた自分の愚かさを嘆いていたんだ…………」


 ハッ!? 自分で言って思い出した!! ウィンリーに『神代書回廊(エネ・ライブラリー)』に関する事を聞くのを完全に忘れてた!!

 ヤバい……また崩れ落ちそうになる……


「あ……私もだ、忘れてた……」


 琉架も忘れていた様だ……何とか誤魔化せたかな? 仕方ない『神代書回廊(エネ・ライブラリー)』の方は自分たちで何とかするしかないな……


「仲直り……できたの?」

「だから最初からケンカなんてしてません」


 数日はサクラサクラ先輩からこのネタで突かれそうだ。諦めるしかないな……


---


「えー、ギルドランクAになった『D.E.M.』には、以前にもお話ししたように、他領域への渡航許可が与えられます。それと鉄道のフリーパス、ギルドセンター加盟店でのお買い物ALL20%OFF、ギルドセンター内事務所をより大きな部屋へと移す事が出来ます」


「より大きな部屋って……そこに寝泊まり出来るくらい広いですか?」

「えぇ、ランクAにもなると24時間誰かが事務所にいる事が多いですからね、普通の宿と同じだけの設備は付いております」

「やった~宿暮らしから解放される! 宿泊代も馬鹿にならないんだよね!」


 サクラサクラ先輩が大喜びだ。


「ただ……宿泊部屋は一つしかありませんよ? もちろん事務所として使わないなら、その分部屋を作れますけど……」


 先輩がこっちを見てくる……あ、俺ギルドマスターだった。


「私たちは取りあえず必要ないので佐倉センパイが使って下さい」

「え? いいの?」

「構いませんよ、俺たちはその内ランクSに上がるから、もっと大きい部屋も与えられるでしょ?」

「あ……えっと、ランクSには1フロアが与えられます……けど、あなた達は本当にすぐにやりそうで怖いです」

「と、いうわけで先輩は今日は引っ越しでもしてて下さい」

「ん? 神那クン、どこか出かけるの?」

「俺は例の魔王討伐軍の本部に行ってみます」

「え? 参加することに決めたの?」

「それを決めるための見学ですよ」

「あ、じゃあ私も行く」


 俺と琉架が立ち上がるとリルリットさんが話しかけてきた。


「ちょっと待って下さい。お伝えしたいことが一つあります」

「ん? 何ですか?」

「皆さんはギルドを立ち上げて、十日も掛からずにランクAになりました。それはやはり異常な事なので他のギルドの方々はなにか不正があったと思っているようです」

「不正ねぇ……言わせとけばいいよ、あながち間違ってないし……」

「はぁ!? 何か不正したんですか!?」

「そうじゃなくって反則級の才能持っててゴメンねって意味です」


 本当は第5魔王に手伝ってもらったなんて言っても、誰も信じないだろうし。


---


 魔王討伐軍本部

 ギルドセンター本部から歩いて10分程と近い。


「神那、ウィンリーちゃんの情報渡すの?」

「いや、今日は出さない。見学するだけだよ」

「そっか」


 そう呟きながら琉架がウィンリーから貰った羽根に触れている。紐をつけて首から下げているのだ。今度機会があったら俺も琉架にプレゼントを贈ろう、指輪は地雷なので別の何かを……

 ちなみにこのウィンリーの羽根にはフューリーさんが慌てるのも納得の能力があった。羽根に意識を集中するだけで使用者の体重がほぼゼロになる、魔力を消費する事なくだ。

 聖遺物と呼ばれるモノには魔力消費ゼロで効果を発揮するものがあるという伝説があるが、まさか実在していたとは。

 そしてこのお守りの事も絶対に秘密にしなければならない。信頼して俺たちにコレを託したウィンリーの為にも。


「あ、神那あの建物……」


 そこにはギルドセンター並みに冒険者風の人間が出入りしている建物がある。討伐軍本部だ。


「やっぱり入る時は、たのもー!って言って入った方がいいのかな?」

「ん? なにそれ? 何か頼むの?」


 う~ん、琉架には庶民のネタは通じないな……

 俺たちは無駄に重い扉を開き中に入る。一斉に視線が集中する。え? 他にも出入りしてたヤツ沢山いたじゃん? そんなに見つめるなよ、群衆恐怖症になったらどうする。


「………」「………」「………」「………」

「………」「………」「………」「………」


 ホールが沈黙に包まれる。これは予想以上に悪い噂が流れているようだ。討伐軍参加は無理かな?

 すると一人の男が話しかけてきた、随分イケメンだ。ちっ……


「君たちもしかして『D.E.M.』のメンバーかい?」

「そうだけど、どうやらお呼びじゃ無いらしいな」

「とんでもない、君たちにも是非参加してもらいたいと思ってたんだ!」


 なんかコイツ喋り方までイケメン風だな、心のどこかでコイツは敵だと認識している気がする。


「俺はアーサー・ブラックマン。討伐軍のリーダーをやっている」


 コイツがリーダー? 随分若そうだが……いや、年は関係ないか……


「リーダーさんに質問だ、討伐時期はいつ頃を予定してる?」

「ん? そうだな、今の所は1年以内の予定だ。しかし参加者がどんどん増えているから、多少早まる可能性もある」

「1年以内……か、トゥエルヴの国軍の協力は得られるのか?」

「現在交渉中だが芳しくない、恐らく駄目だろう……」

「敵の事は調べてるのか? 特に第11魔王以外の情勢を」

「第11魔王のことは継続して情報収集しているが、他の魔王の事までは調べていない。何か情報を持っているのかい?」


 やるべき事はやってるみたいだな……慎重みたいだし……ギリギリ及第点かな?


「どうかな? 情報収集するのも討伐軍に入っていた方がやりやすいよ。是非君たちも……」

「ご存知でしょう? 我々『D.E.M.』はメンバーが三人しかいない事を」

「あぁ、だが君たちほどの実力があれば……」

「今はお断りします。メンバーがそろった時に改めてこちらにお邪魔しますよ」

「あ……あぁ! 待っているよ!」


 アーサー・ブラックマンは嬉しそうな笑顔を見せる。おぉ! 自然に歯が光った! くそぅ! これがナチュラルイケメンの実力か……


「もうイイの? 神那?」

「あぁ、もう帰ろう」


 周囲からこちらに向けられる視線が更に険悪なものに変わった。友好的なのはリーダーだけだったな。トラブルが起こる前に退散しよう。


「おい! お前らちょっと待て!」


 ほらキタ! やっぱり若いうちは杭を出さないほうがいいのかな?

 スポーツマン風の好青年とケバい姉ちゃんのカップルが話しかけてきた。


「そんな警戒するな、少し話が有るだけだ。先輩としてな……」

「先輩として?」


---


「まぁ、入ってくれ」


 俺達は近くの宿の一室に招かれた。ここは2階だ、何かあったら窓をぶち破って逃げよう。


「ねぇクリフ、こいつらまだガキじゃん。ホントにこいつらなの?」

「間違いないよ、シャーリーはちゃんと資料見てないのか?」


 優男はクリフ、ケバ女はシャーリーという名前らしい。俺達の事を知っているらしいが誰だ? 資料って何の話だ?


「さて、俺はクリフ。彼女はシャーリー。直接会うのは初めてだったな」


 俺と琉架は互いの顔を見ている、どうするかアイコンタクトで会話中。すると……


「あぁ、君たちの自己紹介は不要だ。『血液変数』の霧島神那に、『事象予約』の有栖川琉架だろ?」


 その発言でようやく納得言った、なるほど確かに先輩だ。


「お察しの通り、俺達もオリジン機関の修了者だ。創世十二使・序列第三位 クリフ・フーパーだ」

「………………」

「おい、シャーリー、自己紹介しろよ一人でやってると恥ずかしいだろ?」

「嫌よ、その中学生が考えたみたいな称号、恥ずかしいもの……」


 そ……そうだよな、うん、俺もそう思う。さっきまでは結構気に入ってたけど、他人が自己紹介で使っているのを見て急に恥ずかしくなってきた。


「そうかな? 私はカッコイイと思うけど……」

「おぉ!! 君はいい子だな!!」


 クリフが琉架に近づいて来るのを俺の体でブロックする。彼女がいい子なのは完全同意だが、恥ずかしい大人は琉架に近づくな。シッ! シッ!


「おっと、君は彼女の騎士なのか。そうか、覚えておこう」


 騎士じゃない信者だ、間違えんな!


「それじゃ先輩としての話をしようか。まず君たち、随分派手に力を使っているようだな」

「? 何か問題でしたか?」

「いや、そうじゃない。15歳以下の君たちは実力を示さないと魔王と対決する時に、その場に居られないだろうからな」


 本当はアリバイ作りの面もあったんだが、それを口に出すほどアホじゃない。


「しかし実績を伴わない評価は、周囲の嫉妬や反感を買う」


 それはさっき実感した。たしかに少々急ぎ過ぎた気がする。


「この先、魔王討伐作戦が実行されるまで、色々なトラブルに巻き込まれる可能性がある。十分に気をつけろよ」

「あ……はい、お気遣い感謝いたします」

「と、言うことは、お二人とも討伐軍に参加されるんですね」

「ああ、『双界騎士団』ってギルド知ってるかい? そこの1チームとして参加するつもりだ。君たちのような対魔王戦力が参加してくれれば心強いよ」

「はぁ? ちょっとクリフ。こんなガキンチョどもにお世辞言う必要ないでしょ?」


 さっきからケバ女が一々絡んでくる、メンドくせータイプだな。


「お世辞ということは無いだろ。彼らは1週間たらずで2匹のAランクモンスターを倒してるんだぞ?」

「そんなの、私たちだって余裕でしょ?」

「そう『俺たち』以外には、こんなこと出来ないだろう」

「うぐっ……」

「まぁそういう訳だから、『D.E.M.』とは連絡を密にとっていきたいんだ。魔王と対面した時、一番頼りになる味方は間違いなく君たちだからな」


 非公式同盟ってことか……いきなり全幅の信頼は寄せられないが、確かにこちらにもメリットがある提案だ。


「わかりました。よろしくお願いします」

「そうか、よろしく頼むよ」


 握手する俺たちを見て、シャーリーはずっと面白くなさそうな顔をしていた。



 宿を出る前にクリフに質問する。


「お二人はこちらの機関に接触しましたか?」

「いや、探してはいるが未だに見つからない。余程うまく地下に隠れているらしい」

「……そうですか……こちらも何か分かったらお知らせします」

「ああ、頼む」


---


 ギルドセンターへ戻る道すがら琉架が思い出したように声を上げた。


「あ、そういえば……」


 琉架が魔神器の中を漁ると一束の書類を取り出した。あぁ、俺もそれ貰ったな、魔神器に放り込んでそのままだけど……


「あった、オリジン機関終了時にもらった資料、顔も名前も載って無かったけど……」


 顔も名前も載って無い資料を配って何がしたいんだろうな? オリジン機関は……


「えっと『創世十二使』序列第三位 ギフト『磁力円陣(コン・パス)』詳細不明……だって」

「まぁ、字面から見て磁力操作のギフトだろうな、もちろんそれだけじゃないだろうけど……」

「シャーリーさんの方は分からないね」

「あの姉ちゃんか……仲良くはなれそうにないな」

「うん……怖そうな人だったね……」

「…………」



---



 ギルドセンター本部内『D.E.M.』事務所


 今、事務所内には俺と琉架と先輩の三人がいる。


「依頼が来ました!」

「……いやいや、幾らなんでも早すぎるでしょ? 昨日ランクAに上がったばかりだよ?」

「嘘じゃないよ! 私たちはランクA! 助けを求める人は幾らでもいるんだって!」

「私……何となくですけど、嫌な予感がします。非合法だったり犯罪行為だったり、そういった依頼の予感が」

「琉架ちゃんは何でそんなにネガティブなの? ランクAのギルドだったら、当然なんだよ?」


 俺も琉架の意見に同意だ、むしろ先輩は何でそんなにポジティブなの?


「それでは依頼者のご入場です!」


 先輩のテンションが無駄に高い……ウザい、何かのテレビ番組みたいなセリフを使って呼び込む。

 扉を開け入ってきたのは二人。鎧兜でガッチリ固めた、いかにも歴戦の勇士と言った風貌の戦士と、フードで頭をすっぽり覆った少女だ。年は俺たちと同年代位だろうか? フードの下からくせ毛の金髪が覗いている、相当な美少女だろう、それにこの子おそらく……


「どうぞお掛けください」


 サクラサクラ先輩に促されて、二人が座る。


「………」「………」


 沈黙、何も喋らないぞ? それって言い出しにくい事があるんだろ?


「………」「………」


 本当に犯罪的な依頼が舞い込んだみたいだ。


「あの~……」

「………」「………」


 サクラサクラ先輩が促すがやはり反応は無い、これではキリが無いので俺からも促す。


「どうやら、ただの冷やかしだったようですね、お引き取り下さい」

「ま…待って下さい……私たちは……」


 慌てだした……相当切羽詰っている様子だ、しかし本当の事を言うつもりは無いらしい、眼が泳いでいる。


「失礼しました……あなた方への依頼なのですが……我々を中央大陸東部、第9領域「レイガルド」へ護衛していってもらいたい」

「どう考えてもそれだけじゃないだろ? 依頼内容を誤魔化すようなら受けられないのでお引き取りを……」

「ま、まて! わかった! ちゃんと話す!」


 おっさんが慌てて引き留める、早く言え、俺は無駄な引き伸ばしが嫌いなんだ!


「俺たちを密航させてほしい」




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