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レヴオル・シオン  作者: 群青
第二部 「魔王の章」
110/375

第106話 自由とその裏側で

「大変失礼いたしました。私だけでは無く、まさかセイレーンの命の恩人だったとは……」

「いえ…… 誤解が解けて良かったです」


 ミラがマリーナに事情を説明してくれたおかげで俺のブタ箱行は免れた…… 良かった…… 痴漢冤罪の裁判でも起こされたら俺の信用は地に落ちるトコロだった。

 端から地面スレスレを低空飛行している信用だが、これ以上下がったら高度マイナスになるからな。

 他人から信用されない生活にはここ2年余りでずいぶん慣れたが、やはり痴漢はよくない、主に世間体的に…… 禁域王に女の敵のイメージはご法度だ。

 男の敵になる事は、もはや覚悟が済んでいる。


 とにかく! そういう役目は勇者に擦り付けたい所なんだが、今日は思いっ切りフルボッコにしてしまったからな…… さすがにこれ以上試練を与えるのは可哀相なのでやめておいてやる。


 とは言え、もし誤解が解けなかったら、問答無用で勇者を性犯罪者に仕立て上げていたがな……


 そう言えばアイツ等は大丈夫だったのだろうか? ヒンデンブルクの加護で海中の環境に適応していたらしいが『反魔術領域(アンチマジックフィールド)』を使って……

 加護が解除されて、死んでたらどうしよう……


 もし死んでたら魔王ミューズと相打ちになったという事にしてあげよう。そうすれば勇者の評判は一気にうなぎ登りだ、次代・第50代目勇者はきっと大事にされるだろう。


 恐る恐る覗き見る……


「ゥガ…… ウボァ……」


 皇帝の断末魔みたいな声を出しているが、どうやら生きているらしい。だったらどうでもイイや。

 しかし改めて見てみると、一年ぶりに相まみえた勇者はヒドイ有様だ…… ご自慢の青い鎧ブルーロザリオは分子結合レベルで崩壊寸前、端っこの辺りを指でつまむと……


 パキッ!


 ご覧の通り簡単に欠けてしまう。あ、ヤベ……壊しちゃった…… まぁいいか。

 俺が繰り出した「勇者殺しシリーズ」が首から上を狙ったものが多かったのも、この鎧が壊れないよう気を使ったからだ。その結果、顔がボコボコでモンスターみたいになってしまったが。


 相変わらず成長の跡は見られないが、自力でここまでやって来たのは驚いた。

 どうやら頑張ってはいるらしい…… 本人が成長せずに成果が現れたのなら、成長したのは仲間だけかもしれないな。


 そう言えば、この一年で勇者の評判は、少しは改善されたのだろうか?

 魔王討伐戦でも大して役に立たなかったが、それでも人類の為に頑張ってたからな。


 しかし結果が出なければ認めてはもらえないぞ? 只でさえ勇者は「魔王殺し」という結果を求められてるんだからな……

 結果として、またしても「魔王殺し」の功績はD.E.M. に奪われる形になってしまった。


 頑張れ勇者! めげるな勇者! 立ち上がれ勇者!

 第3魔王はお前に任せるから!



---



「カミナ様、エルリアさん達は?」

「大丈夫、無事だったよ」


 あれを無事と言っていいのか、些か疑問だが……


「うぅ……」

「マリーナ、もう少し待っててね、じきに反魔術領域(アンチマジックフィールド)の効果が切れるから、そしたらちゃんと治療するから」

「わ……私の事よりあなた自身は大丈夫なの?」

「え? あぁ…… 眼の事なら大丈夫よ」

「そうじゃ無くて精神(こころ)の方よ……」


 そう言ってマリーナが視線を向けた先…… そこには第6魔王ミューズ・ミュースの亡骸が横たわっていた。


「父親の仇…… 討てたのね?」

「うん……」

「今更だけれど…… 本当に良かったの?」

「えぇ、お母様は今までして来たことの罪を清算しなければならなかった…… そしてそれは娘の私がしなければならない事だったの…… お父様を手に掛けた私が……」


 ナニ? まさかミラが?


「そんな事! だってあなた何も知らされてなかったじゃ無い! それにアレは……」

「それでも……! 事実だから……」


 考えてみれば当然の事だった…… 外道魔王は勇者を憎む教材として父親を使ってたんだ、最後に何をさせたかなど簡単に想像できる。

 心優しいミラにとっては、とんでもないトラウマになっただろう……

 更に後になって、それが父親だったと知らされたんだ…… なんてこった……


「あ、反魔術領域(アンチマジックフィールド)の効果が切れたみたい。マリーナじっとしてて、直ぐに治療するから」


 ミラはマリーナの胸に手を当て、治癒魔法を掛けはじめた。

 その手は小さく震えている。


 ミラは俺が思っていた以上に深い業を背負っていたのか…… そんな彼女に俺は何をしてあげられるのだろうか?


 数分と掛からずに治療を終えた。アレだけ深い傷があっという間だった。


「私、エルリアさんの方へ行ってきます」

「あ、おい、ミラ……」


 行ってしまった…… さっきから俺と目を合わそうとしない、父親殺しの事を黙っていたのを気にしてるのかもしれないな……


「セイレーンとココで昔みたいに暮らす事は出来ないのかしら……」


 マリーナが独り言のように溢した……

 なぬ? ココで? そうだった…… ミラが偽名を使い、人族(ヒウマ)と偽っていたのはアノ母親から隠れる為だった。そしてその母親が居なくなったのなら元の生活に戻れるって事だ。

 忘れてた…… 普通にミラを連れて帰る気でいた…… しかし本来、人魚族(マーメイド)は海で暮らす種族だ。ましてミラは新しい魔王になるんだ、つまり第6領域はミラの支配領域だ。そこに留まるのは当然だった。


 何と言う事だ! こんな事ならせめてあの淫乱糞ビッチのとどめは俺が刺すべきだった! 俺の嫁候補がぁ!


「キミ…… カミナ君って言ったっけ?」

「ん?」

「セイレーンのコト…… キミにお願いしていいかな?」

「え?」


 願ったり叶ったりの提案だ! サンキューマリーナ!

 それでも一応……


「理由は?」

「ここがあの子の居場所じゃないからよ」


 ん? 人魚族(マーメイド)がアトランティスに住んでいるのは普通だろ?

 確かにミラは色々複雑だが彼女の居場所は俺のハーレムにあると既にアカシックレコードに記されている。


「私はね…… あの子が死んだと聞かされた時、すごく後悔した…… あの子を逃がした事に…… そして真実を教えてしまった事に……」

「真実…… それは父親の事か?」

「えぇ…… でも誤解の無い様に言っておくけど、あの子は父親を殺していないからね!」


 誤解も何も…… それじゃ意味が解らん。


「あの子は元々誰かを傷つけるような子じゃ無かった、ミューズ様から生まれて来たとは思えない程、心の優しい子だった」


 同感! 超同感! マジで母親に似なくて良かったよ!


「ミューズ様は幼いセイレーンに勇者への恐怖と憎しみを教え込んでいた、もっとも幼い子供には憎しみよりも単純に恐怖しか感じていなかったでしょうけどね……

 そして勇者の教育の最終段階…… 父親を操って娘を襲わせたの……」

「な……に?」

「当時、僅か5歳だったセイレーンには最大の恐怖だったでしょうね…… そしてそれ(・・)……」


 マリーナの視線の先にあるのは湾曲ナイフ『男殺し(アダムキラー)』だ。


「その日、セイレーンはそれを持たされてたの…… 理由はもう分かるわよね?」

「勇者をその手で殺させる為……か」


 ヘビーだ…… ミラの過去は想像以上にヘビーだった……


「ここからは私の想像なんだけど、その時セイレーンも操られていたと思うの……

 だってそうでしょ? たった5歳の子供が先代勇者を殺せると思う? 台本通りに動かなければ出来るハズ無い!」


 確かにそうだ、或いは事故か…… どちらにしてもミラに責任は無いと思う……

 ただしミラ自身がどう捉えるかは、あくまでも本人の気持ち次第だ。


「それに真の意味で先代勇者を殺したのは、その『男殺し(アダムキラー)』よ」

「どういう意味だ?」

男殺し(アダムキラー)は普通の刃物としても使えるけど、♂に対してのみ有効な毒を発生させるの」

「なに?」

「体力の低下した男相手なら、かすり傷でも死に至るわ」


 あ……あぶねーーー!! 俺が無事だったのは魔王の毒無効体質のお蔭だったのか!

 もし魔王化して無かったら確実に死んでた! 『男殺し(アダムキラー)』恐るべし!


「ここではあの子は絶対に幸せにはなれないのよ…… 両親を手にかけたこの場所では……」

「………… そうか……」

「それにセイレーンは人魚族(マーメイド)としては異質だったから……」


 異質? 確かに魔王の娘は普通には見られないだろうが……


「あの子は…… オリヴィエの物語に憧れてたから」

「オリヴィエ…… 確か愛する人族(ヒウマ)の男と添い遂げた人魚の名…… だったか?」

「あら? 良く知ってるわね? セイレーンに聞いたの?」

「セイレーンには第6魔王から逃れる為に偽名を名乗らせたんだが…… 自分でオリヴィエって選んだよ」

「フフッ…… なるほど、あの子らしいわ。とにかく人魚族(マーメイド)の文化では、人族(ヒウマ)と添い遂げるとかあり得ないから…… 異質というより変わり者と言った方がイイかしら?」


 そう…… 人魚族(マーメイド)は特定の(つがい)を持たない。地上にフラリと現れて子種だけを貰って帰り、女だけで子どもを育てる種族…… それが人魚族(マーメイド)の常識だ。


「だからキミにあの子を任せたいの」

「それはつまり……?」


「あの子と添い遂げてってコト。もし少しでもあの子を大事に思う気持ちがあるのなら……」


 OK~♪ 添い遂げて挙げようじゃありませんか! 幼馴染のお姉さんが思っている「添い遂げる」とは、ちょ~っと意味が違うかも知れないが……


「分かった…… 任せてくれ!」キリッ!


「もしセイレーンを不幸にしたら、キミの事をガイアの裁判所に訴えるから。痴漢されたって」


 脅された…… せっかくキメ顔まで披露したのに……

 大丈夫だよな? ハーレムの一員だって幸せになれれば!



---



「うっ…… 痛っつぅっ!」

「大丈夫ですか? エルリアさん……」

「うぅ…… アリガト…… ミラさん…… っ!! 第6魔王は!? 魔王ミューズ・ミュースは!?」


 今まで倒れていたエルリアが勢いよく起き上がる。


「もう大丈夫ですよ…… 終わりました…… 全部……」

「え? そ……それじゃ…… 貴方は…… いえ、何でも無いわ……」


 エルリアは言いたい言葉を無理矢理 飲み込んみ、その場に力無く座り込んだ。


「他の方の治療も手分けしてやりましょう、それで…… 私、勇者さんとはなるべく拘わりたくなくて……」

「いいです、メンバーの治療は私がやります。そこまでお手を煩わせる訳にはいきませんから。

 それに勇者様にはしばらくあのままでいて貰います。いい加減お仕置きが必要ですし、また暴走されても困りますから」

「そ……そうですか……」


「お~い、ミラ。そろそろ帰るぞ」

「え…… カ……カミナ様…… 私は……」

「いいから帰ろうミラ。いい加減、大森林やガイアが心配だからな」


「私は…… 貴方の御傍に居ても……宜しいのですか?」

「当たり前だろ? てか、俺が離さない! 誘拐してでも連れて帰る」

「グスッ…… はい!」


 コレでイイ、多くの言葉はいらないんだ。

 たとえ誰が何と言おうとミラは連れて帰る、お義母さんにもそう宣言したし……


「ヴグ…… ギギジバ…ガビバ……」


 何か雑音が聞こえた…… 何だ今のは?


「あ…… 勇者様……」

「あぁ?」


 モンスターフェイス勇者がこちらに手を伸ばしていた。意識を取り戻したのか?

 その顔を上から覗き込む……


「ギギジバ…ガビバァァ……」


 気持ち悪い…… 心底気持ち悪い。怪物面で謎の言語を口走っている。

 思わず手が出るのも仕方ない事だよな?


 バキィッ!!


「ゲボォ!!??」


 ボコボコに変形しまくっている顔面の、恐らく鼻であろう場所へグーパンを叩き込む。

 気絶したかな?


「カ……カミナ様?」

「き……霧島君…… 一体何を?」


「いや…… 魔王の最後の命令で、また雷撃魔法とか使われたら困るから……」


「あの…… 洗脳…… 既に解けてますよ?」

「え?」

「第6魔王の死と共に、洗脳の効果も切れたみたいです」

「そうだったんだ…… 悪ぃ勇者! 今のは事故だ」


「…………」ち~~~ん


 どうやら俺の声は届かなかったらしい…… まぁいいか、俺の顔を見たら洗脳とか関係無しに雷撃魔法とか使いかねないからな。


「しかしそうか…… 洗脳は既に解けてるのか、なら大森林やガイアも大丈夫だろう」


 ん? 何か忘れて…… あ!


「ヤバイ! 生き埋め中の巨人族(ジャイアント)!! 早く掘り出してやらないと精神に傷を負ってしまう!」


 気が付いたら身動き一つとれない真っ暗闇の中…… ケツが痒くてもかくことも出来ない、これは急いだ方が良さそうだ。


「行こうミラ!」


 そう言って、手を差し伸べる。

 ミラは一瞬躊躇したが、ゆっくりと泡の中に両手を差し入れ、強く握り返した。


「はい…… これからも……宜しくお願い致します」



---



 直径3メートル程の不変膜を張り、ミラと二人並んでマリーナの前に立つ。


「マリーナ…… 私は地上で生きていきます……」

「うん、気にしなくていいわ、貴方はもう自由なんだから自由に生きてイイのよ。それにこれからは会おうと思えばいくらでも会えるんだからね」


「うん…… 色々とゴメンナサイ……」

「なに謝ってるのよ?」

「えっとね…… 他の人魚族(マーメイド)や海の眷属達に伝えて欲しいんだけど…… 他種族と争う事はしないで下さい。耳長族(エルフ)達からは恨まれる事もあるかも知れないけど、酷い事にならないようこちらで手を打ちます」


「………… うん? えっと…… 何の話?」


 マリーナが何言ってるの?って顔をしている。


「あぁ…… 代替わりの事は普通知らないか……」

「はぁ? 代替わり? 何のコト?」

「えっとぉ…… 私、お母様の魔王の力を継承したの…… つまり新・第6魔王になったんだ……」


「……………… ハァァァァァーーーーー!!??」


「声がデカい! 勇者たちにバレると面倒な事になるんだから、ココだけの話にしてくれ」

「え? 魔王? ウソでしょ? てか……キミ、何でそんなに冷静なの?」

「カミナ様も十二魔王のお一人です。それに私たちのギルドにはもう一人魔王がいるから」


「……ッ…………」


 絶句…… もはや驚嘆の声も出ないようだ。


「と……とにかく、私はお母様の後を継ぐつもりは無いの、だから人魚族(マーメイド)はこれから自由に……」


 そう言えば魔王ミューズは圧政を敷くタイプの魔王だったのだろうか?

 アレだけの外道魔王なら有り得るな…… ストレス解消にマリーナを痛めつけて、その上、平気な顔して刺すような奴だ。


「魔王ミューズは暴君だったのか?」

「そう……ですね、ただ、最大の問題は…… こ…子作りの管理だったんです」


 子作りの管理? え~と…… え?


「今まで人魚族(マーメイド)は好きな相手を選んで子作りできなかったんです…… その…… お母様の御眼鏡に叶わなかった男…… つまりお母様の趣味じゃ無い男としか許されて無かったんです///」


 あの淫乱糞ビッチ…… とんでもない圧政を敷いていたモノだ。

 種族全員が美人で、生まれてくる子も全員人魚族(マーメイド)という種族は、さぞかし母親の遺伝子が強いのだろう。確かにそれならどんなブ男が父親でも美人の子が生まれてくる。

 実際、魔王ミューズとミラはソックリだったしな。


 しかしこれで合点が行った。俺の元に人魚族(マーメイド)のおねーさんがアバンチュールに来てくれなかった原因はココにあったんだ!

 あの淫乱糞ビッチ! なんて余計な政策をしやがるんだ! アイツが居なければ俺はもっと早くに脱DT出来てたかも知れないのに!

 くそっ! こんな事なら殺す前にオッパイの一つでも思いっ切り揉んどけば良かった!


 …………


 ミラの前でそんな真似 出来っこないけど……


 とにかくコレで人魚族(マーメイド)は解放される。子作り解禁だ。今年の夏はバックパック背負ってトゥエルヴの沿岸でも一人旅してみようかな? 真夏の夜の夢が体験できるかも。

 それとも人魚族(マーメイド)の解放者として全員我が禁域で囲ってみるか?


 …… やめておこう…… 世間から淫乱糞ヤローとか呼ばれたくないからな。


「え…と、私近い内に一度顔を出すから…… その間、マリーナが魔王の意思代弁者になって…… って、マリーナ? 聞いてる?」

「あぁ、うん! OK!OK! 代弁者ね? 任せてよ! アハハハハハハ!」


 相当混乱しているな…… 大丈夫か?

 少し時間をあげた方が良さそうだ。後は…… これだけはちゃんと言っておいた方が良いだろう。


「ミューズ・ミュースの遺体はこちらで引き取らせてもらうぞ?」

「へ? 一体何を…… ハッ!? この鬼畜!! 死者を辱めようというの!? 例え魔王でもセイレーンの母親なのよ!? 一体何をするつもりだ、このド外道!!」


 お前こそ、俺が一体何をするつもりだと思ってるんだ? 俺はアブノーマルな趣味は持ち合わせていない。


「誰も知らない場所に墓を作るんだよ、例え外道でもミラの母親だ。

 一般に知られたら墓を壊されるかも知れないからな」

「カミナ様……」



 こうして俺たちは帰還の途へついた……










 その日…… 再びシニス世界の歴史が動いた。

 翌日には第6魔王討伐のニュースはトゥエルブ中に知れ渡り、一週間後には世界中が知る所となった。


 そんな事件の裏で…… もう一つ世界の歴史に刻まれるであろう大事件が起こっていた。



 『第3領域、浮遊大陸・アリア消滅!!』



 この噂が世界に広まるのは一ヵ月後の事である。




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