原木栽培は収穫までに2年にかかるとされる
春の芽吹き 雪解けが終わり ようやく自然の緑がだんだんと濃くなってき頃、
私は近くのシイタケの駒打ち作業を体験した。
指導を受け 木にドリルで穴を開ける、そしてシイタケの菌が塗られた長さ2センチほどの木の駒を木づちで打ち込むのだ。
椎茸の栽培は、主に「原木栽培(自然の木を使用)」と「菌床栽培(オガクズなどの培地を使用)」の2種類ある。原木栽培は1〜2年かけてじっくり育てて風味の強い椎茸が収穫できるが菌床栽培はキット等で手軽に室内栽培が可能で、10日前後で簡単に収穫できる。
私が体験したのはその原木栽培というわけだ。
原木栽培のシイタケは歯ごたえのよさ、香りの強さが特徴だという。
作業を終えて背を伸ばし、「春と秋に収穫するのが楽しみ」と私のいつもの大きな独り言をすると、教えたスタッフの人が「夏を2回越してようやく収穫できるんだよ」と長い時間管理することに驚いた。。
スタッフさんによると自然の中のキノコは長い時間をかけて菌などを成長させるようだ。
「2年待ってられるかな――?」とまたも独り言を話す。
2年はあっという間という話もあるが 実際長い
そういうのも私が小説を書き始めてからもうすぐ2年になるからだ。
2年を振り返るとやはり毎日書き続けるという小説家のみなさんには凄まじい物がある。
ネタを考え 時間を作り 自分思いに表現する。
それはとても素晴らしいことだがそれがとても難しいこと
2年後 無事に椎茸を収穫するその日まで 私はまだこの小説を書いているのかはわからないが
私の足元に不思議がいっぱいある限り小説を書き続けるかもしれない。




