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決着

*現在、竜牙は苦戦を強いられていた。攻撃しようにも頭の三つある犬・・・・つまり、ケルベロス(仮)との戦いである。ずっと地を走り回っている。


「このままじゃきりがねぇ・・・・どうすりゃあ・・・・・そうか!!」


下が駄目なら壁に行けばいい!


「ううぉおおおりゃあああ!!」


*走っている。竜牙は今、壁を走っている。上昇したステータスに物を言わせて走っている。


「ここまでくれば・・・・」


*次に壁をけりすぐに反応できていなかったケルベロスに対して跳んでいく。


「おっしゃあ!捕まえたぞ!」


このまま、煮るなり焼くなり好きにして・・・・


*しかし、そんな竜牙の思惑など気にもしないケルベロスは自身の上に乗っている邪魔者を排除しにかかってくる。それはまるで本当の犬のように・・・


*ひっくり返り竜牙を潰せなくても離れるようにしぶつけ攻撃していく


*しかし竜牙は離れない


「だったら・・・」


*竜牙は膝蹴りを入れる。ケルベロスはひるむ。


「よし!いまだ!!」


*頭上から蒼い物体が落ちてくる。


ドチャア・・・・


*最初から待機していた、空である。しばらくすると完全にケルベロスの姿がなくなった。


「はぁ・・・お前が仲間になってからだいぶ楽になった気がするな。」


*肩に空を乗せて扉を開け次の階層に行こうとしたその時であった。


「へ?」


*扉を開けた先にも空間があったのだ。階段がないわけではない。右のほうにしっかりとある。が、目の前に鎖でとらわれている女がいたのだ。見た目の年齢では竜牙とほとんど同じぐらいである。


「なんで?いや、そんなことより鎖になぜつかまって・・・」


*竜牙の頭から湯気が出そうなくらいになっていたが・・・


「まぁ、そんなことより・・・助けたほうがいいか!」


そうと決まればあの鎖を引きちぎるなり、なんなりすればいいんだろ?


*竜牙は鎖を握ったその時だった。


「っ!・・・なん・・・だ?」


*体から魔力が抜けていく感覚を味わう。力が体から抜けていく。


「だったら・・・・その前に・・・・壊しちまえばいい!!」


*竜牙は更に力をこめていく、力が抜けていくなら逆に力をこめればいいとでも思っているのか、この筋肉馬鹿である。


*徐々に時間だけが過ぎていく


*しかし、


ミシッ!


「!!」


あと少し、あと少し・・・


*しかし、竜牙の意識もすでになくなりかけていた。


バッキィィ


*鎖を引きちぎることに成功したのである。


「・・・・」


*竜牙は何とかその鎖を女からどかすことまではできたが、倒れてしまった。


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