ハーレム主人公君たちは相変わらずのようです
えっと、あの〜その〜一つ言い訳言い訳行っていいですか?…
今までシンガポール行ってて執筆のこと完全に忘れてました(≧∇≦)((殴‼︎‼︎‼︎‼︎!
これからピエロの方も書いていくので許して下さい!
「好きです付き合ってください」
いつも通り訪れた放課後。俺は今屋上で一人の美女と向かい合っていた。
その髪は黄金のように美しく今もまた、夕焼けに照らされて煌びやかな輝きを発しおり、目は初めて見るエメラルドグリーンでその美しさのあまりに見ているだけでその瞳に吸い込まれてしまうかのような感覚に襲われる。
肌は雪のように白くどこか清潔感を漂わせると同時に触れたら消えてしまいそうなほどの儚さも感じさせる。
そして俺はそんな見・た・こ・と・も・な・い・絶世美女に告白されている。
どうしてこうなったかというとそれは数時間前まで遡る。
~〜〜~~数時間前~~~~~
俺は今学校に向かっているわけだが周り(一部だけど)から今にも射殺さんばかりの鋭い殺気を向けられながら登校する。
まぁその理由はいたって単純俺の邪魔者のせいである。
まぁその邪魔者は一言で言うならハーレム主人公君だ。
さぁここまで来たら一体誰が俺に向かってまるで親の仇(自分から関わったことないのに)のような視線を向けているのか想像は難しくないだろう。
そう、ハーレム君の取り巻きもといハーレム君に恋幕を抱く恋する乙女である。
「なんであんたなんかが達也と友達なのよ」
この美女こと毒しか吐かない毒ヘビこと我儘お嬢様の月雪 美里様がおっこりんのようだ。
「美里。こんな奴とは話すだけ無駄だ。」
そして追撃するように私を罵倒してくるのは生徒会長の白百合 氷華とかいう頭と顔とスタイルはいいけど生徒会長としては使えない子である。
はっきり言って全体集会のためだけにいるとさえ言えるかもしれない。
「でも実際こいつのせいで達也との時間が減っちゃてるのは事実よね。」
そしてこれがハーレム君こと五十嵐 達也 の幼馴染様の静宮 楓。
はっきり言ってこいつは顔とスタイル以外特に特徴がない極一般?の幼馴染さんのようだ。(執着心は異常だけど)
というかそんな好きならさっさと告白でも既成事実でもなんでも作れよ。
「それならご本人に言ってくださいませんかね?」
「達也は悪くないのよ!あんたがこの学校にいるのが悪いのよ!」
「達也にはなんの落ち度もない。むしろ君のような人間のことを心配して話してくれていることもわからないのかね?」
「達也はあんたみたいな奴がほっとけないくらい慈悲深いのよ。それくらいも分からないの?」
おぉおぉ理不尽なことで。
俺は男女問わず友達はたくさんいるというか達也の方が友達いないだろ?
いやまぁそもそもとして女友達が増えたのはあいつのおかげっちゃそうなんだけどさ。
確か前に達也へのラブレターを渡してほしいって言われた子と偶然会ったんだけど意外にも同じ少女漫画が好きで意気投合ってことがよくあっていつの間にか友達の人数は数えるのが面倒になるくらいには出来た。
まぁ俺の友達が増えた理由の当のご本人様自身は友達少ないし、話すとしたら屋上とか廊下とかで話しているから教室でイチャイチャしてる彼らは知らないんだけどね。
というよりも達也の評判最近下がってるんだけどなんでなんだろうね?
前までは達也がいるだけでキャーキャー言ってた女子もだいぶ減ったような印象を受ける。
俺がそんなことを考えているといきなり後ろから強い衝撃が伝わる。
一瞬取り巻き達の誰かが押したのかもとも思ったが踏みとどまってもなお重みを感じるということはと思いながら首を後ろに回す。
「沙恵ちゃんせめてダッシュアタックはやめて」
「ダッシュじゃないから問題ありません!」
「いや、単純に痛いから」
走りながら俺にアタックして来たのは鶴川沙恵
熱血系陸上部で美人というよりは可愛いより、胸以外はスタイルが良い。(ちっぱいと言うと顔面を殴られる)
「なっ!先輩それは私がちっぱいだからですか。変態です!セクハラです!ロリコンです!」
「いや、別にそんなこと言ってないし。変態でロリコンでもないからな。それとそうだとしたらお前はゴスロリ人生真っしぐらだからな。」
「冗談ですよ。じょ・う・だ・ん。」
俺たちがそんな会話をしていると横から予想通りの奴が割り込んできた。
「鶴川さんおはよう。」
ハーレム君が沙恵に向かって爽やかスマイルで挨拶をしているのだがこいつ(俺は言われたことはないが)かなりの毒舌らしい。
「爽やかスマイルなんていちいち見せないでくださいうざいです。」
あっ、ほんとに毒舌だ。ほらハーレム君もいきなり毒吐かれて爽やかスマイルがめっちゃピクピクしてるよ。
「先輩遅刻しちゃいますから急ぎますよ!」
沙恵は俺の手を取ると走り出した。
俺はふと空も見上げて思う。
「なんで俺ハーレム君でもないのに美少女と手を繋いでいるんだろう。」
俺のそんな呟きは誰に聞かれることもなく風に乗って霧散していった。
これは前消した小説の再投稿なので「あれ?見たことあるような?」って方はそれは間違えではないのでご安心ください