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となりのきみへのこいごころ

作者: セカンド

眩しい朝日に起こされて

まだ隣で寝てる君に小さくおはようの挨拶。


今朝はパンの気分かな?


コーヒーとトーストを用意して

君が起きるまで寝顔を見るのが僕の日課


ようやく目覚めた君は、いつもと同じようにネコに赤ちゃん言葉でおはようのあいさつをする。


君が起きるのを待ってた僕より先にパンを食べて、幸せそうにおいしいって微笑む。


その顔を見て、また僕は君を好きになる。


いつも寝坊の君は2日に1回は寝癖のまま慌てて家を出る


そんな君を見送って、僕も慌てて家を出る。



好きに果てはあるのかな?


声を聞くたび、手が触れるたび、その瞳を見るたびに、どんどん好きが大きくなっていく。


僕の笑顔の理由は君。君の笑顔の理由も僕なら嬉しいな。



太陽と月が入れ替わり、赤みを帯びた空が1日の終わりを祝福するように街をオレンジ色に染めていく。


僕より少しだけ早く家に帰ってた君に

おはようの時よりは少し大きな声でただいまを言う。


夕飯は和食の気分かな?


食事とお酒を用意して

君のストレッチが終わるのを待つのが僕の日課。


火照った身体をタオルで拭いて、君はいつもと同じようにネコに赤ちゃん言葉でご飯でちゅよと言いながら可愛くじゃれる。


出来上がった食事に目を輝かせて、美味しそうと君は笑う。


その顔を見て、また僕は君を好きになる。


いつも夕食の時は揃って一緒にいただきますとご馳走さま。


そんな君との毎日が、僕の幸せな日課。


喧嘩をする程、仲が良いって聞いたことがあるけど、僕と君は出会ってから1度も喧嘩した事がないよね。

いつか喧嘩をする時が来るのかな?


もしも喧嘩になったとしても、きっとすぐに僕が謝ってしまうんだろうな。


僕の為に怒ってくれる君も見てみたい気もするけど、やっぱり君には笑っていて欲しいって思う。



好きに果てはあるのかな?


声を聞くたび、手が触れるたび、その瞳を見るたびに、どんどん好きが大きくなっていく。


僕の笑顔の理由は君。君の笑顔の理由も僕なら嬉しいな。


好きに果てはあるのかな?


声を聞いても、手が触れ合っても、その瞳を見つめても、どんどん次が欲しくなっていく。


僕の幸せの理由は君。君の幸せの理由も僕になってくれたら嬉しいな。

同じ部屋に住む恋人への想い。


隣の部屋に住む他人への一方通行な想い。


想い方は同じでも、相手との距離で捉え方は真逆になりますね。


純愛も歪なストーカー愛も紙一重なのかもしれません。

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