『こどもに魔王』作品バトンいただきました。 2017.03.25の活動報告より転載
まりと様より作品バトンいただきました。自分の作品を振り返るって大変ですね。ちなみに、バトンに答えた『こどもに魔王を倒せなんて酷すぎる』はこれから山場になります。盛り上がるといいな。
1)代表作
『こどもに魔王を倒せなんて酷すぎる』
2)ジャンル、カテゴリ
ハイファンタジー
3)連載開始
2016年 04月03日
4)文字数、話数
201,071文字
61話+イラストページ
5)ストーリー
『人形同然に自己を殺して生きてきた少女が、従弟の身代わりに魔王を倒すため差し向けられる。どうせ死ぬなら誰かの役に立って死のうと考えた少女に襲いくる試練の数々。しかし、師匠となる魔法使いとの出会いが、温かな人たちとの交流が、彼女の支えとなる。師匠に新しい名をもらい、新たな生き方を見つけた少女は、仲間と共に魔王を討つべく奮闘する』
6)主人公
リリアンヌ・リドル(ジョー)
7)作品のテーマ、コンセプト
こどもに魔王を倒せなんて酷すぎるというタイトル通り、世界は過酷で優しくなくて、それでも生きていかなくちゃいけないのだということ。それが芯になっています。
8)作品を書いた動機
ラスト手前の「ロランVSリリアンヌ」が描きたかったからです。
9)自分が思い描いたテーマ、コンセプトを十分に表現できたか
まだ書き上がっていませんが、きっと大丈夫だと思います。
10)執筆中のエピソード
構想はこっちが先だったのに、『魔王子は女騎士の腕の中で微睡む~炎の魔女~』という大長編を書き上げてしまったこと。
あと、ダメな男性陣がめちゃめちゃ書きやすくて困りました。
11)執筆していて、エタりそうになったかどうか
ラストが決まっているのでエタりませんが、中間部はアドリブが入って二転三転しました。
12)気に入っているシーン
第53部「Dの書」の全て。淫靡で倒錯的で偏執的でエロチシズムに満ちた狂気の精神的グロに挑戦しています。私にもう少し技量があればな、と悔やみました。精進あるのみ。
13)もっとも気に入っている台詞
「ちびちゃん、お前に圧倒的に足りないものを教えてやろうか…」
自分が一番強いんじゃないかと自惚れている主人公に人生の厳しさを教える(美化100パーセント)ジャハルの台詞。「それはな、経験だよっ!」と続く。
14)その理由
書いていてゲスでダメな中年がすごく格好良いと思ったからです。市境前12アール 様にも誉められました。
15) 気に入っている一文
夜空を照らす月の光では、僕の迷いは深くなるばかりだった。もっと強い明かりが欲しい。師匠の明かりが懐かしかった。
解説:明かりとはすなわち啓蒙の光のことです。師匠は知をもたらす魔法使いであり、明かりを掲げる隠者です。しかし、月とは迷いの象徴であり、このシーンではリリアンヌは答えを出すことが出来ずにいます。魔術的象徴をビジュアルに活かした良いシーンだと自負しています。
16)おすすめポイント
①リリアンヌさんの舌打ち。
②おっぱいしか頭にないニール。
③ソーンさんの素敵格好よさ。
17)反省点
たまにヌルいお笑いとエロと精神的グロを突っ込みますね。もっとやろう。
18)執筆による作者の変化
この手のファンタジーがとっても苦手なんだな、と気がつきました。
19)読者の方々の反応
主に脇役の多彩さをお楽しみいただけているようです。昼行灯師匠やムキムキお兄さん、下僕戦士やゲスい中年ですね。……ひどいな(真顔)。
20)作品を通じての主張、そしてその達成度
少女期とは背伸びをして世界を見ているようなものです。世の中の汚い部分を知り、拒絶しながらも幻想を抱いているのです。友人に忠誠を誓ったり、時に理想のために自分の生命すら投げ出す自己犠牲の精神もこの時期の特徴のひとつで、主人公リリアンヌはそんな少女期の一番綺麗な輝きの象徴と言えます。
純粋さと危うさとを併せ持つ、少女期特有の妖しさをお楽しみいただきたいです。描写としてはほぼ達成していると言えるでしょう。
21)続編、またはスピンオフ
共通した世界観の物語を色々と考えております。別の時代、別の場所ですが、『宿命の星~したたかに見えてポンコツなお嬢様とやる気のないチャラい騎士のおはなし~』など。
22)読んで欲しい方
物語を読んで悲しみに心を打たれるのも、怒りを感じるのも、すべては人生に訪れる本当の試練への備えです。ハイティーンの方にこそ読んでほしいです。
23)書籍化等の希望
もし、受け入れてもらえれば、ですね。
24)作品のPR
『心を殺していては、生きていけない。悲しみに折れてしまっても、生きたいと、そう望んで……』
笑いあり、涙あり、少女勇者の成長物語です。
25)満足度
100パーセント。いつでも満足しております。
26)影響を受けた作品
特に思い浮かびません。
27)次へのバトン
色んな方の作品バトンを読んでみたいです。ご負担かもしれないのでそっと置いておきます。
以下、テンプレートです。コピペして使ってください。
1)代表作
2)ジャンル、カテゴリ
3)連載開始
4)文字数、話数
5)ストーリー
6)主人公
7)作品のテーマ、コンセプト
8)作品を書いた動機
9)自分が思い描いたテーマ、コンセプトを十分に表現できたか
10)執筆中のエピソード
11)執筆していて、エタりそうになったかどうか
12)気に入っているシーン
13)もっとも気に入っている台詞
14)その理由
15) 気に入っている一文
16)おすすめポイント
17)反省点
18)執筆による作者の変化
19)読者の方々の反応
20)作品を通じての主張、そしてその達成度
21)続編、またはスピンオフ
22)読んで欲しい方
23)書籍化等の希望
24)作品のPR
25)満足度
26)影響を受けた作品
27)次へのバトン