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七話敗北

改訂中

ギィーーン

刀とバトルアックスが激しくぶつかり合う、鍔迫り合いになり、ミノタウロスが体重を乗せてきた、こいつ重てぇ


「プゥモーーーー」


ドンッドンドン

俺は連撃をなんとか盾で防ぐが、すぐに盾がボロボロになってしまう、ッ糞、苦労して手に入れたのに

俺は盾を手放し、刀を両手で握りしめる、手数で勝負だ、攻守交代、着いてこっれか?


「うらぁーーーーーーーーーーー」


右から左から上からと、雨あられと変幻自在の斬撃を降らせる


「ここで決めるぞ!ヘイスト!(スピードが上がる魔法)」


クロウがアシストしてくれる、俺は通常の何倍も速くなった体を持て余しながらも、速く、鋭く、そして読まれにくい斬撃を続ける、そのうちの一つが、、、通った


「ぐぎゃ」


ミノタウロスの口から潰されたカエルのような悲鳴が聞こえる

奴が一歩後退した


「今だ!零、追撃しろ!」

「分かってる、手元でわめくな五月蠅い!」


雷速の勢いで攻め立てる俺達に、ミノタウロス(赤いマッスルマン)は明らかに怯んでいた

そして最後の時が訪れる

俺の放った斬撃の一つが、ミノタウロスの持っているバトルアックスを弾き飛ばしたのだ


「チャンス」「チャンス」


俺は間髪入れずに上段から刀を振り下ろす


「ギャァーーーーーーーーー」


ミノタウロスが断末魔の悲鳴をあげる

そして、奴は斃れた


「はあはあ、勝った、勝ったぞーー」

「やったな零、これで上に上がれる」


俺はウキウキしながら階段を登る、と、その前に、


「魔石回収しなきゃ」


この魔石というのは、モンスターを斃した後に出てくる物で、かなりの値段で売れるらしい

魔石をアイテム空間に入れる


「準備オッケー、さっさと行こう」


そう言って階段を登り始めると、クロウが変な質問をしてきた


「なあ、零の世界で、黒くて、デカくて、空も飛べる生き物なんて言うの?」

「なんで?」


黒くて空を飛ぶ?ゴキのことだろうか?


「いや、居るから、この先に」

「ふーん、でも今更ゴキ程度じゃビビらないよ」

「そうか、ゴキって言うのか」

「ああ、沢山いれば話は別だけどな」

「いや、一匹しか居ねえ」

「そうか、なら楽勝だよ、楽勝」


そんなことを言っていると、重くて頑丈そうな黒い扉が見えた


「んじゃ、開けるぜ?」

「ああ」


ギイーーーーー

扉を開けて中に入る


「ギャォーーーーーーーーーーーーーーン」


そこには







黒くて














巨大な














ドラゴンがいた










「はあ!?なななんで、ドドドドドドドラゴンが?」

「いけ!零、ゴキなんかやっつけちまえ」

「ゴキじゃねえよ、ドラゴンだよ、あんなもんが何匹もいたら地球壊滅しとるわ!」

「あっ、やっぱりドラゴンでいいんだ」

「何の話?、あ、こっち向いた」


ドラゴンはこっちを見ている、、、やばい、見られているだけなのに体が全く動かせない


「グルルルルル」

「零!避けろっ」


ドラゴンの尻尾が俺に迫ってくる、ブォンとゆう恐ろしい風切音が聞こえてきた

ドッカーーーン

もろにくらった、俺の体は何メートルも空中に浮き、吹き飛んだ、この半年間の事が走馬灯の様に・・・

「ぐええ、げほっげほっ」


口から大量の血を吐く、鉄の味が口の中に広がる


「大丈夫か?今回復してやる、メガヒール」


傷がドンドン回復していく


「ちっきしょう、なんか手はないのか、クロウ?!」

「無い訳じゃない、まず、相手の威圧に対抗するためブレイブハート(奮い立つ心)を、次は刀の威力を上げるエアカッター(空気圧を操作する魔法)だな」

「よしっそれやれ」

「分かったブレイブハート」


クロウが呪文を唱えると俺の中にあった恐怖は消えて、代わりに尽きることのない勇気が湧いてきた


「次、エアカッター」


刀の周りに大気が充満していくのが解る、と、突然ドラゴンの右腕が内側から爆発した


「アンギャーーーーー」

「何?何が起こったの」

「強い魔力でエアカッターを唱えると偶に起こる現象です」

「何それコワい」


だが、それでドラゴンを怒らせたのだろう、憎しみのこもった目でこちらを睨み、口を大きく開けた


「おいっ、あいつブレスしようとしてないか、止めないと」

「止めるって、どうやって?」

「魔法だ、魔法でなんとかしろ!」

「無理」


そうこうするうちに、ドラゴンの口に黒い光が集まってしまった

ドシュウーーーーーーー

ブレスをまともに食らってしまい、俺は消し飛んだ、最後に見たものは床に落ちていた、白い薄汚れた、女性用の神官服だった

頑張りました

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