五話修行
改訂中
うん?ここは?
瞼を開けると、そこにはきれいな湧き水がありコンコンと水が出ている、周りを見渡す、小高い丘、そして刀が置いてあった
「やっと起きたか、ずいぶんと起きなかったから少し心配したぜ」
置いてあった刀が喋る
「ああ、そうか、昨日、なぜか急に魔力切れを起こして眠ってたのか」
「何故かっつうか、たぶん俺がC級魔術使った所為だと思うぜ?」
?何でこいつが魔術使うと俺が魔力切れ起こすんだ?
「俺の魔術って基本お前の魔力使ってるから」
は?
「聞いてないぞ、そんな重要な話」
「言ってないから★」
イラっ
「とにかくっ、今度からそうゆう重要なことはちゃんと俺にいえよ!」
「はーい(笑)」
くそっ、ほんとに解ってんのかな(分かっていないことを後日悟る)
「兎に角よ、起きたんなら探索続けようぜ、昨日はリザードマン二体しか斃してねえ」
探索か、でもその前に
「俺、腹減ってんだけど」
「ああ?、そんなもん殺した奴ら食えばいいじゃん」
殺した奴って、ゴブリンとかリザードマンとかか?
「絶対嫌!、あんなもん食えるか!爬虫類系無理だわ」
「わがまま言うなよ、でもまあ、手がないこともない」
手?
「泉の水をのむんだよ、水なら流石に飲めんだろ?」
「水なんか飲んだって腹ふくれるかよ、馬鹿なんじゃねえの」
「馬鹿はおめーだ、いいから騙されたと思って飲んでみな」
俺は少し疑いながら水を一口飲む、するとさっきまでの空腹が嘘のように消えてしまった
「この泉の水は、魔力回復には適さないが、体力回復には抜群の効果を発揮する、ここを拠点に活動すれば、ま、死ぬこたねえだろ」
流石ファンタジー、とんでもないものがあるな、可能ならビンに入れていくつか持ち歩きたい
「判った、ここを俺達の基地にしよう、それで、回復したし、早速探検するか?」
「待ってました、行こ行こ、今日はレベル5は上げるぞ」
「5かあ、上がるかなあ」
「出来るさ、何せ俺が付いてるんだ、ドーンと任しとけよ」
「おうっ、分かった、倍近いレベルアップだけど頑張ってみる」
「倍近い?」
「ああ、今レベル6だから俺」
「はああ!?なんでそんなに低いんだよ、お前どうやって俺を抜いたんだ?俺を抜くには器用がSSS必要なんだぞ!」
「それは、俺のアビリティーのおかげだな」
「アビリティー?」
俺は今まであったことをクロウに話した
「コンテニュー?界神ジス?聞いたことねえな」
「ホントなんだって、神さまが俺のこと気に入ってくれてね、魂を強化したり、アビリティーくれたりしたんだよ」
「ふーん、ま、信じるさ、そうでなきゃレベル6で俺を抜くなんざできねえからな、しかしコンテニューか」
「なんだよ」
「いやなに、コンテニューがあるんだから、多少無理して修行しても大丈夫だよな」
「え?修行って?」
なにか嫌な予感がする
「大丈夫、大丈夫、俺に任せて」
「すごく怖いんだけど」
「いいから、ほら、探索続けようぜ、今日はレベル10アップだ」
「増えてない?さっきまで」
「さっきはさっき、今は今だ!」
いきなり怒鳴った
「修行するのは構わないけど、無茶苦茶させんなよ、死ねるのと死んでもいいのは違うんだからな?」
「分かった死なない程度にする、約束する、だからさっさと行こう」
クロウはそう言っていたが、こいつの言うことは信用できないともっと早く悟るべきだった